米津玄師「低い声を受け入れて生きていく」“嫌い”との付き合い方

米津玄師「低い声を受け入れて生きていく」“嫌い”との付き合い方

米津玄師「低い声を受け入れて生きていく」“嫌い”との付き合い方

11月1日にニューアルバム『BOOTLEG』をリリースした米津玄師さんが、10月30日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。この日の番組テーマは「嫌いの因数分解」。“嫌い”という感情を持ってしまう理由や、その感情との付き合い方などについてリスナーと共に考えていきました。その中で、パーソナリティのとーやま校長とあしざわ教頭が、米津さんに“嫌い”と感じる物や人について訊ねた部分をピックアップしてお届けします。



とーやま校長:米津先生がパっと思い浮かぶ10代の頃に嫌いだったものとか、こういうヤツ嫌いだったなとかあります?

米津:自分以外の人間は、大体みんな嫌いでしたね(笑)。

とーやま校長:おっと〜(笑)。それは何でですか?

米津:今になって思うのは、色んな自分の弱さとか自分の至らなさとか、うまくできない自分に対して八つ当たりみたいなことをしてたのかと。「お前ら全然ダメだ」みたいな感じで、ただ「嫌い」と言いたいがために言ってたところはあるのかなって何となく思いますけどね。

とーやま校長:理由もなく、“とにかくなんか当たり散らしたい”とか。「まさに今の俺だわ」って思ってるヤツもいるんじゃない?

あしざわ教頭:そうですね。

――ここで、リスナーのメッセージを紹介
『「嫌い」っていうのは、元を辿ると自分に辿り着く、みたいな話がいつまでも心に残ってます。時々、自分がひたすら嫌いになることがあります。その元を辿ると自分に辿り着く。そして延々と堂々巡り。他人のせいにしたくないし、気にせず忘れてしまうのもまるで逃げ出すみたいで嫌です。こんな時、どうすればいいですか?(15歳・男性)』

あしざわ教頭:辿って行くと、結局自分のことになっちゃうっていうことですね。

とーやま校長:米津先生は、自分に対してはどうなんですか?

米津:自分嫌ですねー。今でも嫌です。周りとか、それこそ女の子とか見てて、自分じゃ絶対に出せない歌声をしてる人間を見てたら、「なんで俺はこんなに低い声なんだろう?」とかすごく思う。それこそ今回のアルバムに入ってる池田エライザさんとか、「打上花火」のDAOKOちゃんとか見てて、儚くってか細くって、そういうのを与えられると、「何で俺はこんな感じで生まれてきたんだろう」みたいな、嫉妬みたいな感覚が強くありますね。

とーやま校長:へー! それは、折り合いをつけるんですか? それとも、そのまま次に行くんですか?

米津:頭のどっかに、それはずっとありますね。基本的に嫌ですね。

とーやま校長:例えば声だったら、手術とかしない限りずっとその声なわけじゃないですか。一生付き合って行かなきゃいけないじゃないですか。

米津:一生付き合っていかなければいけない中で、「じゃあどうやって美しく生きるか」っていうことを日ごろ考えていかなければならないわけであって、そことの葛藤ですよね。綱の引っぱられ合いというか、そんな感覚がものすごく強くあります。

とーやま校長:もちろん今回のアルバムも美しい曲がたくさんですけど、そういった自分の引っぱられ合いとかも全てを超越するような美しい音楽を作った時に、そういうのが消えたりとかしないんですか?

米津:いや、これは一生消えないと思いますけどね。それでいいと思うし、それを受け入れて生きていくっていうのが一種の美しさだろうなと思います。

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聴取期限 2017年11月7日AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:
月〜木曜 22:00〜23:55
金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ http://www.tfm.co.jp/lock/

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