大野智「嵐の振付師」としての顔

大野智「嵐の振付師」としての顔

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 嵐の奇才といえば、大野智だ。ジャニーズ事務所のトップアイドルでありながら、アートの才能を生かして個展を開催し、コリオグラファー(振付師)としても能力を発揮している。大野は2004年のライブツアーで披露したソロ曲『TOP SECRET』以降、およそ20曲で振付を担当している。

 最新曲の『つなぐ』のダンスも、大野の案によって完成した。この曲は、大野の主演最新映画『忍びの国』の主題歌になっており、振付も忍者をテーマにしたものになっている。

 大野が初めてシングルナンバーの振付を手がけたのは、14年の『bittersweet』だ。これは松本潤の主演月9ドラマ『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)の主題歌に起用された曲で、みんなが楽しく踊れる雰囲気の振付になっていた。

 同年10月に発売されたアルバム『THE DIGITALIAN』は、デジタルな部分や人間の力強さを表現したという楽曲が収録されているが、その中の『Zero-G』という曲は、松本と曲のイメージを話し合い、大野が振付をした。

 また、『ARASHI LIVE TOUR Popcorn』で披露された楽曲『ついておいで』は、大野が大好きな“釣り”がモチーフになっており、釣り糸を巻き上げてから海に投げるというジェスチャーが取り入れられたユニークな振付だった。

 櫻井翔は、「スタッフから聞いた話」として、大野が振付を考えるときのことを「スタジオを一日借りて、ずーっと座って“できた。帰る”って」と説明している。実際に体を動かしながら考えるのではなく、頭の中でイメージをして振付をしているのだという。大野は、これに対し「想像で作っちゃうんすよね。そのほうが早いんですよ」と、これまた独自の理論を語っている。

 大野はメンバーに振付を教えるときも独特らしく、松本いわく「ワン、ツー、スリー、フォー」とカウントするのではなく、リズムの取り方をニュアンスで説明してくることが多いという。また、二宮和也によれば「シュッ」「ビョ〜ン」など、基本的に擬音でリズムを伝えようとしてくるらしい。

 これだけを聞くと、なかなか分かりづらそうだが、つきあいの長いメンバーたちは、大野の振付をすぐに覚えるそうで、大野は「ありがたい」と感謝しているという。天才にして奇才の振付師、大野智。これからもきっと素晴らしい振付を見せてくれることだろう。

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