【ひよっこ通信(18)】みね子、数年ぶりの父との再会も悲劇の幕開け?

【ひよっこ通信(18)】みね子、数年ぶりの父との再会も悲劇の幕開け?

みね子(有村架純)の涙に視聴者も号泣!

高ちゃんこと高子(佐藤仁美)の電光石火の結婚劇など、あの日あの時あの場所で、繰り広げられる突然のラブ・ストーリーも見どころの有村架純主演の連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月〜土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。

7月24日からの第17週では、時折意味深にすずふり亭の周囲に現れるも、心ここにあらずの表情を(視聴者に)見せていたみね子(有村)の父・谷田部実(沢村一樹)が、まさかまさかの記憶喪失という形で見つかる、急展開があった。

これまで大女優・世津子(菅野美穂)には優しい言葉を掛けてもらったり、CM撮影で緊張しているときにほぐしてもらったりと、いい関係を築いていたが、この出来事でみね子は声を荒らげる場面も。

「覚えてないなんて、そんなことあるわけないでしょ! -中略- 嫌です、嫌です、こんなの。嫌です、私!」と叫ぶ姿に、豊子(藤野涼子)の名シーン「やんだ!(嫌だ) 絶対にやんだ〜!(嫌だ)」を重ねた人もいるのではなかろうか。少なくとも私は重ねてしまったべ。

それに「なんもかんも嫌になっちゃったんでしょ、それは私、分かっから」「生きていてくれただけでうれしい」と記憶喪失の父に向けて語り、号泣するみね子を体現した有村の切ない演技に称賛の声が集まり、視聴者からも「朝から泣いた!」との感想が続々と上がった。

本作のあらすじを毎週紹介する連載「ひよっこ通信」。今回は第18週『大丈夫、きっと』の第103〜108回までの1週間をまとめて予習する。

ちなみに、“ひよっこ記者”的に第17週で注目した人物は、ついにみね子の前に再び姿を現した実役の沢村だ。

登場の仕方が何とも心憎かった。まずみね子が「行方不明の父」として世津子に実の写真を見せ、世津子の表情の変化によって「何かあるな」と視聴者に匂わせ、世津子が意味深にみね子を自宅に誘い、(テレビ的に)1日寝かせてから、世津子の家に着いてからもすぐに姿は見せず、まずは聞き覚えのある声で“疑惑”を“確信”に変えさせ、満を持して再登場。

しかも、みね子を見ても目の焦点が合わないようなピンボケしているような反応をするという、残酷なもの。これにはみね子でなくても、心も体も泣き叫びたくなりそうだ。

それを目元の表情一つで表現してしまう沢村のずば抜けた演技力は特筆すべきものだっぺ。出稼ぎ時代とはまるで違うから、あらためて表情の変化を振り返ってみるといいど。今後、どのようにして真の“谷田部実”としてみね子たちのもとに帰っていくのか、帰っていかないのか、気になるところだべな。

ではでは、第18週の「ひよっこ」はどんな感じだ?

■ 第103〜107回/7月31日(月)〜8月5日(土)放送

世津子のマンションを訪れたみね子は、行方不明になっていた父・実と再会する。しかし実は記憶を失っていて、みね子のことはおろか自分のことすら覚えていなかった。

どんなに訴えかけても泣きすがっても、娘である自分が分からない実の姿に動揺し、「そんなのうそだ!」と部屋を飛びだすみね子。大雨の中、外で立ち尽くしていると、追い掛けてきた実が傘を差し出す。

そしてなぜ世津子の家で暮らすようになったのか、記憶喪失になってからのいきさつを語り始める。すずふり亭の裏では、みね子の帰りを鈴子(宮本信子)と愛子(和久井映見)、時子(佐久間由衣)が待っていた。その顔を見て思わず泣きだしてしまうみね子。

鈴子に「電話ではなく、手紙でお母さんに知らせなさい」と言われ、手紙をしたためる。知らせを受けた美代子(木村佳乃)は混乱するが、茂(古谷一行)にも手紙を見せると、1人東京へ向かう。

待ち合わせていたみね子と一緒に、世津子の家を訪ねる美代子。しかし再会した実の顔を一目見て、妻である自分のことも家族のことも、実が何一つとして覚えていないことを痛感する…。

■ ひよっこ記者の裏ネタ

東京のことに関してはルーキー同然ながら、いきなり東京のオンナこと高子(佐藤)と電撃結婚まで持っていった三男(泉澤祐希)の兄・太郎を演じる尾上寛之について。

うっかり、仕事をサボって甘味を食べまくる彼の関係者とか、歌舞伎役者だとか思われがちだが、決してそんなことはなく、弱冠8歳で役者(子役)デビューを果たした個性派俳優だ。

しかも驚いたことに、デビュー作の「ぴあの」(1994年度前期)を皮切りに、「ふたりっ子」(1996年度後期)、「甘辛しゃん」(1997年度後期)、「てるてる家族」(2003年度後期)、「芋たこなんきん」(2006年度後期)、「カーネーション」(2011年度後期)、そして今回の「ひよっこ」(2017年度前期)と、実に7作の朝ドラに出演してきた“朝ドラ俳優”。

2009年からことしまで、毎年舞台出演も絶えず、じっくりと今の演技の礎を築いてきた。

個人的には朝ドラ以外では、ドラマ&映画「ROOKIES」(TBS系ほか)での、“意外性の男”今岡忍役が印象的だ。子犬のような目をして、意外な活躍を見せる姿に共感を覚えた人も多かっぺな。安仁屋(エース)になれなきゃ今岡になれ、が当時所属していた草野球チームでの格言だったっけ。どんなチームだ。

さておき、そんな尾上演じる太郎。高子を剛速球のストレートで射止めたものの、ほぼほぼ間違いなく尻に敷かれてそうな予感。さしずめ同情するならリンゴ食べてけろ!ってか? 今後茨城での夫婦生活も描いてほしいのう。

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