まだ注意が必要なインフルエンザ…今年流行した背景とは?

過去に例のないインフルエンザの大流行 B型は2月後半から春先にかけて広まるタイプ

記事まとめ

  • 今年のインフルエンザ患者数は1月15日の週から3週連続で最多更新し大流行が続いた
  • アメリカやイギリスではA型H3N2が大流行し、子どもや高齢者を中心に被害が拡大
  • 「(H3N2のウイルスが)日本で流行しなかったのは不幸中の幸い」と大学教授は話した

まだ注意が必要なインフルエンザ…今年流行した背景とは?

まだ注意が必要なインフルエンザ…今年流行した背景とは?

まだ注意が必要なインフルエンザ…今年流行した背景とは?

コラムニストの小田嶋隆がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのニュース番組「TIME LINE」。2月15日(木)放送の「フォーカス」のコーナーには、渡航医学が専門で海外の感染症にも詳しい関西福祉大学教授の勝田吉彰さんが出演。「過去に例のないインフルエンザの大流行」について伺いました。



今年のインフルエンザ患者数(1週間報告数)は、1999年の調査開始以来、1月15日(月)の週から3週連続で最多を更新し、過去に例のないインフルエンザの大流行が続きました。日本で主に流行したインフルエンザのタイプは、A型H1N1、B型の2種類。インフルエンザB型は、通常であれば少し暖かくなってくる2月後半から春先にかけて広まるタイプですが、「B型が例年より早く流行し始めたためA型の流行と重なり、結果的に感染者数が多くなった」と話します。

一方で日本よりもインフルエンザの猛威が深刻なのが、北半球に属する国々です。「特にアメリカやイギリスのメディアでは連日インフルエンザの報道一色」と勝田さん。2009年に新型インフルエンザが蔓延した際よりも大きな被害が報告されたそうです。

北半球で流行したインフルエンザのタイプはA型H3N2。特に子どもや高齢者など抵抗力の弱い人を中心に被害が出ており、感染したら命を落としたケースも連日報道されているのだとか。また、H3N2のウイルスはワクチンが効きづらいという特徴があり、「(H3N2のウイルスが)日本で流行しなかったのは不幸中の幸い」と勝田さんは話します。

「(今シーズンは)日本でH3N2ウイルスが米国のような大惨事を引き起こす気配はない」と勝田さんは言いますが、船舶や飛行機の往来が活発な現代社会では、海外からいつどんなウイルスが持ち込まれてもおかしくありません。先日、中国では世界で初めて鳥インフルエンザH7N4型が人間に感染したという報道もあり、「これまでなかったウイルスが急に表れるのがインフルエンザの世界」と勝田さんは述べていました。

<番組概要>
番組名:TIME LINE
放送日時:毎週月〜木曜19:00〜19:52
パーソナリティ:佐々木俊尚(月)、速水健朗(火)、古谷経衡(火)、ちきりん(水)、飯田泰之(水)、小田嶋隆(木)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/timeline/

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