バドミントン金メダリスト・高橋礼華 引退後の思い語る「バドミントン観戦の楽しさを伝えていきたい」

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。10月3日(土)の放送では、前回に引き続き、2016年リオデジャネイロオリンピック(以下、リオ大会)で、日本バドミントン界史上初となる金メダルを獲得した、女子ダブルスの高橋礼華さんをゲストに迎え、お届けしました。


藤木直人、高橋礼華さん、高見侑里



◆本当の意味でのメジャー競技に
藤木:今の日本のバドミントン界は、男女シングルス・ダブルスともに本当にレベルが高いなと思います。特に女子ダブルスは、激しい戦いですよね。

高橋:そうですね。でも、リオ大会の(出場権を賭けた)レースのほうが緊張していましたね。今回の東京オリンピックのレースでは全然緊張しなくて、“出られなかったら出られなかったでしょうがない”という気持ちになれたので。(東京オリンピックのレースのほうが)周りは強いんですけど、私はリオ大会のときのほうがプレッシャーをすごく感じていました。

藤木:バドミントンは、オリンピックの選考基準がハッキリしているじゃないですか。やはり、そのほうがやりやすいですか?

高橋:そうですね。ほかの競技のように採点されて決まるというのではなく、自分たちは相手と戦って勝ち負けで(基準が)しっかりしているので、わかりやすいですね。(選考で落ちても)それは自分の実力不足だなってすごく感じるので、バドミントンで良かったなとは思います(笑)。

藤木:オグシオペアがいて、そしてタカマツペアが金メダルを獲って、男女バドミントンのレベルが上がってきて。最初にバドミントンを始められたときよりも、注目度はかなり上がっているんじゃないですか?

高橋:年々選手も強くなってきていますし、逆に言えば、海外勢ではもともと中国がすごく強かったんですけど、今はちょっとレベルが下がっている状態なんです。2012年ロンドンオリンピックのときには、中国が金メダル5つでしたから。

「日本は強い」とは言われているけれど、リオ大会では私たち(タカマツペア)の金メダルと奥原希望選手の銅メダルの2個しかなかったので、中国みたいな“圧倒的な強さ”になるとなったら、やっぱり5種目で金メダルを獲るぐらいにならないと、日本でも本当の意味でのメジャーにはならないのかなと思うので、そういうところは今後の選手たちに期待したいと思います。


高橋礼華さん



◆バドミントン観戦の楽しさを伝えていきたい
藤木:お客さんの観戦について、“もっとこうしたらいいのに”という思いがあるそうですね。

高橋:母親や観にきてくれる友達に話を聞くと、けっこうバドミントンの試合時間って長いんですよね。例えば、タカマツペアの試合だけ観にくるという場合、昼の時間帯に被ると1時間とか観なきゃならなくなってしまう。“じゃあ、いつお昼ご飯を食べるんだろう?”って考えたときに、バドミントンの(試合)会場の周りには飲食店がなさすぎるなと。野球とかサッカーだったら、出店が出ていたりするんですけど、バドミントンにはそれが全然なくて。だから、そこに私も“何か提供ができたらな”と思っていて、最近はそこに興味が沸いています。

藤木:ビジネスチャンスがそこにあると(笑)。事業にも進んでいきたい?

高橋:やっぱりバドミントンの会場の雰囲気とかも楽しんでもらいたいので。今は“選手を観にくる”“試合を観にくる”という人がほとんどで、もちろんそれもすごく大事なんですけど、“バドミントンの観戦ってすごく楽しいんだよ”ということを、いろいろな人に伝えていきたいなと思うので、そのなかで自分が興味があるのは“飲食かな”と思って、(会場での飲食の提供などを)考えています。

藤木:国際大会とかツアーファイナルも、会場の演出とかにすごく凝っていますよね。

高橋:インドネシアとかに行くと、(試合会場で)お客さんが踊っていたり、サッカーみたいに応援歌のようなものを歌ったり、私たち日本人にもたくさん声をかけてくれたりするんです。日本人は声を出して応援することが少ないと思うんですけど、しっかり声を出して応援してもらえたら選手も絶対にうれしいと思うので、そういうところも協会に言って、私が率先して何かできたらなと思っています。

藤木:そして、来年に開催延期になった東京オリンピック。後輩たちに期待することは?

高橋:今は、バドミントンの試合自体もなかなか再開されない状況にあるので、目標を見失っている選手も絶対にいると思います。でも、自分たちが“オリンピックで結果を出したい”という気持ちがあれば、最終的に結果は絶対についてくると思うので、しっかり私も応援していきたいなと思います。

次回10月10日(土)の放送は、プロランニングコーチの金哲彦さんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2020年10月11日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:TOYOTA Athlete Beat
放送日時:毎週土曜 10:00〜10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/