「パチンコで勝てない人」が陥りやすい“負けパターン”とは

「パチンコで勝てない人」が陥りやすい“負けパターン”とは

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現役パチプロ・アンドレ「パチンコ事情」最前線!!
第33回 勝ち負けが変わる!? パチプロが明かす「ベストのヤメ時」とは

 どうしても打ちたい台があったので、朝早くから並んだら1番の整理券をゲット。とりあえずドアが開いて入店しましたが、後ろのお客さんが一斉に走り出して全員に追い抜かれちゃいました。本格的なポンコツパチプロを自覚し始めたアンドレです。

「もしあのとき、スパッとヤメていればプラスで帰れたのに……」 誰しも一度は思ったことがあるはずです。一度どころか何度もあるんちゃうかな? もちろんわしもあります。実際は思うだけでヤメませんけどのう。パチプロがパチンコで生計を立てているのは事実ですが、誤解されている部分も意外に多かったりします。

 パチプロは勝率100%とか、強烈なヒキを持ってるとか、ピーク出玉のヤメ時が読めるとか、そんな感じですかね。もちろんいずれもウソですが、特にヤメ時に関してはパチプロといえど予知能力なんて持っていません。パチプロにとってベストなヤメ時は、展開に惑わされず「時間の許す限り続行!」です。粘りこそが勝ちに欠かせないと思っていただいてかまいません。でも実は失敗することもよくあります(笑)。

 せっかく勝っていたのに、甘デジでも5000発ノマレなんてザラですし、ミドルやMAXの機種ならストレート10000発ノマレも日常茶飯事。ではなぜヤメないのか? それは粘ることで結果的に、勝ちを上乗せできる場合のほうが、負けることよりもずっと多いからです。三振を恐れずバットを全力で振る。その積み重ねでシーズン終了後に3割30本に届けば良い、それがプロの考え方なのです。

 ただし当たり前ですが、粘る以前に「良く回る台」を打つのが最低条件です。良く回る台が美味しくて栄養満点の食べ物だとしたら、回らない台は傷んだ食べ物。少しくらいなら支障はありませんが、食べれば食べるほど腹痛になるでしょう。パチプロも人間なのでたまには間違いもあります。うっかり腐った物を口に含んでしまうことはありますが、すぐに吐き出して捨てますから大事には至らないのです。

「良く回る台だってハマったり負けたりするじゃん!」といわれそうですが、そんなのは魚の小骨が引っ掛かったようなもの。栄養があることはちゃんとわかっているので、ハマリ程度では動じません。長い目で見れば、結果は必ずついてくる。パチプロには、アクシデントに動じない固い意志も欠かせないのです。

 では、本当に「ヤメ時なんて存在しない」が正しいのか。パチプロは全員閉店まで粘るのか。そんなこともありません。

 座った台が回らなくてヤメる以外だと、大当たり出玉が削られていたり、右打ち中に玉が減るときも躊躇なくヤメます。もっともこの場合は事前に釘で見抜けなかったことを意味するので、プロとしてはカッコ悪いですけどのう。

 もっと白状すれば、まだまだ時間があるのに途中ヤメして帰ることが、個人的には確実に増えました。疲れちゃうからです(笑)。明日も元気で稼動するために、健康面を優先せねばならない歳になってきたのです……。

 この考え方からすれば、誰だって好きなときにヤメれば良い理屈になります。そうなんです。究極のヤメ時は「ヤメたくなった時」なのです。良く回る台に座っていた場合に、収支的な勝ちを増やすチャンスを手離す点は理解しておくべきですが、楽しい気分で帰ることを優先させるのは間違いではないと思います。

 余談ですが、とても良く回るお宝台をプロの技術でブン回しているのに、朝から大ハマリでちっとも当たらず……なんて場合はどこまで追うのが賢明でしょうか? 厳密には細かい条件で変わってきますが、私の30年近いパチンコ経験を基にして判断すると、おおよそ「投資8万円」が目安です。

 残り時間やパチンコ台の最大性能を考慮しても、1日に8万円以上は逆転不可能だと考えてよいです。もちろん一撃3万発、4万発の大逆転劇もありえなくはないですが、狙って引けるならとっくに引けているはず(苦笑)。

 結論としては「好きなときにヤメて良い」に行きつくんですが、逆に一番危険なのが「熱くなりすぎてトコトン追ってしまう」ことです。好きな台を気楽に打つつもりだったのが、イマイチ回らずに移動。そこそこの良台が見つかったものの、今度はなかなか当たらない。粘ってやっと当たったのにこれが単発。流れを変えるべくまた台移動。そして気がつけば果てしない現金投資……。

 パチンコで負けている人はこれを繰り返しやすいですのう。心当たりのある人、こんなときは店外にいったん出て、深呼吸でもしましょう。ヤメ時で最も大切なのは「冷静さ」ですよ!

■アンドレ プロフィール
1967年大阪府生まれ。パチンコメーカーや直営店が数多く存在する名古屋を拠点に『パチンコ攻略マガジン』の専属ライターとして活躍中。パチプロとしての長い経験や知識に加え、幅広い業界人とのパイプを生かした多角的な分析が得意。

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