【試写室】「櫻子さん」上川隆也の振り回されっぷりが新鮮!

【試写室】「櫻子さん」上川隆也の振り回されっぷりが新鮮!

高嶋政宏演じる山路刑事も愛されキャラだ

学生時代の親友は、人生においての財産であると誰かが言っていたが、筆者のように窓際族の社員で、学生時代も隅っこでダムダムしていたタイプには、縁遠い存在だ。

しかもうわさによると、親友って相手が大変な立場に追いやられると、無償で助けてくれるんだとか。そんな都市伝説のような話ってあるのか…。いわゆる“リア充”とされる人たちは、さぞ親友がいっぱいいるんだろうな。べ、別に悔しくなんかないんだからねっ!

急に変なキャラクターが飛び出したところで、本題を。そんな学生時代の親友にまつわるストーリーが展開されるのが、5月21日(日)に放送の「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」(フジテレビ系)の第5話だ。

各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。今回は、またまた観月ありさ主演ドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」(フジテレビ系)を取り上げる。

第5話のあらすじは、元教え子の圓一重(中村ゆりか)から不審な電話を受けた磯崎(上川隆也)は、一重の自宅へと駆け付ける。娘の行方が分からないにもかかわらず、一重の両親は警察に届けていなかった。

翌日、磯崎は博物館に休暇届を出す。そんな折、館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)と志倉愛理(新川優愛)は、九条櫻子(観月)を訪ねる。

1週間後に開かれるシンポジウムで、愛理が発表する資料の確認を、磯崎の代理でやってくれるよう頼むためだ。愛理の手土産が功を奏したのか、櫻子はしぶしぶ協力を承諾する。遠慮のない愛理は、シンポジウムまでの間、九条家に泊まり込むことにする。

その夜、正太郎は街中で若い女性に一重の行方を聞いている磯崎を目撃し声をかける。それに慌てた磯崎は、何でもないと言うと立ち去ってしまう。心配になった正太郎は、櫻子になら何か話してくれるのではと思い、櫻子に頼み込んでともに磯崎の自宅を訪ねる。

櫻子と正太郎を部屋に通した磯崎は、戸惑いながらも、高校の教師をしていた頃の話を始める。当時、一重、西沢二葉(三浦透子)、津々見三奈美(山谷花純)という仲良しの女子生徒の担任をしていたが、ある日、二葉が失踪してしまう。

警察と一緒になって捜したが、結局、二葉の行方は分からず、責任を感じた磯崎は教師の職を辞した。それから5年がたった今、突然一重から電話が来たため、同じ過ちを繰り返したくない磯崎は、必死に一重を探すことに。話を聞き終えた櫻子は、自分を三奈美の家へ連れていけと言い…というストーリー。

今回は、これまでちょいちょい意味深に描かれてきた磯崎と三奈美ら生徒たちとの伏線を本線で描く回だ。われらが上川氏のメイン回ということで、手に取った筆もいつも以上に力が入る。まあキーボードをたたいているわけだが…。

本作の上川氏は、髪形からしてとても若々しい印象を受ける。それは以前も触れたが、今回は少し前の教師時代の回想シーンもしっかりと描かれるので、特に若い雰囲気が味わえる。

個人的には他局の某刑事ドラマで、他人をぐいぐい振り回すマイペースなキャラクターを演じている上川氏が、本作ではさらに輪をかけてマイペースな櫻子に振り回される姿はとても好感が持てる。そして白衣姿もたまらんですぜ! 奥さん。

さて、もはやすっかり定着したあだ名=少年こと正太郎(藤ヶ谷)。おなじみキレッキレの“心の声ツッコミ”は、相変わらず脚本家の山岡潤平氏に嫉妬心しかない。しかも、5話では心の声ではなく、表に出る声で櫻子に鋭い意見をぶつける場面も。

これは藤ヶ谷ファンももちろん必見だが、女性の上司に言いたいことが言えない若手男性社員たちにぜひ見てもらいたいところだ。だからといって、まねして上司に意見を言って飛ばされても責任は負えませんので、悪しからず。

5話のキーパーソンとなる高校の同級生トリオは、中村ゆりか、山谷花純、三浦透子が演じる。この3人、実に高校の同級生にいそう〜なタイプで、見た目もキャラクターもバランスが絶妙だ。実際に同級生なんじゃない?と思うほど、しっくりきた。彼女たちの繊細な演技にも注目じゃー。

その他、櫻子の「チョコレートパフェ!」のオーダーの仕方、そもそもスイーツ好きというところがギャップあり過ぎてかわいらしいし、高嶋政宏演じる山路刑事のハイテンションな演技と磯崎思いの一面、新川演じる愛理の家政婦感など、いろいろな角度から楽しめる。

長くなってしまったが、結局このシメじゃ「骨がつながらない!」と櫻子に言われてしまいそうだが…、親友って本当にいいものですね!

なぜかそんなことを思ってしまった5月の熱い夜。

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