“世界のCGを変えた男”西田友是の偉業

“世界のCGを変えた男”西田友是の偉業

“世界のCGを変えた男”西田友是の偉業

コラムニスト・小田嶋隆が木曜パーソナリティをつとめるTOKYO FMのニュース番組「TIME LINE」。11月30日(木)の放送では、ギリア株式会社代表の清水亮さんが登場。「日本のコンピューターグラフィックス(CG)の礎を築いた男」と題し、CG関連の功績で紫綬褒章を受章した東京大学名誉教授・西田友是さんについて語りました。

※写真はイメージです。



清水さんが西田さんと知り合ったのは1999年。清水さんがゲーム業界の勉強会に西田さんを招いたのがきっかけだそうです。「西田先生は世界のCGを変えた人」と清水さん。エネルギーの行方を熱力学的に処理して柔らかな陰影を表現する「ラジオシティ」法は、現在の映画では欠かせないCG技術。これを世界で初めて実現したのは西田さんだとか。映画「タイタニック」の波の表現も西田さんの技術力が大きく影響を与えていて、清水さん曰く「どれくらいすごいかというとジェームズ・キャメロンが(感謝して)あいさつしに来るくらい」とのこと。
また、“CG界のノーベル賞”と言われている「スティーブン・A・クーンズ賞」を受賞した唯一のアジア人でもあり、清水さんは「世界的にすごい功績を残しているんです」と西田さんを称賛しました。

一方、西田さんの(紫綬褒章の)受章について、清水さんは「遅すぎる」と意見します。その背景には、西田さんの仕事を評価する日本の体制が遅れていたことがあるそうで、「(西田)先生は世界的な学会で論文を次々と通すんですが、日本には知られておらず、いくら活躍しても評価されなかったんです」とのこと。

キーボードやディスプレイのない時代からCGに取り組んでいたという西田さん。なぜいま認められたかというと、東京大学で教授のポストに就いたことも要因だとか。小田嶋が「東大という後ろ盾がつかないと認められない部分もあったんですね」と意見すると、清水さんは「ずっと埋もれてしまっていた」と同意しました。

そんな西田さんの人生から清水さんが学んだのは「認められなくてもあきらめないこと」。「認められなくて当たり前なんです」と清水さんが唱えると、小田嶋は「あまりにも傑出しているから、普通の人にはわからないという時代を過ごさないと理解されないんですね」と述べていました。

<番組概要>
番組名:TIME LINE
放送日時:毎週月〜木曜19:00〜19:52
パーソナリティ:佐々木俊尚(月)、速水健朗(火)、古谷経衡(火)、ちきりん(水)、飯田泰之(水)、小田嶋隆(木)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/timeline/

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