タモリ流「沈黙の流儀」ここにあり!松本人志も絶賛した『タモリステーション』で視聴者の心をつかんだ理由とは?
2022年04月05日 07時00分日刊大衆

タモリ
タモリ(76)がMCを務めた、3月18日放送の報道特番『タモリステーション』(テレビ朝日系)が話題を呼んでいる。ウクライナ情勢を報じた生放送で、タモリは約2時間、ほぼ沈黙を貫いたのだ。
「“タモリ”の冠がついていながら、進行の大下容子アナと小木逸平アナ、解説を務める専門家で番組は進みました。タモリはお地蔵様のように座っているだけで、ほとんど発言しませんでした」(スポーツ紙記者)
番組終了間際、おもむろに口を開くと、こう語った。
「こうしている間も大勢の人がウクライナで亡くなっている、というより殺されているわけですから……。1日も早く平和な日がウクライナに来ることを祈るだけですね」
これで「ひと言が重い!」と、さらに反響を呼び、芸能界からも、ダウンタウンの松本人志が「俺も沈黙してみようかな」と語るなど、反応が相次いだ。視聴率は13.5%をマークし、“視聴率男”の池上彰氏が司会を務める『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)超えを果たした。
「さすがタモリ。テレビ局の制作費が削られて久しい昨今でも、やはりテレビに必要な人だと証明されましたね」(芸能レポーターの石川敏男氏)
2014年に32年間続いた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が終了し、タモリ時代の終焉も囁かれたが、実は、ここにきて第2次黄金期を迎えている。
「『ブラタモリ』(NHK)は、視聴率15%近くを記録し、バラエティ番組部門ではテレビ朝日の『ポツンと一軒家』とトップ争いを繰り広げる週も多い。『メルカリ』や『キリンビール』など、メジャー企業のCMオファーも途切れません。タモリさんは知性と品性があってイメージがいいですからね」(テレビ局関係者)
“しゃべりの達人”であるビートたけしや明石家さんまの露出が減る一方で、“沈黙芸”で存在感を増し続けるタモリ。勝利の要因は、現在発売中の『週刊大衆』4月18日号で明かされている。
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