「児童養護施設に住んでいる」高1女子の悩み

「児童養護施設に住んでいる」高1女子の悩み

「児童養護施設に住んでいる」高1女子の悩み

TOKYO FMのラジオの中の学校「SCHOOL OF LOCK!」では、日々10代のリスナーから寄せられた声をお届けしています。
5月31日の放送では、児童養護施設で暮らす高1の女子リスナーの悩みを取り上げました。パーソナリティのとーやま校長とあしざわ教頭が、このリスナーと直接電話で話したやり取りを紹介します。



◇◇◇ ◇◇◇
とーやま校長「今、思っていることがあるんだよね?」

リスナー「はい。中学校1年生から家庭の事情で児童養護施設で暮らしているんですけど、『施設に住んでいるよ』っていうことを高校で初めて出会った友だちに言ったほうがいいのか悩んでいます」

とーやま校長「中学の時に施設に住んでいるってことを、友だちに言ったことはあるの?」

リスナー「あります。通っていた中学校は施設のみんなも行っていて、地域の人は知っているので」

とーやま校長「そうか。共通の認識があったんだね。このタイミングで高校の新しい友だちに、このことを言ったほうがいいのかって思ったのは、何かきっかけあったの?」

リスナー「きっかけは、中学の頃塾に通っていて、別の中学の子に『施設に住んでる』と言ったことがあったんです。気軽に言ったんですけど、“ゴメン”ってすごく謝られて……」

とーやま校長「その友だちは“聞いちゃいけないことを聞いちゃった”って思ったんだ?」

リスナー「多分、そうです。今までは施設について話すことに対して、何かを思ったことはなかったんです。だけど、自分が“一般の人はこういう風に思っているんだろうな”って思っていたことと実際とでは、大きなギャップがあったことに気がついて……」

とーやま校長「自分でもびっくりしたんだね。それで高校の新しい友だちに言ったほうがいいのか? っていうのに繋がるんだね」

リスナー「はい。高校は今までと違っていろんな所から生徒が来ているから、施設の存在を知らないっていう人もたくさんいて……」

あしざわ教頭「施設を知らない人は、“施設”という言葉にイメージがついちゃっているのかもしれないね」

リスナー「中学の時の塾の友だちには、“どう思ったか正直に教えて?”と聞いたんです。そしたら“テレビの中の話だと思った”って言われて、全然身近じゃない存在なんだなって思いました」

とーやま校長「だけど、その友だちは正直に言ってくれたわけじゃん。初めて知ったからそういう反応になっちゃったけど、相手も悪気は無かったと思うんだ。俺や教頭はたくさん生きている分、施設で暮らしている人や働いている人がいるっていうのはわかる。おおよその事情は想像できるから、“そうなんだ”っていう感じで受け止めることができる。でも友だちはまだ10代だし、そういう話が身近にあるわけではないよね」

リスナー「はい」

とーやま校長「だから、自分自身が“普通だよ”って思って過ごしていれば、周りの友だちも“普通じゃん”と思うようになると思う。だからこのままでいればいいんじゃないかな」


――ここで、別のリスナーから届いたメッセージを紹介しました。

【俺も養護施設に住んでて、高校の友達に言うのはやっぱり抵抗があったけど、言ってみたら想像と違って普通に接してくれた(笑)。(17歳・男性)】



あしざわ教頭「相手は気を遣って思わず“ゴメン”って言ってしまったと思うんだよね。そこから施設の話をすることによって、校長が話していたように理解をするし、お互いの共通言語として成立するんじゃないかな?
俺も母親が亡くなってて、たまに友だちと家族の話になった時に『うちは母親が亡くなっているんだけど』みたいな話をすると、“ごめんなさい!”みたいな空気になったりするの。でも周りは知らないんだからしょうがないじゃん。そこで“大丈夫ですよ”ってことをこっちから提示していくと、相手も理解してくれるんだよね。それに近いのかなって思ったな」

リスナー「あぁ〜」

とーやま校長「話の流れでそのことについて話すと、結構な確率で“ゴメン”っていう反応をされるかもしれない。なぜなら、みんな知らなくてびっくりするから」

あしざわ教頭「でも友だちだったら、そういう話をしてくれたら俺は嬉しいけどね。そこからもっと仲良くなれるし、そういう話をできる相手のほうがどんどん気軽に話せると思うな」

とーやま校長「うん。知らないことが突然目の前に現れたから、みんなびっくりしているだけだよ。それが普通だって分かったら、友だちなんだから分かってくれるよ」

リスナー「自分の普通をどんどん広めて、みんなの普通にすればいいんだなって思いました!」

とーやま校長「そうだね。ということは特別に意識しなくてもいいし、いつものお前でいればいいんだよ!」

リスナー「はい!」

とーやま校長「話聞かせてくれてありがとう。たくさん友だちを作って、たくさん思い出を作れよ。ただ、高校生活はあっという間だからな! 振り落とされないようにな!」

リスナー「はい(笑)」

とーやま校長「じゃあね!」

リスナー「ありがとうございました!」

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:
月〜木曜 22:00〜23:55
金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ http://www.tfm.co.jp/lock/

<今後の予定>
6/1(木) 私立恵比寿中学が生出演
6/1(木) SHE’S「Over You」初オンエア
6/6(火) 9mm Parabellum Bulletが生出演
6/5(月)6(火) きゃりーLOCKS!に叶姉妹がゲスト出演
「未確認フェスティバル2017」ネットステージ投票受付中!

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