本心が見えてくる!?「表情を読み取る力」の磨き方

本心が見えてくる!?「表情を読み取る力」の磨き方

本心が見えてくる!?「表情を読み取る力」の磨き方

日本が世界に誇る各界の“知のフロントランナー”を講師に迎え、未来の日本人たちに向けてアカデミックな授業をお届けするTOKYO FMの番組「未来授業」。
8月24日(木)の授業講師には、空気を読むを科学する研究所・代表の清水建二さんが登場しました。

清水さんは、東京大学大学院でコミュニケーション論などを学んだ後、表情から人の感情を読み解く理論・技術である「FACS:顔面動作符号化システム」を習得。現在は、企業や公的機関の研修、コンサルティングのほか、ニュースやバラエティ番組で著名人の表情分析をするなど活躍しています。

これまで、表情分析の基本、相手の表情から感情を読み取る方法、心を読み取るリスクをお届けしましたが、4時間目となる今回は、「表情を読む技術がもたらすメリット」をテーマに、表情分析のポジティブな使い方について話していただきました。



◆表情を探知するAIの進化と可能性

AI(人工知能)で表情分析できるアプリが既に存在していることは、3時間目に紹介しましたが、さらにAIが進化することにより、表情分析はさまざまな分野に広がる可能性を秘めていると清水さんは言います。

そのひとつとして清水さんが挙げたのが、ライブ。もしもアーティストやファンの感情に応じて、その日の曲順や照明などが変化したら、それはみんなにとって1度きりのライブになることでしょう。「表情を探知できるAIを導入すれば可能」だと清水さんは話します。
そのほか、居酒屋やレストランの個室にAIを付けてカップルの感情の変化に応じて照明やBGMがロマンチックな感じになったり……。さらには選挙にも! 2人の候補者が政策について喋り、聴衆の表情をAIが検知して、どちらの候補者のスピーチにいい感情を持っているかを予測することもできるのだとか。

◆表情を読み取る力を培う

このようにAIの進化とともに無限の可能性が広がる「FACS」ですが、そうした技術にばかり頼るのではなく「自分の目で表情を読み取る力を磨くことも大切」だと清水さん。
SNSなどの普及によりスマホでのやり取りも増え、職場でもパソコン越しで会話をしたり……と、相手の表情を見て喋る機会が減り、みんな話す相手の本心がわからなくなっていると警鐘を鳴らします。

清水さんは、「直接コミュニケーションを取ることで、感情の間合いがわかるようになる」と話し、「それを体感しないと、人の表情や感情の起伏を読んだり、どういう言葉が人を傷つけて、どんな言葉が人が喜んでくれるのかとか、とても重要なことがわからなくなる」と人と会話をすることの大切さにも触れました。

清水さんは相手の表情を読み取る力を培うことで「危険やネガティブなことを回避することができる」と断言。さらに、「相手にどの情報を伝えるべきか、伝えないべきかが見えてくる。そうすると話もうまくなるし、効率的に話せる効果があると思います」とメリットを話してくれました。

【番組概要】
番組名:「未来授業」
放送日時:毎週月〜木曜19:52〜20:00 /日曜5:30〜6:00(「未来授業 SUNDAY CLASS」)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/podcasts/future/

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