嗣永桃子、おとももちに笑顔でラストメッセージ。15年間の愛に感謝!

嗣永桃子、おとももちに笑顔でラストメッセージ。15年間の愛に感謝!

カントリー・ガールズによる「桃太郎」の寸劇。桃の中からももち(嗣永桃子)が現れ、ラストライブがスタートした

6月30日、東京・青海野外特設会場で“ももち”こと嗣永桃子のラストライブ「嗣永桃子ラストライブ ありがとう おとももち」が開催された。

嗣永は2002年6月30日、小学生限定で行われたハロー!プロジェクト・キッズオーディションに合格し、ハロプロキッズの一員に。その後、Berryz工房のメンバーとしてデビューし、2015年にBerryz工房が無期限活動休止をしてからは、新グループのカントリー・ガールズの“プレイングマネージャー”として活動してきた。芸能界引退となるこの日は、ももちのキッズ合格から15周年でもある日。

ライブでは21曲を熱唱し、集まった約8000人のファンに笑顔で別れを告げ、15年のアイドル人生にピリオドを打った。

ライブ前には囲み取材に対応し、いつもながらの軽妙なももちトークで記者に笑顔で答えてくれた。以下、全文。

――今朝はどういう気持ちで迎えましたか?

嗣永:昨日の夜はわりとすぐに眠れて、緊張してどうしようという感じではなかったんですよ。朝ご飯のデザートに私だけ桃が出て、お母さんが「頑張ってね」という気持ちを桃で表現してくれたみたいで、そのまま家族に見守られながら家を出てきました。

――素敵な話ですね。桃が出てきた時は、どう思われましたか?

嗣永:今年は桃が高いらしいんですけど、奮発して買ってくれたのかなって(笑)。受験とかでゲン担ぎにカツを食べるじゃないですけど、今日は私の大切な勝負の時だと思っているので、私にとってのゲン担ぎである桃を食べられ、いつもの朝よりテンション高めで来られました。

――今日に向けて、つんく♂さんからメッセージはありましたか?

嗣永:先日15周年を記念したアルバムを発売させていただいたんですけど、そこで最後のプレゼントとしてつんく♂さんからソロ曲(「ももち!ずっとおとももち」)を頂いてます。つんく♂さんとは15年間お疲れ様とかいろいろやり取りをさせていただいたんですけど、その曲が何より最高のプレゼントですね。今日のラストライブではこのソロ曲を、つんく♂さんへの感謝の気持ちを込めて、しっかり歌い切りたいと思います。

――今日の衣装は自分でデザインされたんですか?

嗣永:こういう衣装が着たいとか、こういう演出をやりたいとかいろいろ言って、最後のワガママを聞いていただきました。そもそもこの梅雨の時期に野外でやるということ自体大変だと分かっていたんですけど、最後は野外という広々した開放的な中でやりたいという夢があって、それを叶えてもらったからには最高のパフォーマンスをしたいなって思います。

――6月30日という今日にこだわった、理由は何かありますか?

嗣永:私はこの15年間でたくさんのユニットやグループを経験してきて、Berryz工房だったら3月3日が記念日だったり、カントリー・ガールズだと11月5日が記念日だったり、私にとっての記念日がたくさんありすぎるんですけど、アイドルとして何月何日が終わりにふさわしいのかなと考えた時に、やっぱりつんく♂さんから「合格。あなたはアイドルです」って言ってもらえた2002年の6月30日。それが私の始まりであったので、その日を最後の日にしたいなって強くこだわり、平日ですけど決行させていただきました。でも、プレミアムフライデーということで(笑)。卒業を発表してから国が決めたので、国もついに私に合わせるようになったのかなと思ってます(笑)。

――15年間のアイドル人生が今日で終わってしまいます。やはり、寂しいですよね。

嗣永:そりゃ寂しくないわけないんですけど、今日のラストステージはすごく自信を持ってお届けできると思うので、早く見てほしいという気持ちが大きくて。多分、明日7月を迎えてからいろいろ感じることはあるんじゃないかなって思ってます。でも、それが決して後悔じゃないように完全燃焼したいです。

――カントリー・ガールズのメンバーとはどんな言葉を交わしましたか?

