勝地涼&広瀬アリス「日本のコンテンツが世界で認められているのは誇らしい」

勝地涼&広瀬アリス「日本のコンテンツが世界で認められているのは誇らしい」

ああ

日本の「スーパー戦隊」シリーズの「恐竜戦隊ジュウレンジャー」(1992〜93年、テレビ朝日系)を、アメリカで英語ローカライズした「パワーレンジャー」。アメリカの子供番組史上最高の視聴率を記録し、20年以上も愛され続けている本作が映画となり、その日本語吹替版の声優を勝地涼と広瀬アリスが務めた。

――声優を務めることが決まったときの感想を教えてください。

勝地 男の子はみんなそうだと思いますけど、僕も小さいころは戦隊ものが好きで、よく戦隊ごっこをして遊んでいました。役者としてはそういう仕事をしてこなかったけど、まさか30歳を超えて戦隊もののお仕事をいただけるとは(笑)。なので、驚きましたけど、単純にうれしかったですね。

――勝地さんが小さいころにご覧になっていた戦隊は、どのシリーズですか?

勝地 偶然にも、この映画の基になっている「恐竜戦隊ジュウレンジャー」なんですよね。親におもちゃを買ってもらったのを覚えています。

――広瀬さんは今回が声優に初挑戦ということですが、決まったときの感想は?

広瀬 私も兄と一緒に戦隊を見ていた記憶があるんですが、もともとアニメが好きで、声優さんも大好きなので、最初は不安しかなかったです。というのも、喜怒哀楽の全てを声だけで表現することの難しさを分かっていたので、本当に自分で大丈夫なのかなと思っていました。

――今回の映画は戦隊ではあるんですが、5人の若者たちがパワーレンジャーに選ばれる前のごく普通の高校生だったときの物語もきちんと描かれていますね。

広瀬 そうなんです。私の中で戦隊ものは男の子+小さい子が見るものという印象が強かったんですが、実際に本編を見させていただいたら、登場人物がどんどんヒーローに近づいていくのが面白かったです。見ていて彼らにシンクロしていくというか、すごく共感しやすい物語だったと思います。あと、悪を倒して終わりじゃないのがいいなと思いました。

勝地 完璧なヒーローじゃなく、不完全な存在として描かれているからこそ、応援したくなるし、僕のように大人になってしまった人間が見ても面白かったです。アフレコするのが難しいところはあったけど、順撮りでやっていたので、演じるキャラクターに慣れてきたころにヒーローになっていくのもやりやすかったです。

――勝地さんはパワーレンジャーのレッドことジェイソン・スコット、広瀬さんはピンクのキンバリー・ハートを演じられています。公開アフレコのときに、アルファ5役の山里亮太さんも言われていましたが、広瀬さんはピンクを演じた女優さんと顔も似てますね。

広瀬 えー、全然似てないですよ。だって、キンバリーがラストで鏡に向かってちょっと笑うんですけど、その姿に見とれてせりふを飛ばしちゃいましたもん(笑)。

勝地 似てるよ。自分で分かってるくせに(笑)。

広瀬 いや、いや、やめてください(笑)。

■ 5人の掛け合いは、みんなでやりたかった

――後半のアクションシーンになると、せりふというよりも息遣いみたいな表現が多かったと思いますが、それは難しくはなかったですか?

勝地 僕は子供のころに戦隊ごっこをしていたので、慣れているんだと思います。だから、意外と大丈夫でした。

広瀬 私も兄とごっこ遊びをやっていたけど、それよりも映像を見ると気持ちが上がって、自然と声が出ました。あと、順撮りだったのも良かったんだと思います。最初はかなり緊張していたけど、後半はずいぶんほぐれてきたので。

――アフレコは二人一緒にやっていたんですか?

勝地 バラバラだったんですよ。でも、僕はアリスの声が入ったものでやれたので、まだ良かったです。ラッキーでした。でも、アリスは何もない状態からだったので、アリスの方が大変だったんじゃない?

広瀬 そうなんです。英語のせりふに対して日本語で返さないといけないから、最初はとまどいました。でも、声優さんが一人ついて教えてくださったので、本当に助かりました。

勝地 でも、5人の掛け合いは、みんなでやりたかったという気持ちが少しあります。全員を集めるのは大変だろうけど、みんなでやったら面白かっただろうなと。

――日本の戦隊やアニメが海外で評価され、その影響を受けたものが海外で作られています。今回の作品もそうですが、そういった状況についてどう思われますか?

勝地 僕は今回初めて「パワーレンジャー」の存在を知ったんですけど、日本のコンテンツが世界で認められているというのは誇らしい気持ちがします。それこそアーノルド・シュワルツェネッガー「ジングル・オール・ザ・ウェイ」という映画で、息子に買おうとした人形が売り切れていて、というシーンがあるんですけど、その人形が「パワーレンジャー」をベースにしたものだったと知って、意外なところでつながりがあるんだと驚きました。

広瀬 私はワールドプレミアに行かせていただいたんですけど、子供たちが見る映画だと思っていたら、来ているファンの方々が20代、30代の方がほとんどで。皆さん、映画が始まる前からすごく盛り上がっていて、本当に楽しみにされているんだなって思ったら、やっぱりすごく誇らしく思いましたし、より身が引き締まりました。

――この映画の楽しみ方を教えてください。

勝地 それこそ最初は5人の青春群像劇で、彼らがパワーレンジャーになるまでを描きます。でも、だからこそ5人に共感しやすいと思うし、そこからの戦いも自然と楽しめました。小さい子も楽しめると思うけど、ちょっと大人向けな感じもするので、親子で見てもらえたらうれしいですね。親父と息子が二人で久々に一緒に出かける、みたいな感じで楽しんでほしいです。

広瀬 私はそれこそ女性の方に見ていただきたいなと思っています。私自身、普通にアクション映画として面白かったし、すごくカッコいいなと思ったので。しっかり人間ドラマもありますし、女性も楽しめる映画になっていると思います。

――では最後に、お二人とも自分自身のキャラクターは、どの色に一番近いと思いますか?

勝地 レッドはリーダー的存在だから、最初に自分がレッドと言われたときは『俺?』と思いました。なので、自分としては確実にレッドではないですね(笑)。あえて選ぶなら、みんなの中間にいるグリーンかな。

広瀬 私もピンクほど女子っぽくないから、ちょっとボーイッシュな感じがするイエローかな。ということは結局、二人ともレッドでもピンクでもなかったということですね(笑)。

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