東京Vユース永井監督 キングカズは「日本一のサッカー好き」

東京Vユース永井監督 キングカズは「日本一のサッカー好き」

東京Vユース永井監督 キングカズは「日本一のサッカー好き」

藤木直人、伊藤友里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。
7月29日(土)の放送では、昨シーズンで現役を引退し、現在は東京ヴェルディユース監督兼GM補佐としてチームの指揮をとる永井秀樹さんが登場。
プロになるためにユース時代に必要なことなど、いろいろと話を伺いました。



藤木「昨シーズン限りで25年間の現役生活を終えられましたけれど、三浦知良選手に次いで45歳という年長プレイヤーでした」

永井「そうですね。キングカズさんが偉大すぎて……45歳は一般的には長くやったほうなんですけど最年長の方がとてつもないので(笑)」

藤木「サッカーでは、なかなかいないんじゃないですか」

永井「日本中のサッカープレイヤーの中で、おそらく一番サッカーが好きなのはカズさんで、2番目が僕だと思う」

藤木「永井さんが目指すヴェルディ像というのは?」

永井「こう言うと変人扱いされるかもしれませんが、僕はサッカーは芸術だと思っているんですよ」

藤木「スポーツを超えて?」

永井「いろんなチームがライバルなのではなくて、映画や音楽とか、ミュージカルだったり、エンターテインメントの中での勝負だと思うんですよね。チケットを買って観に来ていただいた方が、その試合でどれだけ感動してもらえるかが勝負だと思うんです。昔のヴェルディのサッカーは、誰が観ても面白いし、楽しいし、美しい、そして強いという、すべてが揃っていたような気がするんです。それがものすごく大事なんじゃないかと思いますね。もちろん、勝ち負けも大事ですけど」

藤木「今、率いていらっしゃるのはユース(U-18)のチームですが、選手に指導をされているときも、“人に感動を与えるように”と仰っているんですか?」

永井「はい、一応伝えていますけど、難しいんですよね。“勝たないと説得力がない”という話もよくしますが、育成年代ってすごく難しいんです」

伊藤「年頃というか……」

永井「人間教育も必要だと思うんです。アメとムチじゃないですけど、優しいだけじゃダメですし、ときには嫌われ役にもならないといけない。それは自分の経験を踏まえて、高校時代、本当に厳しく指導していただいた顧問の先生のおかげだと今となってはすごく分かるので。そういうことは、何年、何十年先に、当時とても厳しくてイヤだったけど、あの監督は本当に自分のこと、チームのことを思ってやってくれてたんだと、言ってもらえるような指導者になれたらいいなと思うんですけど。なかなか難しいですね(笑)」

藤木「でも、嫌われても厳しくするって結構難しくないですか?」

永井「最近、選手たちと現場で向き合うと、嫌われるのをビビってるようじゃダメな気がするんですよ。“毎日楽しく”というのもいいとは思うんですけど、それじゃ絶対プロにはなれないし、上にはいけない。今、指導してる子の中でも、順調にいけば何人かはヴェルディで活躍して日本代表まで行ってくれると思うんですけど。自分が本当に興味があるのは、そこに行けない子たちが10年後、20年後にどういう人生を歩んで、自分が指導した時間が10年先に1人の男として、“どう生きてくれるのかな?”って、実はこっちのほうがすごく興味があって……」



藤木「これからの東京ヴェルディ、そして日本のサッカー界にはどんな選手が必要だと思いますか?」

永井「まずはヴェルディが早くJ1に上がって、日本サッカー界を引っ張っていけるようなチームにならなければと思います。そこで日本のサッカーが目指す理想的なものを、ヴェルディの中で作っていければ、当然それが日本のスタンダードになり、世界で勝負できると思う。そこを目指してやっています」

藤木「最近では、ワールドカップに出場できて当たり前みたいな……」

永井「ワールドカップで勝つためなのもそうですが、本当に世界一を目指さないといけない時期だと思うんですね。今の段階でこんなこと言うと『何が世界一だよ……』と言われるかもしれないですけど、そこを目指さない限り、ここからの成長はないと思うんです。そこを我々サッカー人みんなが考え続けて、その目標に向かってやっていくのがすごく大事だと思います」

藤木「世界一を目指すときに、世界で強いと言われているサッカーを研究するのか? それとも、日本ならではのオリジナルのものを突き詰めるのか?」

永井「僕は後者だと思うんですけどね」

藤木「確かに、体格差やいろいろありますし、真似るだけでは勝つのも難しいですよね」

永井「そうなんです。だからメイド・イン・ジャパンのサッカーを作って、日本人にしかできない、日本人の特徴を活かしたサッカーが絶対あるはずなんですよ。それを突き詰めていくしかないと思う」

藤木「ところで、8月14日には永井さんの引退試合『OBRIGADO NAGAI』が味の素フィールド西が丘で開催されるそうですね」

永井「ラモス瑠偉さんを筆頭に錚々たるヴェルディのレジェンドたち、そして対戦相手はJリーグで活躍したレジェンドたちに集まってもらってスペシャルドリームマッチをやります」

伊藤「永井さんだからこそ、スゴい選手が集結されて」

永井「いや、僕がどうこうではなくて、Jリーグの長い歴史を振り返って、みんなで楽しもうという1日です」

藤木「ぜひゴールも決めていただきたいです」

永井「頑張ります!」

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【番組概要】
番組名:「TOYOTA Athlete Beat」
放送日時:毎週土曜10:00〜10:50
パーソナリティ:藤木直人、伊藤友里
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/beat/

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