嗣永:みんな、すごく私のことが好きなんですよ。何か言葉を掛けたら今にも泣き出しちゃうんじゃないかって感じなので、挨拶はしましたけど、深く卒業に関して言葉は交わしてないです。ステージ上で、パフォーマンスでやり取りできたらいいなって思います。もちろん終わった後はみんなと語り合いたいです。

――決して話を聞いてもらえなかったわけではありませんよね?

嗣永:それは!…そうなんですかね? 人望はすごいあるとは言い切れないですけど、2、3年掛けてしっかりとカントリー・ガールズの絆だったり、1つのものに向かって活動できたと胸を張って言えるので、今日出演するメンバー共々しっかり見ていただきたいと思います。

――本当に芸能界に帰ってくるつもりは、もうないのでしょうか…。

嗣永:今はないです。今日が皆さんの前に現れる最後の日なので、笑顔で終わりたいと思います。

――改めて卒業後の目標をお聞かせください。

嗣永:卒業を決めたのは、アイドルと同じくらい興味のあった幼児教育の道に進みたいという決断をしたからで、それをしっかり勉強をしたいと思います。ファンの方から「ももち絶対幸せになってね」という言葉を、たくさん掛けていただいたんですね。私はビジュアルはいいし、愛嬌もあるし、しかも運も持ってるし、何か大丈夫な気がするので(笑)、私も今まで応援してくれたファンの幸せを祈っています。

――この15年間を振り返って、どんなアイドル人生だったと感じていますか?

嗣永:本当にアイドルになれて良かったというのが一番の思い出で、アイドルにならなかったらできなかった経験もたくさんできました。何よりアイドルでいる自分がすごく好きだったので、アイドルになれて良かったなって思います。

――もう、やり残したことはない?

嗣永:ないです!

――では、この15年間をひと言で表わしていただけますか?

嗣永:ひと言は難しいですね。小学校5年生の時からやってきて、学生時代もずっとアイドルだったので、いわゆる普通の青春時代を経験できなかったんですよ。でも、普通の女の子じゃ経験できないこともたくさんあって…普通の25歳の女の子が今日みたいなステージに立てるかと言ったら、立てないわけじゃないですか。青春時代をアイドルとして過ごすことができて良かったなって、今日改めて思っています。

――Berryz工房と℃-uteの同期たちからメッセージは何かありましたか?

嗣永:6月30日は私にとっての記念日であると同時に、Berryz工房と℃-uteにとってもキッズオーディションに合格した記念日なんですね。その同期のライングループがあって、昨日の夜にはたくさんメッセージがたくさん来てたんですけど、ちょっとその時もう寝てて(笑)。今朝総括して、本当に15年間ありがとうと(笑)。ベリキュー…ハロー!プロジェクトキッズの最後を有終の美で飾れるように、みんなの気持ちも背負ってステージに立ちたいなと思います。

――15年間で一番の思い出は何でしょうか?

嗣永:そんなの決められないですよ〜。でも、分岐点になったと思うのは、加藤浩次さんに蹴られ、粉まみれにされ、スタジオから引きずり出されるっていうあの一連の流れがあったからですよね。それまで嗣永桃子を知らなかった人たちにも、町を歩けば「ももちだ!」と知ってもらえるようになったので、ホント、つんく♂さんと加藤浩次さんには頭が上がりません。

――色々あったと思いますが、辞めたいと思ったことはなかったですか?

嗣永:それが一度もなかったんですよ! もちろん、大変な事がなかったわけじゃないですよ。ダンスレッスンの先生はすごく厳しいし、当時は怒られるということが愛情だということが全然分からなくて、私のことが嫌いだから怒るんだと、そう解釈したり。でも、辛いと思うことはあったけど、辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。

――“プレイングマネージャー”として育ててきたカントリー・ガールズのメンバーに、どういう言葉をかけてあげますか?

