日テレ『クロサギ』キンプリ・平野紫耀の未来に重なる黒崎の“真っ直ぐ目標へ向かう姿”

日テレ『クロサギ』キンプリ・平野紫耀の未来に重なる黒崎の“真っ直ぐ目標へ向かう姿”

※画像はTBS『クロサギ』公式サイトより

 King & Princeの平野紫耀(25)主演の『クロサギ』(TBS系)は、詐欺によって家族を失った男が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」になって詐欺師たちを騙し返すことで立ち向かっていくヒューマンドラマだ。第6話は、上海から帰国した黒崎(平野紫耀)は休むことなく『マンション投資詐欺』を喰うため動くが、御木本(坂東彌十郎/66)が最後に残した「おまえの仇は俺で終わりじゃない」という言葉に驚きつつも、真の宿敵を見つけるため、新たに動き出した。

■黒崎を心配するも止められない無力な大人たち

 黒崎の自宅に、特殊犯係の刑事・桃山(宇野祥平/44)が訪ねてきた。部屋に入れてしまう黒崎にも少々驚いたが、会話を通して、お互い知っている仲なのが伝わってくる。桃山は、かつて黒崎の父親の事件を担当した刑事だった。被害届を受け取りながらも証拠を掴めず、結果として未来への希望を失い、一家心中に至ってしまったことに責任を感じていた。

 だから、黒崎に対して負い目と同情があるのだろう。黒崎がクロサギとして暗躍していることを知りながらも、目をつぶっているのだ。桃山としては、黒崎のことを逮捕したくないというのが本音だろう、御木本を追い込んだことで詐欺をやめるよう諭す。黒崎も言っていたが、いい人なのだ。

 黒崎を心配してくれる大人は、みんないい人だ。詐欺被害で出会った吉川(船越英一郎/62)もその1人で、黒崎の苦しみや悲しみを知り、解放してあげたいと思っている人物だ。だけど、黒崎にしてみれば、吉川の優しさは家族愛に満ちているから、封印している家族の温かい思い出が解き放たれてしまうのがつらい。だから、深入りしないで、一定の距離を保って接している。

 黒崎はいつだって孤独なのだ。黒崎の周囲にはさまざまな大人がいるが、あえて誰とも親しくならないようにしている。大人から差し伸べられた手を見つめるも、プツリと線を切るように視線を切る時に見せる表情が秀逸だ。伏し目がちにそっと視線を外して、憂いに満ちた顔で帰りを促すのだ。そんな顔されたら何も言えなくなるだろう、あまりの無力さに打ちひしがれてしまうのだ。

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