街角で質問! 「共謀罪、どう思いますか?」

街角で質問! 「共謀罪、どう思いますか?」

街角で質問! 「共謀罪、どう思いますか?」

東京の声とシンクロするTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」。ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、様々な人々に声をかけ、1つのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーと共に考えるのはパーソナリティの堀内貴之。5月30日のテーマは「共謀罪、どう思いますか?」でした。



共謀罪……正式には「組織的犯罪処罰法改正案」が、衆議院を通過して、参議院で審議入りしました。テロ組織などの「組織的犯罪集団」を対象に、法案に書いてある277パターンの犯罪に対しての準備行為などを処罰する法案。一方野党側は、「警察の権限が強くなりすぎる」「監視社会がエスカレートする」ということで廃案を求めています。朝日新聞が実施した全国世論調査では「賛成」は44%、「反対」は25%。「答えられない」という人が31%という結果に。実際東京の街の人はどう捉えているのか……リアルな質問をぶつけてみました。

◆本郷三丁目で出会った50歳の男性
「あまりよく解わかりません。ただ国民の権利が侵害されるようなことが無いように祈っています。まぁ、国が言っているように、東京オリンピックのテロリスト対策としては有効なのかなとは思います。どちらかと言えば賛成です。テロが起きて人が死んだり、怪我したり、財産を奪われたりするようなことが無ければいいとは思っています」

◆白金高輪で出会った24歳の女性
「計画をしているということはこれから罪を犯そうって思ってるのでそれは罪になるんじゃないかなって。
あったら、あったほうがいいかなって思います。細かい法律を作っていけばいいんじゃないかなって。テロとか、してほしくないので悪い世の中にはなってほしくないなって。ちょっとまだわかんないですね」

◆新宿で出会った58歳の男性
「私はこのような社会の状況では仕方ないと思います。

(賛成?)
はい、そうですね。日本はまだいいほうですけども、外国で色々起きてますんで、そういうものに備える必要もありますし。昔の治安維持法なんかの関係で同じようになるんじゃないかという意見もありますけど、戦前と今では情報の量も全然違うので、それと、市民が普段から色々喋る、発言することもできるので昔のように使われることはないと思います。社会的に今は、70年前や80年前とは全然違う状況なので同じように比較するのはおかしいと思ってます。

(法案として通ったときどうなってほしい?)
普通に使っていいと思いますし、こんだけコンピュータが発達してしまったら通信等に関してはいつでもやろうと思えば出来る状況ですから、きちんと法律を定めてガイドラインをきちんと確認した上でみんながそれを注目して、っていう風にしていかないといけないと思います」

◆白金高輪で出会った45歳の女性
「言論の自由とか思想の自由とかを脅かすような危険なものだと思います。世界的に必要があることであればもっともっと慎重に検討すべきなんじゃないかと思ってます。国連からも意見が出たりしてるんだから謙虚に受け止めて、慎重に議論するべきだとは思うものの、じゃあ自分がデモに参加するとか、積極的なことをしないっていうのも一つあって他力本願ですけども、なんとかして欲しいなって思ってます。

(デモに参加しないのは?)
今はマスメディアのことを真に受けてしまって法案の中身を深く読むまではやっていないので、積極的に自分の意見を発信するっていうところに至ってないと思います。憲法改正とか視野に入れてるのかな、ってなんとなく。9条の事は積極的に改正を反対したいと思っているけども例えばそれに対して集会を行ったりすることで共謀罪が適応されてしまうってことも考えられなくないとすると、権力が国民を言うことを聞かせるっていう流れになってしまうのかなっていうところが怖いと思っています」

◆池袋で出会った24歳のペルー人の男性。
20年前、ペルーでのテロへの脅威から日本に来たご両親の元、栃木で生まれ育った方です。
「日本に必要なのかな?っていうのが第一に浮かびました。オリンピックや国際的なイベントに対して必要なのかもしれないですけど、作るにしてもフワッとしていたかもしれないですね。予め面倒くさくない様に先に作ってしまおう!ってスタンスに感じました。未然に防ぐって意味では有効だと思います。まぁ色々言いましたけど、賛成なんです。やっと固まりつつって話しなんですけど、もうちょっとわかりやすいものを作った上で提示すべきだったとは思いますね。ちょっとしばらく見て行きたいです。家族に説明しなきゃいけないので! 外の親戚も気になっているみたいで。基本的には海外の人は自分の国の事知っている前提で話しかけてくるので!

