岸博幸氏、裁量労働制の推進に「無限の残業につながりかねない」

岸博幸氏、裁量労働制の推進に「無限の残業につながりかねない」

岸博幸氏、裁量労働制の推進に「無限の残業につながりかねない」

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。2月21日(水)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、慶應義塾大学大学院教授の岸博幸さんに「厚労省のデータ問題と働き方改革」について伺いました。



政府が今国会の目玉としていた「働き方改革」について、法案の根拠としていた厚生労働省のデータが不適切だったことがわかりました。これを受け、安倍首相は国会での過去の答弁を撤回し、加藤厚生労働大臣は謝罪。しかし、国会での法案成立を目指す姿勢は変えていないようです。

厚労省のデータ問題について、岸さんは開口一番「めちゃくちゃ腹が立っている」と言い、続けて「大きな問題点が3つある」と指摘します。1つは、今回の件で政府が作成する統計データの信頼性が失われかねないということ。

2つめは、データの内容について。政府が裁量労働制の導入を重要課題だとするのであれば、本来であれば毎年調査して最新のデータをもとに進めるべきところです。「実際公表されたデータは5年前に1回だけ調査したもの。その後の数値が取られていないこと自体、論外」とばっさり。

そして3つめは、不適切なデータであるとの外部機関からの指摘をおよそ2週間放置していたこと。「自ら公表して謝罪した上で、正しいデータを発表するべき。それもせずに裁量労働制の導入を言われても多くの国民は違和感しか感じないと思う」と怒りをあらわにします。

さらに岸さんは、政府が推し進めようとしている裁量労働制の拡大について、「クリエイティブな仕事など、成果が時間で計れない職種など一部に導入するのはいいと思う」と基本的には賛成。しかし「工場勤務やオフィスワークなど定型的な仕事をしている人に導入すれば、無限の残業など長時間労働につながりかねないので絶対にダメ」と裁量労働制の危険性を述べていました。


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【番組概要】
番組名:クロノス
放送日時:毎週月〜金曜6:00〜8:55
パーソナリティ:中西哲生(月〜木)、速水健朗(金)、高橋万里恵
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/

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