漫画家・井上雄彦が放った、心に残る名言集!

漫画家・井上雄彦が放った、心に残る名言集!

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 バスケ漫画の金字塔『SLAM DUNK』(集英社)で、「バスケがしたいです」、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」などの名言を送り出した、漫画家・井上雄彦(50)。数え切れないほどの名シーンを描いてきた井上だが、作者本人もさまざまな名言を放っている。

 まずは井上が『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)に出演したときの発言から。プロフェッショナルについて問われた井上は、「向上し続ける人、と思います」と答えている。さらに「これがなくなったらプロをやめないと、って思ってる」と語り、その言葉の通り『SLAM DUNK』で大ヒットを飛ばした後も、常に漫画を描き続けている。

 続いては「『ワンピース』(集英社)の第1話を読んだとき、『あ、すごいマンガが始まった』と思った」という井上の言葉。これは名言というより、井上のモノを見る目が卓越していることが分かるひと言だ。今でこそ世界一の発行部数を誇る漫画として知られる『ワンピース』だが、第1話の時点でここまでの大ヒットを予測した人がどれだけいただろうか。それがけして“後出し”の言葉ではない証拠に、『ワンピース』の連載開始直後に実施された「注目している漫画」という雑誌アンケートでも、井上は『ワンピース』を推していた。これを見た『ワンピース』の作者・尾田栄一郎(42)は、飛び上がるほど喜んだそうだ。

 他にも「モノ作りに対する姿勢」を井上独特の表現で発信し続けている。『バガボンド』(講談社)27巻の巻末コメントでは「まだまだではありながら腰の入ったいい身体使いが描けたとき、感謝の気持ちで満たされる。楽しくてたまらなくなる」とつづっていた。2012年の『日経ビジネスオンライン』のインタビューでは、「(漫画家は)画家ではなく、ただの絵描き、“何らかの価値がある絵を描かなきゃいけない”とか、“誰かに期待されてそれに応える”絵ということじゃなく、誰も待っていない絵を、誰にも頼まれずにただ描く、ということに憧れがあるんですね。そういう人になりたい」とも語っている。

 年齢を重ねて、画力は衰えるどころか「いまだに進化している」と評され、描くキャラクターはさらに深みを増している。そんな井上は、まさに「向上し続けるプロフェッショナル」の姿そのものといえるだろう。

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