中日・松坂大輔「1軍のマウンドで恩返しを」今シーズンにかける思い

中日・松坂大輔「1軍のマウンドで恩返しを」今シーズンにかける思い

中日・松坂大輔「1軍のマウンドで恩返しを」今シーズンにかける思い

藤木直人、伊藤友里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。3月3日(土)の放送では、中日ドラゴンズの松坂大輔投手が登場。藤木が沖縄県のキャンプ地を訪れ、松坂投手に長いリハビリ生活で感じたこと、さらには今シーズンにかける思いを伺いました。

松坂大輔投手(右)と、パーソナリティの藤木直人



藤木:今シーズンから中日ドラゴンズに入団。背番号99はご自身で選ばれたんですか?

松坂:球団からの提示は20番か99番でした。選手としては若い番号をつけたいという気持ちがあります。けれど、20番はドラゴンズのエース番号で、(現役当時つけていた)星野(仙一)さんが亡くなられたというのもあり、別の球団からパッと入ってきた僕がつけるべきではないと思いました。この番号はドラゴンズで結果を残したふさわしい人がつけるべきだと思ったので、そうなると99しかないなと。

藤木:2択だったんですね。

松坂:そうですね。大きい番号をつけるイメージがまったくできなくて、いろいろと数字に意味を持たせようとしましたね。(9と9を)足せば18だし、僕にとって意味のある数字なんだと思うようにしました。

藤木:福岡ソフトバンクホークスを退団されて、中日にはテスト入団でしたが、森(繁和)監督の存在は大きかったですか?

松坂:(中日に)とる、とらないは別として、日頃から森さんは気にかけてくれていたので。退団の報道があって一番初めに声をかけてくれたのがドラゴンズでした。森さんとたまたま電話で話す機会があって、「来年のために、しっかり練習しておけよ!」と言われて、「どうなるかわからないですけど、しっかり練習しておきます」と話しましたね。テストでしっかり投げられる姿を見せてくれと言われたのが年明けで、僕はその時点でしっかり投げられる自信があったので「分かりました」と答えました。

藤木:では、テストのときのピッチングで緊張するなど、ナーバスになるということもなかったですか?

松坂:関係者や選手がたくさん見ているなかで投げたので、ちょっと緊張しました(笑)。

藤木:ドラゴンズのチームの印象はどうですか?

松坂:年下の選手ばかりなんですけど、接しやすくて、明るくて、面白くて……外から見ていたときのイメージとは違いましたね。

藤木:若手投手中心に焼き肉会を開かれたとお聞きしましたが。

松坂:比較的年齢の近いピッチャー陣と練習しているんですけど、「一度みんなでご飯行きましょうよ」と言われて。ストレスのないタイミングで「ご飯行こうか」と言ったら、若い選手たちは「お肉が食べたい」と言うので、焼肉屋で食事会をしました。

藤木:選手間での垣根というか…そういうのもなく、みんなすんなり接してくれていますか?

松坂:入団した当初のことを考えると、最近は年下の選手たちともよく喋りますし、かなり喋りやすくなったのかなと思っています。最初の頃は若い選手が構えている感じがしたので、食事会の後はすごく気楽になった感じがします。

藤木:ここ3年は右肩のケガの影響もあって1軍での登板が1試合という状況ですが、現在、肩の調子はいかがですか?

松坂:今のところ順調にできていますね。もちろん(状態の)浮き沈みはありますけど、僕はそれと上手く付き合っていかなければいけないと思っているので。

藤木:リハビリが長く、ご苦労もありましたか?

松坂:つらかったんですけど、(その経験を)これからの野球人生に活かしたいですし、野球が終わってからの人生にも活かせることだと、自分に言い聞かせながらリハビリをしていました。

藤木:リハビリを乗り超えて投げられるようになって、松坂投手の目指すところはどこですか?

松坂:やはり昔のようなスピードのある真っ直ぐ(を投げるの)は、正直難しいことだと思う。ただ、若いときから今もそうなんですけど、ちゃんとしたストレートが投げられないと僕の場合はどうにもならないので。昔のように見てわかるような速いストレートではないかもしれないですけど、バッターにとっては速く見えるようなストレートを投げられるようにしないといけないと思って、キャンプでは(練習に)取り組んでいます。

藤木:間もなく新シーズンが始まりますけど、具体的な目標はありますか?

松坂:数字とかはなかなか言えないんですけど、まずはしっかり戦える体の状態を維持して1年間投げ抜きたい、投げられる状態を維持できればどうにかできると思っています。

藤木:初のセ・リーグということで、打席に立つこともあるかと思います。藤川球児投手(阪神タイガース)の球を打ちたいというお話をされたんですか?

松坂:(埼玉西武)ライオンズにいたときに交流戦で対戦したことがあったんですけど、そのときに藤川球児投手のストレートを見て感動したんですよね。

藤木:そんなに(他の投手と)違いました?

松坂:これがいわゆる“火の玉と言われているストレートなんだ!”と思って。人のストレートを見て、そう思ったことは今までなかったですね。衝撃を受けた真っ直ぐは彼だけですね。

藤木:藤川投手も“松坂世代”ですよね。“松坂世代”という言葉についてはどう感じていますか?

松坂:正直、若いときは少し嫌でしたね。同じ年代に生まれたことでひと括りにされるというか……「一緒にしないでくれ」と思っている人もいるでしょうし。申し訳ないなっていう気持ちはあったんですけど、最近は僕と同い年のお父さんやお母さんから「昔から挨拶するときは『松坂世代』って使わせてもらっています! これからも使わせてもらいます! 頑張ってください!」って応援の声もあり、いつまでも使ってもらえるように頑張りたいなって思いますね。

藤木:最後に、今シーズンの意気込みをお願いします。

松坂:ここに来るまでに、いろいろな方に支えられて続けられてきているので、その感謝の思いを1軍のマウンドで伝えられるように、できれば早い時期にその恩返しができるように頑張りたいと思います!

<番組概要>
番組名:TOYOTA Athlete Beat
放送日時:毎週土曜 10:00〜10:50
パーソナリティ:藤木直人、伊藤友里
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/beat/

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