『ひよっこ』の“ラスボス”白石加代子に、絶賛の声!?

『ひよっこ』の“ラスボス”白石加代子に、絶賛の声!?

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「ついに!」「やっと!」、視聴者それぞれに思いはあるだろう。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』の7月10日からの放送週で、ヒロインの谷田部みね子(有村架純・24)に恋人ができたのだ。朝ドラは作品によってはヒロインのパートナーが最初から明示されることも少なくないが(ちなみに次回の朝ドラ『わろてんか』は主人公の夫役に松坂桃李が決定している)、『ひよっこ』は恋人候補と思えるイケメン若手俳優が何人もいたので、多くのファンは「みね子の恋人は誰?」とドラマ開始当初から注目していた。それが先週の放送で、急展開を迎えたのだ。

 竹内邦子(白石美帆・38)が経営するバー、『月時計』において、周りの協力を得てついに互いの気持ちを告白し、交際を始めたみね子(有村)と島谷純一郎(竹内涼真・24)は、初デートも成功し皆に祝福されていた。そして7月15日放送の第90話では、そんな二人が交際するようになった後の姿が描かれた。

『すずふり亭』店主の牧野鈴子(宮本信子・72)から、二人の恋が心配だ、との声が上がる。島谷(竹内)の実家が大金持ちであることを懸念しているのだ。しかしみね子(有村)は島谷(竹内)への気持ちに偽りがないことを告げる。一方で二人の関係を心配している人物がもう一人。みね子たちの住む、あかね荘の大家である立花富(白石加代子・75)だ。彼女は島谷(竹内)の実家と頻繁に連絡を取っていて、大企業の大切な跡取り息子である島谷(竹内)に変な虫がつかないかとソワソワしている模様。そして、彼女は経済的な背景や身分において島谷家と不釣り合いなみね子(有村)との交際を、実家には告げられないと語り、島谷(竹内)の心をとまどわせた。

 この放送を見てふと思ったことがある。みね子(有村)にとって初めての敵(かたき)役は大家の立花(白石)じゃないか? 考えてみればこの主人公は周りの人たちに愛されて、人の縁にも恵まれてきた。父である谷田部実(沢村一樹・50)の失踪という困難が前提のため忘れていたが、みね子(有村)の人生上のトラブルは意外と描かれていない。島谷(竹内)との交際もスムーズに始まっただけあって、恋を邪魔しようとする立花(白石)の存在が際立ってくるのだ。

 差し入れの多さで人を値踏みする強欲な大家さんとして、これまでも白石の演技はインパクト大だった。この日の放送後のツイッターを見ると「白石加代子無双だ」、「バットマンのジョーカーに見える」とその存在感を称えるコメントが多数! NHKでは2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』や、昨年放送されたドラマ『奇跡の人』での演技の記憶が新しいが、白石は故市川崑や故蜷川幸雄といった、一流の監督や演出家に重用されてきた大女優。ギリシャ悲劇を得意としていて、“狂気の女優”として知られる個性派だから大げさな芝居も見事にハマり、ひと癖ある大家役にぴったりなのだ。

 恋に心を浮つかせているみね子(有村)をどんな事態に巻き込んでいくのか、大御所の演技にはこれからも要注目。急に味方になったりしてくれたら、それはそれで感動ものだけれど……。それにしてもみね子(有村)の初の敵役にしては、ラスボス感がすごい!

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