木崎ゆりあが猫まねでニャンニャン? 主演作品の撮影を振り返る!

木崎ゆりあが猫まねでニャンニャン? 主演作品の撮影を振り返る!

オムニバス映画「9つの窓」の「candy」で主演を務めた木崎ゆりあにインタビュー

映画「9つの窓」のDVDが6月28日(水)に発売される。本作は、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」とAKB48グループがコラボレーションした、9つの作品から成る短編オムニバスで、AKB48グループから選ばれたメンバーがそれぞれ主演を務めている。

今回はその中の「candy」で、主人公・深田野乃子を演じたAKB48・木崎ゆりあにインタビュー。撮影の様子や、AKB48を卒業し女優の道を歩む自身の展望などについて話を聞いた。

■ 撮影は「むちゃくちゃ恥ずかしかった」

――劇場上映が約1年以上前になるので、撮影はもっと前だったと思いますが、撮影当時のことを覚えていますか?

それがすごく覚えているんです。“キャンディーをなめたら見た人を2分間好きになってしまう”という変わった内容だったので、(企画を聞いて)「どうなるんだろう」って思ったときのことから覚えています。9人ものメンバーが主役をできるというのもすごいことだなと思いました。それが6月にドイツで上映される(「第18回ハンブルグ日本映画祭」の招待作品に決定した)というのも信じられないです。

――撮影のときのことを振り返っていただけますか?

私が出演した「candy」は、基本的に私と大沼(遼平)さんの二人だけしか登場しないワンルームの中だけで完結する物語だったので、すごく難しかったです。撮影した一日の中で、1年後、2年後、3年後の野乃子を演じ分けなきゃいけないというのも、どうやって大人になっていく様子を表現しようかとか、すごく考えました。

――野乃子は“ほれ薬”のキャンディーをなめて急に甘えだすという役でした。

むちゃくちゃ恥ずかしかったですね。台本を読んでいろいろなことを考えて固めていったものの、やっぱり足りないものというのはあって。現場で監督さんと話をしたんですけど、くじけそうになるくらい、自分と正反対過ぎて難しかったです。今回、取材があると聞いて作品を見返したんですけど、1年たって余計に恥ずかしかったです。

――最近は「豆腐プロレス」(毎週土曜夜0:05-0:30ほか、テレビ朝日系)で荒くれ者のキャラクターを演じている姿を拝見しているので、野乃子とのギャップがすごかったです(笑)。

「豆腐プロレス」の方は、「役作りいらないね」ってよく言われます(笑)。でも、ヤンキーの言葉遣いなどが難しくて。極端な役を演じることって難しいんだなって思いました。

――そのようにいろいろな役を演じるに当たり、どの辺りが大変ですか?

単純に学力の話なんですけど、漢字が苦手で台本をスラッと読めないのが恥ずかしいし、大変です(苦笑)。でも、台本を読んでいるときが一番好きなんです。台本をいただいて、「こうやって演じよう」とか「相手はこうやってくるだろうな」って考えているときが一番楽しくて、一番わくわくします。

――役の準備をする中で、決まってやっていることはありますか?

なるべく直前に台本を読むようにしています。長い間覚えていることが苦手なのもあるかもしれないですけど(苦笑)。考えれば考えるほど深みにはまってしまうタイプなので、その場の直感を信じて「よし、いくぞ!」ってやった方が性に合っていますね。そうやって現場に出て行き、監督さんや他の演者さんと相談して、みんなで作り上げていくのが好きです。

――今回の「candy」では、監督さんとどんなことを話しましたか?

女性の監督さんだったので、その場で実演してくれました(笑)。撮影したときは二十歳になるかならないかの頃だったので、例えば“お酒を飲んだら女の子はこうなる”というのがよく分からなかったんですけど、「私がやってあげる!」ってお手本を見せてくれました(笑)。

――一番恥ずかしかったのはどのシーンですか?

恥ずかしくなるシーンばっかりでしたけど、序盤の「私、猫なの」って言いながらニャンニャンと猫のまねをするところですかね。あと、「般若心経をいやらしく言って?」ってせりふがあったんですけど、野乃子ちゃんは何を求めていたのか…(笑)。

――では、「9つの窓」に収録されている他の8作品で、印象に残っている作品や演じてみたいと思った役はありましたか?

“全部違って、全部良い”というのがこの「9つの窓」の良いところだと思うんですけど、やってみたいと思ったのは中西智代梨ちゃんが出ていた「さおり」ですね。嫉妬して男性を縛り上げてしまうという、これも結構極端な役なんですけど(笑)。今回私が演じた野乃子とは根本から違う役なので、やってみたいなと思いました。

■ 夢は「“三谷ファミリー”に入れるように」

――4月にAKB48からの卒業を発表されましたが、グループにいる中で演技の仕事をたくさんされたかと思います。どの作品が印象に残っていますか?

有村架純さん主演の映画「ギャルバサラ −戦国時代は圏外です−」(2011年)に出させていただいたのがきっかけで、「演技って楽しいな」と思えたので、その作品は強く印象に残っています。

――目標にしている役者さんは?

満島ひかりさんと志田未来さんです。見ているとわくわくするんです。私はドラマとかCMとか、「自分がこの役を演じていたら…」って考えながら見ることが多いんですけど、「この人はこうやって演じるんだ」って素直に感心してしまうのが、そのお二人ですね。あれこれ考える間もなく、「演技うまいなあ」って見入っちゃいます。

――では、共演してみたい役者さんはいますか?

三谷幸喜さんの作品がすごく好きなので、“三谷ファミリー”に入れるようになりたいなって思います。本当に恐れ多いですけど。撮り方とか、全部が好きなんです。

――卒業すると、「歌って踊る」という機会がなくなると思いますが、アイドルとして活動してきた中で、思い入れのある曲は何でしょうか?

初選抜の曲とかいろいろありますが、AKB48に移籍してから参加した「僕たちは戦わない」(2015年)というシングル曲です。初めてAKB48のシングルでフロントメンバーとして歌わせてもらった曲なので。AKB48の選抜メンバーに入れるってことだけでもすごいのに、フロントメンバーで踊れるときが来たのかって、そのときはすごくうれしかったです。

――では、印象に残っているコンサートはありますか?

一番覚えているのは、私がSKE48として最後に出た、さいたまスーパーアリーナのコンサート(2014年「AKB48グループ春コン in さいたまスーパーアリーナ〜思い出は全部ここに捨てていけ!〜」)ですね。自分の中ではSKE48として最後のコンサートだという気持ちでやっていたんですけど、特に「最後にこれを歌います」みたいな演出はなく、「このままお別れなんだな」と思っていたら、最後に私が聞いていたのと違う曲が始まって。「その曲歌うっけ? 私が間違えたかな?」って思っているうちに、上から“ゆりあピースはみんなの誇り”って書いてある横断幕が下りてきて…号泣でしたね。あんなに泣いたコンサートは初めてでした。愛を感じたコンサートでした。

――それでは、最後に改めて「9つの窓」のアピールをお願いします。

映画館で上映しているときはスケジュールが合わなくて見に行けなかったという人もいらっしゃったかと思うので、そういう方にはぜひこのDVDを手に取っていただきたいと思います。1作品の時間が短いですし、ジャンルの違う作品が9本も入っていますので、映画は長くて見るのが苦手という方にも全部見ていただいて、SNSとかで感想を広めてもらえたらうれしいです。

※木崎の崎は立つ崎

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