(日本人は興味が無さ過ぎますか?)
はい。自分の国の事なのに無関心過ぎません? 自分の未来が決まって行く場なのに。決定権を持っているのに! もっと関心を持つべきだと思います!」

◆丸の内で出会った45歳の女性
「賛成でもあり反対でもあります。未然にテロを防げることに関してはそういう法律があったほうがいいかなと思いますが、言論の自由とかその辺りに関しては今の状況だと分かりづらい。言論の自由も守られるべきものだと思うので、マイノリティが排除されるという状況は良くないと思ってます。ひとりひとりの言論がきちんと活かされるということは大切だと思いますし、反対意見は反対意見としてきちんと議論できる世の中であってほしいと思うので。戦前の世界に戻ってしまうような感じがしますし、今の時代にフィットするような法律でないと思うので色んな人の意見が守られるということは非常に大切だと思います。みんながYesしか言えなくなるような世の中はイヤという感じですね。

(賛成の気持ちと反対の気持ち、どのくらいの割合ですか)
半々ですね。クリアにしてほしい! 不安が多すぎて。そこは時間をかけて納得する方法を取っていただきたいと感じているところです」

◆有楽町で出会った47歳の男性
(共謀罪についてどう思われますか)
「反対ですね。悪いようにとれば戦争の時と同じじゃないかという。そういう風には使わないよと口で言ってるだけのような気がするので、実際違うんであればちゃんとした説明をしてほしいということがあります。

(何かはっきりしないところが)
そうですね。報道の自由を制限するようなことはしませんと言ってるんだけど、その時勢になった時にその責任者が判断するような法律になってる気がします。

(どうすればそのデメリットが和らぐと思われますか)
オリンピックのあとにやればいいと思うんですよね。オリンピックのためにみたいな言い訳をして決めようとしてるけど、そうじゃなくてもテロとかは限時法で何とでもなると思うので、それが過ぎた後にちゃんと議論をして。オリンピック前に時間がないから決めようという風になりかねない気がするので。

(共謀罪のメリットは何か感じられますか)
今の法律が可決されたとしてもアメリカにとってのメリットはあっても日本のメリットっていうのはそんなに大きくないと思っているんですけど。国際社会的に見ればその辺りが整備されてないのでやりなさいよと言われてるんだと思いますけど、それを早急にやりすぎてるところもありますし。日本は日本なりの法律を踏まえて、直すところは直すとやってるんでしょうけど、ちょっとそれがはっきりしないというか。難しくしすぎてる感じがするんですよね」

【説明不足のまま進んでいく法案……国民の不安は?】

街の人々の声は、「まだ何とも言えない」「全てをクリアにさせてほしい」と、今の段階では賛成・反対が明確にはわからないという意見が多いようでした。また、しっかりと自分の国のこととして捉え考えている方、正直よくわからないというままにしてしまっている方がはっきりと分かれた形になりました。

堀内貴之は「やはり不安となっているのは、事を早く進めてどんどん新しいことを可決してしまうという部分なのかなと声を聞いていて感じました。説明が足りていないまま、また何か名前の怖いものが通過しそうだけど大丈夫!?という気持ちになっている。国ももう少し正確に説明してくれないと、国民は悪い可能性も考えてどんどん不安になってしまいますから」とコメント。私たちもまずはしっかりと今の状況を把握し、他人ごとではなく学び考えることが大切なのだと感じるオンエアでした。

<番組概要>
番組名:「シンクロのシティ」
放送日時 :毎週月〜木曜15:00〜16:50
パーソナリティ:堀内貴之、MIO
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/



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