福山雅治「最悪な状況から抜け出したい」18歳で上京した当時の心境を振り返る

リリー・フランキーが“スナックの店主”をつとめる、TOKYO FMの番組「リリー・フランキー『スナック ラジオ』」。12月12日(土)、19日(土)は、2週にわたって俳優・シンガーソングライターの福山雅治さんがご来店。アルバイト女子店員のBABIさんと川村那月さんと共に、ニューアルバム『AKIRA』の制作秘話に迫ります。


福山雅治さん


◆家族写真を番組内で公開
リリー:『AKIRA』はお父様の名前ですよね。

福山:このアルバム『AKIRA』に関しては、すでにリリーさんと朝の4時くらいまで酒を飲んで話しまくりましたね。

リリー:このアルバムは問題作だなって。難産だった分、どんどん福山くんの福山くんらしさというか……。福山くんの家に遊びに行ったとき、アキラさんの写真が飾ってあったんですけど、男前なんですよ。

????番組では『AKIRA』のタイトルチューン「AKIRA」をオンエアした後、福山さんが家族写真を公開する場面も。

福山:ちょうど携帯に、僕が2歳くらいのときに、父ちゃんと母ちゃんとうちの兄貴と写っている写真があるんですよ。

BABI:両方に似てる!

川村:本当ですね。

リリー:美男美女の親だよね。

福山:母ちゃん美人なんですよ。母ちゃんに抱っこされているのが僕で、これ父ちゃん。

川村・BABI:イケメン!

リリー:お兄ちゃんがアキラさんそっくりで、福山君はお母さんに似てるの。福山君とお兄ちゃんは、ほぼ似てないの。

◆最悪な状況から抜け出したい
リリー:なかなか自分の親のことを曲にするというのも、かなり逡巡(しゅんじゅん)があったでしょうね。

福山:僕のパソコンのデスクトップにカタカナで「アキラ」って書いてあるフォルダが3〜4年前からずっとあったんですよ。あくまでアルバムのコンセプトなので、最終的にアルバムタイトルが『AKIRA』という名前にならなくても、制作の入口としてはここから入っていこうと思って、ずっと作業を続けていたんですね。

50歳を超えて、30年を超えるくらい音楽活動をさせてもらえるとはデビュー当時はまったく思っていなくて。音楽的な才能があってデビューさせてもらえたわけでもなく、根拠や確証もなく18歳で東京に出てきて。ファンの皆様の応援のおかげでここまで続けさせてもらえたことの理由や意味を、自分なりに検証したいなっていうのが、とっかかりだったと思うんです。
 30周年を迎えて、ソングライティングをすることへの憧れと渇望ってどこからきているのかなと思って。デビュー当時は事務所から「この作家さんでやってみたら?」と作詞家さんや作曲家さんを提案してもらったんですけれど、それを頑なに拒んだんですよね。歌いたいだけならば楽曲提供を受けて歌に専念するという選択もあって良かったはずで。でも、「ソングライティングをすることに、なんでここまでこだわったんだろう?」と。そして、「18歳のときに、どうしてあんなにも長崎を出たかったんだろう?」と。

僕が17歳のときに父親が癌で1年間闘病して、当時はQOLという考え方も今ほど認知されていなくて放射線や抗生物質での積極的な癌治療をしていたので、すごく身体は弱っていっちゃったんです。母親も僕らの朝ご飯を作って仕事に行って、夕方またご飯を作りに帰ってきたら、夜は病院に泊まり込みで看病するみたいな生活を1年間やって。父は「兄ちゃんと雅治が高校卒業するまでは生きたいんだ」と言ってたんですけれど無念のまま他界して。母親もすごい喪失感で、そのあとに幾ばくかの財産分与をめぐって親戚たちが揉め出したのを見て「最悪だな」って思いましたね。僕にとって故郷を後にした理由というのは、とにかくこの最悪な状況から抜け出したいと思ったのが大きかったんですよね。

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12月19日(土)も引き続き福山さんを迎えて、アルバイト女子店員のBABIさん、川村那月さんと開店。どうぞお楽しみに!


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聴取期限 2020年12月20日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:リリー・フランキー「スナック ラジオ」
放送日時:毎週土曜 16:00〜16:55
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/snack/