GRANRODEO・KISHOW「サニーデイ・サービスを聴くと“雨”っていいなと思う」

GRANRODEO・KISHOW「サニーデイ・サービスを聴くと“雨”っていいなと思う」

GRANRODEO・KISHOW「サニーデイ・サービスを聴くと“雨”っていいなと思う」

結成15周年を迎えたロックユニット GRANRODEOのボーカル・KISHOW(谷山紀章)とギタリスト・e-ZUKA(飯塚昌明)がパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて」。6月23日(火)の放送では、恒例の選曲企画「ハートに火がつく、プレイリスト!」をお届け。メンバー2人が“雨の日に聴きたい曲”をテーマに語りました。


(左から)KISHOW、e-ZUKA



6月といえば梅雨シーズンということで、今回の「ハートに火がつく、プレイリスト!」のお題は“雨”。音楽サブスクリプションサービス・Spotifyから1曲ずつを選び、思い出を語りました。

【KISHOWが雨の日に聴きたい1曲】
「セツナ」(サニーデイ・サービス)


KISHOW:雨は普遍的なテーマだから、候補がありすぎてパッと“これ!”というのが浮かばなかったんですよ。「雨に唄えば」とか、カーペンターズ(「雨の日と月曜日は」)も好きだしね。それこそビートルズには「Rain」があるし、「パープル・レイン」(プリンス・アンド・ザ・レヴォリューション)なんていうのも。

e-ZUKA:あるじゃん!

KISHOW:(雨の曲は)洋楽のイメージが強いんですよね。雨の日にオフだったりすると、家にこもって音楽をずっと聴いているんですよ。そういうときは、いわゆるチル・ミュージックっていうのかな、まったりできて落ち着いたのを聴く。最近の若い作り手の方々がやっている、80年代シティポップをたたき台にした“令和のシティポップ”とかがすごく好きなんですけど、ただ、そういうのをここで挙げるのも、ちょっとシャクだなと思ったんで、今回は違うほうを(苦笑)。

e-ZUKA:うん(笑)。

KISHOW:そういえば、雨の日にこの曲を聴いたら“すごくしっくりきたな!”というのを覚えていたんです。その曲が「セツナ」。サニーデイ・サービスは長く活躍されているバンドで“曽我部恵一さん率いる”という言い方がいいのかな。この曲自体は、2016年のアルバム(『DANCE TO YOU』)のなかの1曲だったんですけど、聴いた日がちょうど雨で。なんか分からないけど“刺さる〜”という。ちょっとエモ的な感じでしたね。

e-ZUKA:すごいですね、雨なのにサニーデイ・サービスを選ぶ。

KISHOW:たしかに(笑)。

e-ZUKA:じゃあ、はっぴいえんども好きですか?

KISHOW:そうね、たまに(聴いてる)。

e-ZUKA:そういう感じだもんね。

KISHOW:曽我部さんは1971年の生まれで、じつは俺とe-ZUKAさんの間の世代。「セツナ」が入っているアルバムも、2016年のときに若い世代のシティポップに啓発されて、突き動かされて、自分もそういうのを作ってみよう、というなかでの1曲だったみたいで結構評価されています。PVも好きなんです。なんか“雨っていいな”と思いました。

【e-ZUKAが雨の日に聴きたい1曲】
「たどりついたらいつも雨ふり」(吉田拓郎)


e-ZUKA:雨というと、日本語の曲で「たどりついたらいつも雨ふり」という曲があるんです。最初、誰のバージョンで聴いたのかが全然覚えていないんですが、たぶんザ・モップスなんですね。もう亡くなられてしまいましたが、鈴木ヒロミツさんがデビューしたグループ・サウンズです。

KISHOW:ああ!

e-ZUKA:GS(グループ・サウンズ)ですよ。日本のサイケデリック・ロックの“始まり”みたいな。それで、この曲はザ・モップスもかっこいいんですけど、その後に子供ばんどがカバーしてるんです。

KISHOW:うじきつよしさんね。

e-ZUKA:子供ばんども、すごくかっこいいカバーがいっぱいあって、例えば「サマータイムブルース」ってあるじゃないですか。もともとはエディ・コクランの曲で、その後ザ・フーが少し違うリフにしたのですが、そのバージョンで子供ばんどが日本語でカバーしている。“暑い夏がまたやってく〜る〜っ♪っと(笑)。それで、ザ・モップスの「たどりついたらいつも雨ふり」は、吉田拓郎さんの作詞・作曲。拓郎さんがソロでデビューする前にやっていたGSバンドのときに作った曲で、後に拓郎さんもセルフカバーしているんです。

KISHOW:ほう。

e-ZUKA:それで、今回は、ザ・モップスのを聴いてほしかったんですけど、Spotifyになかったので拓郎さんバージョンを(笑)。いや〜いいですね、拓郎さんのは。……じつは初めて聴きました(苦笑)。

――そこから話は、話題に上ったグループ・サウンズの当時のレコーディング手法についてのトークに。

e-ZUKA:「たどりついたらいつも雨ふり」も、ザ・モップスは、めちゃくちゃロック。あの時代のアイドル系じゃないグループ・サウンズのバンド、例えば、ザ・ゴールデン・カップスなんかにしても、すごくカバーが多くて、めちゃくちゃかっこいいんですよ。ビートルズをやったり、原型がなくなりそうなほどハードで、評価も年々高まっている。そして、さっきのサニーデイ・サービスさんとの共通点でいうと、レコーディングでAメロをダブルトラックで録っているんです。あなた(KISHOW)も、サビをよくダブル(トラック)にするじゃないですか。

KISHOW:うんうん。声を2本(録音して)重ねてね。

e-ZUKA:そうそう。それをAメロからやるんです。わりと洋楽って、Aメロをダブルで録って、サビはシングルというのが多い。今、曲を聴きながら、そういう手法が雰囲気を出しているんだなと思いましたね、昔のフォークロックの感じを。

番組では、このほか、GRANRODEOがデビュー当時、ラジオ番組の企画として即興で制作した“雨”がテーマの名バラード「Rain Beat」もオンエア。2人は、懐かしそうに当時の制作エピソードを話していました。

----------------------------------------------------
【??この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く??】
聴取期限 2020年7月1日(水)AM 4:59 まで

スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて
パーソナリティ:GRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)
放送日時:毎週火曜21:00〜21:30
番組Webサイト:http://mv-sp.gsj.bz/view.page/menu/program/gr/mada2/top

関連記事(外部サイト)