国指定選択無形文化財の伝統織物「丹波布(たんばぬの)」…200年の歴史を後世に伝えていくために…

吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。10月17日(土)の放送では、「丹波布伝承館」指導員の廣内良(ひろうち・りょう)さんに、「丹波布(たんばぬの)」についてお話を伺いました。


兵庫県丹波市が誇る伝統織物「丹波布」



兵庫県丹波市青垣町。かつて、この町に暮らす農家たちが、農閑期である冬の間の収入源として作り始めたのが、「丹波布」。

畑で栽培した綿から糸をつむぎ、栗の皮や草木で染め、絹を混ぜながら、手織りで仕上げます。

すべての工程を1人の手でおこなう、この地域の伝統織物は、国指定選択無形文化財に指定されています。

200年の歴史を持つ丹波布は、工業化の波が押し寄せた明治時代に、1度途絶えてしまいますが、その後、昭和に入り復活を果たしました。

そんな丹波布の文化を後世に伝えていくための施設「丹波布伝承館」では、糸つむぎ、染色、機織りなどの技術を伝承するほか、丹波布のすべてがわかる展示コーナーや、機織りや草木染などの体験コーナーが設けられていて、糸つむぎ教室も開催しています。


丹波布の文化を後世に伝える施設「丹波布伝承館」



「ほぼ手作りで、身のまわりにあるものを上手く利用して織る織物ですから、生産量としては多くはありません。そういったなかで『丹波布伝承館』では、機織り体験とか糸つむぎ体験とか、綿と種を分離する“綿繰り”という作業を体験していただけます。糸つむぎに関しては、綿が糸になることを不思議に思う方がたくさんいます。それをちょっとでも自分で体験すると、“難しいな”、“すぐ切れるな”ということを実感しながらも、自分もできるようになりたいという方が、少しずつ増えている印象ですね」と廣内さん。


大好評の体験コーナー



地場の作物があってこその「丹波布」。その使い心地は、こんなものでも体感できます。現在、丹波布伝承館で販売されている「丹波布マスク」。そのつけ心地は抜群だそうですよ。

<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55〜14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/miraizukan/