USJ“成功の理由”とは? テーマパークの集客合戦を分析

USJ“成功の理由”とは? テーマパークの集客合戦を分析

USJ“成功の理由”とは? テーマパークの集客合戦を分析

コラムニスト・小田嶋隆が水曜パーソナリティをつとめるTOKYO FMのニュース番組「TIME LINE」。11月30日(木)の放送では、テーマパーク経営の研究者・中島恵さんが出演。テーマパーク業界の集客合戦について論じました。



同日の夕刊などが、オリエンタルランドの運営する東京ディズニーリゾートが大幅に拡張することを報じました。2025年までの着工を目指し、投資額は3,000億円規模。その背景には、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の追い上げがあると中島さんは分析します。

USJは昨年、入場者数で東京ディズニーシーを上回り、テーマパーク入場者数世界ランキングの4位を記録。日本国内では、入場者数1位が東京ディズニーランド、2位がUSJ、3位が東京ディズニーシー。中島さんは「バイオハザードやワンピースなど、日本でヒットした作品のコンテンツを使って集客していることと、ハロウィンなど参加型のイベントを打ち出していることでUSJは成功している」と考察します。

また、急激なV字回復をしている長崎のハウステンボスは、人工知能を搭載したロボットが一部で従業員をつとめる飲食店「変なレストランROBOT」、夜に300機のドローンを飛ばすショー「インテル?シューティング・スター?」を開催するなど工夫を凝らしているそう。東京のサンリオピューロランドも、公演後のミュージカル俳優と握手や写真撮影をする機会を設ける「会いに行けるアイドル」作戦を展開するなど、熾烈な集客合戦が繰り広げられているそうです。「これまでは乗り物に乗っているだけだったテーマパークが、お客さん主体で楽しむ場所になっている。お客さんにとって毎回違う結果になるのでリピートにつながる」と、業界の変化について中島さんは語ります。

一方で北九州のスペースワールドなど、閉園するテーマパークがあるのも現実。中島さんによると、一部のテーマパークに集客が集中し、そのほかは悲惨な状況だとか。

「(テーマパークは)常に追加投資をして、お客さんに何か新しさを与える必要があります」と中島さん。「USJのようにお客さんがハロウィンにゾンビのコスプレをしても、運営側には金銭的な負担がありません。でもお客さんはイベントに参加して楽しい経験ができる。お互いにウィンウィンになるようなビジネモデルを作る必要がある」「外国人観光客の増加にあわせて、英語や中国語にも対応していく必要がある」など、今後業界で生き残るための戦略を提案していました。

<番組概要>
番組名:TIME LINE
放送日時:毎週月〜木曜19:00〜19:52
パーソナリティ:佐々木俊尚(月)、速水健朗(火)、古谷経衡(火)、ちきりん(水)、飯田泰之(水)、小田嶋隆(木)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/timeline/

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