嗣永:今、ハロー!プロジェクトには50人以上がいるんですけど、その中でもカントリーのメンバーは一番に愛情を注いできたメンバーだと思っていて、上の先輩はたくさんいるけれど、気持ちの面では彼女たちにハロプロを引っ張って行ってもらいたいし、ハロプロのくくりに捉われずに、アイドル界でも目立って、率先してアイドル界を盛り上げてくれるような存在になってくれたら嬉しいなって思います。

――嗣永さんは、泣かないことで定評があるりますが…。

嗣永:泣かないから冷たい、みたいな風に思われて、人間の心がないとか、いろんな人に散々言われたんですけど、私だって悲しい気持ちとか、感動とかあるんですよ。そういうのはあるけど、今までそれは涙でなく、笑顔で表現してきました。けど、今日に関しては分かりません。そこの場面だけ、雨降ってもらえないかなって思ってます(笑)。

――アイドルを卒業して、明日からは恋愛が自由になりますね。

嗣永:来ましたね、その質問。私のこと狙ってる人はいっぱいいると思うんですよ。「え!?」って何? ちょっと! こんなキラキラした可愛い子、そうそういないですよ。なんですけど、今はまだ考えていません!

――どんな人というのはありますか?

嗣永:私を1番好きでいてくれる人がいいですね。今回のライブではすごいワガママを聞いてもらったんですけど、そういうワガママ全部をひっくるめて、「ももち可愛いよ、素敵だよ」って言ってくれるような人がいいですね。

――“嗣永プロ”とも呼ばれていましたね。

嗣永:私は自分のことをそうは思わないですし、むしろ“嗣永プロ”とかいうあだ名は、可愛くないから早急に止めていただきたいと思うレベル(笑)。ももちに統一してほしいと思うレベルなんですけど、そういう評価をしていただけていたという事実は嬉しく思っています。「これはアイドルとして有りか無しか」を毎回考えて、自分が思う「これがアイドルだ!」という道を15年間突き進んでこれたということには、すごく自信を持っています。

――15年間、自分がハロプロで1番可愛いと思ってやって来たんですか?

嗣永:え? もちろんじゃないですか。だからこれからが大変ですよね。これまでは「どうせ、ももち先輩が1位だから」って言って争いがなかったと思うんですよ。でもNo.1が抜けてからは、みんな争うだろうから。でも、ハロプロのみんなは仲良くしてもらいたいですね。No.1じゃなくて、みんながオンリー1だよって言ってあげたいです。

――後輩では、どなたに期待していますか?

嗣永:それはやっぱり、カントリー・ガールズのメンバーになっちゃいますね。みんな平等だと言ってきましたけど、やっぱり愛情をかけて大切に大切に育ててきた分、兼任メンバーにはそのグループの中で伸びてほしいですし、もちろんカントリー・ガールズとしても、皆さんの目を離さないように頑張ってほしいなと思います。

――里田スーパーバイザーからは何か言葉はありましたか?

嗣永:里田さんから、2週間くらい前から「緊張してる?」とか頻繁に連絡を頂いてて、昨日は「7月以降はお菓子とか好きなだけ食べられるねー」「激太りしたのを撮られないでね(笑)」みたないやり取りがあったり。まあ、そういう内容はさておいて、7月以降の私のことも気にかけてくれているんだなっていうのが伝わり、嬉しく思いました。街中で見つかって、ももち劣化したなって思われないように、可愛い自分でい続けるというのが7月以降の一番の目標です。

――明日からの予定は、どうなっているのでしょうか?

嗣永:今のところ真っ白です。ご飯のお誘い待ってますってけっこう言ったんですけどね。メンバーは今日が終わっても明日がありますから。そこは、スケジュールの問題と解釈してます(笑)。

――ライブ前ではありますが、ファンにメッセージをお願いします。

嗣永:特にももちを1番に応援してくれていたファンの方は、明日から空っぽの状態になってしまうんじゃないのかなと予想されるんですけど、私は本当に皆さんに幸せになっていただきたいし、もしかしたら、他のアイドルの子を好きになるかもしれません。それは私は全然いいんですけど、その子と私を比べちゃダメですよと、伝えたいです。私以上のアイドルはそうそう現れるとは思えないので、私と比較するのではなく、次に好きになったアイドルの子自身を応援してあげてほしいなって思います。

――最後に言っておきたい文句はありますか?

嗣永:文句? ないですよー。アイドルは悪口NGです(笑)。奇麗なままで終わりたいので、美化して書いてください。

――明日以降は何て呼ばれたいですか?

嗣永:全然変わらず「ももち」で。次は子供たちのアイドルになります!

――「許してにゃん」はもう使わない?

嗣永:私が表だって広めることはもうできないので、皆さんが使ってください。私生活で。たぶん、怒られると思います(笑)。

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