法律まで変えた!?「SMAPを超える」伝説的アイドルがいた

法律まで変えた!?「SMAPを超える」伝説的アイドルがいた

記事画像

 光GENJIといえば、ジャニーズタレントでもっとも人気があったグループといわれている。日本中を席巻したにもかかわらず、活動期間はわずか7年。今のアイドル寿命を考えるとかなり短めで、今のジャニーズでは、今年結成9年目を迎えたHey!Say!JUMPよりも短いことになる。

 そんな光GENJIだが、アイドル業界の掟はもとより、なんと日本の法律をも動かしたというから恐れ入る。光GENJIがCDデビューした1987年までは、義務教育中の者が、午後8時から午前5時までの、夜間から早朝までの時間帯に労働することは、労働基準法で禁じられていた。例外も通用せず、中学生のテレビ出演は午後8時までとされていた。

 この頃、アイドルが出演する番組といえば歌番組。その一つが『ザ・ベストテン』(TBS系)だった。ところが、生放送の同番組の開始時刻は午後9時。視聴者からのリクエストでランキングが決まる歌番組だったが、中学生のアイドルが支持されても、労基法に基づいて生出演はできなかった。

 絶大な人気を誇っていた当時の光GENJIメンバーでは、佐藤敦啓(現在は佐藤アツヒロ)と現在は芸能界を引退している赤坂晃が、その規定に引っかかった。そのため『ベストテン』には、七人のメンバーのうち彼らを除く五人が出演していた。番組やジャニーズ事務所にはファンからの苦情が殺到していたという。

 しかし翌88年、労働省から「その人の提供する歌唱、演技などが基本的に他人によって代替できず、芸術性、人気等当人の個性が重要な要素となっていれば、午後8時以降でも働くことは認める」という通達があった。後にこれは、業界関係者の間で「光GENJI通達」と呼ばれ、今なお語り継がれている。

 もしかすると、当時の労働省にも佐藤や赤坂を見たいというファンからの苦情があったのかもしれない。スーパーアイドルは日本の法律までも変えてしまうのかと、当時話題になった。SMAPや嵐も今や日本を代表するアイドルグループだが、光GENJIはまさに規格外の伝説的グループだったといえるのではないだろうか。

関連記事(外部サイト)