家具を固定、ラジオで情報収集、冷静に行動…「深夜や早朝の地震」が発生したらどう行動すべき?

手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。6月27日(土)の放送では、地震学に詳しい防災科学技術研究所 首都圏レジリエンス研究推進センター長の平田直さんに「深夜や早朝の地震」について伺いました。


※写真はイメージです



6月25日(木)の早朝4:47ごろ、千葉県東方沖を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生しました。

千葉県で最大震度5弱、さらには、関東の広い範囲で揺れが観測されています。揺れを感じたとき、なかには“大きな地震になるのではないか……”とドキッとした人も少なくないのではないでしょうか。

なぜ今回の地震が起きたのか、平田さんは「千葉県東方沖というのは、これまでにも地震がたびたび起きていて、日本のなかでも地震が起きやすいところです。2011年3月に起きたマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震の後、東北の太平洋側から関東にかけても地震の活動が活発になっていて、(東北地方太平洋沖地震から)間もなく10年になろうとしていますが、東北地方太平洋沖地震の前よりも地震が多くなっている」と見解を示します。

気象庁は、この「東北沖の超巨大地震」の余震活動は少しずつ収まってきているものの、1年あたりの地震の発生数は、この地震の前よりも多い状態が続いているといいます。

1度地震が起きると、周辺で地震が起きやすい状態になると平田さん。「地震というのは、一つひとつ単独で起きるわけではなくて、1度起きると周辺は非常に地震が起きやすい状態となります。今回の震度5弱、強い揺れに見舞われた地域、あるいはその周辺は同じくらいの強い揺れになる可能性があると思います。特に2〜3日はそういった揺れに注意が必要で、1週間ぐらいは、同様の強い揺れになる可能性があるので、気をつけたほうがいい」と警鐘を鳴らします。

では、今回のように深夜や早朝に地震が起きたら、どのような行動をすればいいのでしょうか?

大きな揺れの時には、家具などが倒れてくる可能性があります。日頃から、家具を固定し、寝室の家具は、倒れてもケガをしないところに移動させておきましょう。

驚いて布団から飛び出すと危険なので、揺れが収まるまで待ちましょう。棚から物が落ちて着たり、飛んできたりするかもしれません。頭を覆って身の安全を確保しましょう。揺れが収まったら、家族の安全を確認し、家のなかの状況を把握しましょう。停電している場合は、懐中電灯が必要です。ベッドの近くに常に懐中電灯を置いておくと安心ですね。落ちついて、状況を把握しましょう。

1度揺れが収まっても、またすぐに余震が起こる場合もあります。家のなかでも、ヘルメットがなければタオルなどで頭を保護するようにしてください。

また、津波や土砂崩れが予測される地域は一刻も早く避難が必要ですが、ラジオなどで情報を知ることも大切です。耐震化されている建物の中にいる場合は、すぐに避難しないほうが安全なときもあります。

“避難すべき”と判断した場合は、最小限の荷物を持って避難しましょう。

寝ているときに起こる地震は、日中の地震に比べて実際の震度より大きく感じる傾向があるそうです。だからこそ、落ちついて冷静に行動することが大切です。いつ起こるのか予想がつかないだけに、事前にしっかりと家族で話し合って、寝ている時間に地震が起きた場合の行動を確認しておきましょう。

<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25〜8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bousai/

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