体罰は“あり”か“なし”か…賛成派の岸博幸氏が斬る!

体罰は“あり”か“なし”か…賛成派の岸博幸氏が斬る!

体罰は“あり”か“なし”か…賛成派の岸博幸氏が斬る!

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
9月6日(水)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、慶應義塾大学大学院教授の岸博幸さんとともに、昨今話題となっている“体罰”についてお届けしました。



世界的トランペット奏者として知られる日野皓正さんが、先日、世田谷区で行なわれたコンサートの演奏中、ソロパートをやめない男子中学生に往復ビンタをしているような映像が一部メディアで取り上げられ、その是非について議論が起こりました。

子どもを指導する際に、やむを得ない体罰はありなのか……現在子どもたちにサッカーの指導をしている中西は、「いかに子どもたちに納得してもらって動くかということがいいプレイに繋がっていくと思います。(体罰に関しては)理解できない部分がありますね」と言います。一方で岸さんは、体罰を肯定的に捉えているようです。

「私はもともと体育会系の人間であることもあって、体罰は賛成です」と話す岸さん。実際、大学院でも体罰まではせずとも生徒を厳しく指導し、自分の子どもに対しては悪いことをした場合には厳しいしつけをしているそうです。

しかし、今回の日野さんの一件に関しては、違和感を感じる部分が非常に多いと岸さんは言います。ひとつは体罰に関する報道がされるとメディアを含め凄まじい議論に発展し、体罰はいけないという論調が巻き起こるということ。そういった流れが結果的に若い人を甘やかしている面があるのではないかと指摘します。

もうひとつは、今回、日野さんがコンサートの公演中、一般人の目の前で暴力をふるったこと。「当たり前だけど、これは非常に雰囲気を悪くしますよね」と岸さんは言い、さらには「本当に文化を担っている意識があるならば、そういうことは一般の人の前ではやらないはず」と続けます。

一例として、高級料理店でそのお店のトップが弟子を厳しく指導するのを、お客が目の当たりにしたら当然雰囲気が悪くなると述べ、本当に文化を担う人間であれば体罰を含め厳しい指導は公の場でやるべきなのか考えなければいけないと言います。

その上で岸さんは、「自分はこういう流儀だから、人前でも平気で(体罰を)やりますよっていうのは単なる頑固ジジイになっちゃっているんですよ」と辛辣な意見を展開。
世間も日々変化していくなか、文化の在り方や指導の仕方も進化していかなくてはいけないと訴え、昔のやり方、昭和のやり方が良かったと言い続けたところで文化が維持できるはずがないと岸さんは主張。

最後には「何でも暴力がいけないという考え、論調も一度見直さなくてはいけない」と言いつつ、「同時に厳しい指導をする側も今までの自分のやり方が正しいのか、一度よく反省しないといけない」と自らの考えを話し、そうでないと体罰に対する論議がいつになっても良くならないと話していました。

【番組概要】
番組名:「クロノス」
放送日時:毎週月〜金曜6:00〜8:55
パーソナリティ:中西哲生(月〜木)、速水健朗(金)、高橋万里恵
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/

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