俳優・大野智を作った「井ノ原快彦の助言」

俳優・大野智を作った「井ノ原快彦の助言」

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 嵐のリーダーである大野智は、現在36歳。メンバーの中ではやや口ベタで、独特の素朴なキャラクターが浸透している。一方、V6のまとめ役といえば、MCの仕事が多く、トークスキルの高い41歳、井ノ原快彦だ。ジャニーズ事務所への入所年や年齢は、井ノ原のほうがはるかに先輩だが、この二人には深い縁がある。

 先日、井ノ原が司会を務める『あさイチ』(NHK)に、主演映画『忍びの国』のプロモーションを兼ねて大野が出演。番組でお互いの第一印象について聞かれた際、入所して間もない頃、大野はジャニー喜多川社長から「ユー、井ノ原に似てるよ」と言われたことを明かした。

 井ノ原との初対面のとき、大野にとって井ノ原は大先輩にあたるため、「どんな方なんだろう」と思っていたという。そこに「みんな、お疲れねーお疲れねー」と手を振りながら井ノ原が登場。井ノ原はにこやかに後輩のジャニーズJr.をねぎらってくれたらしい。

 それを聞いた井ノ原は「キリッとしたジャニーズ的な感じじゃなかったの、僕は。そういう人、あんまりいなかったんですよ」と発言。井ノ原もジャニーさんから「井ノ原に似てるのが入ってきたよ」と聞いており、実際に大野を見て「仲間が来たかなーみたいな感じの、眠そうな感じだった」と、第一印象で親近感を覚えたことを明かしていた。

 大野は、井ノ原の気さくな様子を見て「あ、すっげー優しい人だ、と思った」が、「そっからはもうひどかった」のだという。当時、ジャニーズタレントがレギュラー出演していた『アイドルオンステージ』(NHK BS)で、ジャニーズJr.みんなで一曲踊ることになった際、そのリハーサル後に、大野は井ノ原から「大野、おまえちゃんとやれよ」と怒られた。

 ちゃんとやっていたつもりだった大野は「あれ、おかしいな」と思いつつ、気合いを入れて本番に臨み、家に帰ってからそのVTRをチェックした。するとそこで井ノ原が「間違えまくってた」ことが発覚。実は、井ノ原が自分の間違いを大野に押しつけていたと気づき、「なんだこの人は」と思ったそうだ。

 一度は井ノ原のことを「なんだこの人」と思った大野だったが、その後、井ノ原を見直す出来事もあったという。それは、大野にとって初めての舞台となった『PLAYZONE2001』でのこと。まだ嵐結成直後で、ソロの仕事も初めてだった大野。この舞台で大野は、先輩である井ノ原とTOKIO松岡昌宏とともにトリプルキャストを務めることになった。

 最初の稽古は、井ノ原と大野の二人で行われた。大野は演技が初めてだったので、演出家から言われたことがなかなかできなかった。ところが井ノ原は、演出家に言われるまま、すぐに役に入り込む。大野は、それを見て「この人すごいんだ」と思ったのだそうだ。

 さらに井ノ原は、大野に芝居についてのアドバイスもした。井ノ原は、大野が恥じらいを感じながら演技をしていることを指摘し、「それあったら、芝居なんてできないよ」と注意した。大野は、このアドバイスによって「ふっきれた」のだという。

 現在は、嵐メンバーの中でも二宮和也と並ぶ演技派といわれる大野智。井ノ原快彦がいなければ、大野が俳優として活躍することもなかったかもしれない。

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