悪女なのか? 淑女なのか? 永作博美が新境地に挑む!

悪女なのか? 淑女なのか? 永作博美が新境地に挑む!

主人公・山本美紀を演じる永作博美

9月24日(日)よりWOWOWプライムにて「連続ドラマW 沈黙法廷」が放送される。本作は直木賞作家・佐々木譲の同名小説が原作の法廷ミステリー作品で、連続殺人事件の容疑者として浮上する主人公・山本美紀を永作博美が演じる。彼女は、悪女なのか、淑女なのか。丹念な捜査と、緊迫の法廷劇の双方からストーリーが展開されていく。

今回、主演を務める永作にインタビューを行い、作品の見どころの他、役作りについてなど話を聞いた。

■ 「沈黙法廷」はかなり新しい挑戦に!

――オファーを受け、脚本を読まれた感想をお聞かせください。

とにかく難しいだろうなと。できるのだろうかと思いながらも、私の中でかなり新しいというか際どいところ・紙一重のところに入っていく挑戦だと思い、お引き受けしました。

――監督から何かリクエストはありましたか?

最初にお会いした時、監督が「ずっと毎日美紀のことを考えています。ずっと悩んでいます」と仰っていました(笑)。やってみないと、見てみないと、発してみないと感じが分からないというところが多くて、「これぐらいですかね」「こっちですかね」とか言いつつ確かめながら、一緒に作っているような様子です。

――佐々木譲さんの作品は、WOWOWでは今回初めて映像化されますが、佐々木さんの作品のどういったところに魅力を感じますか?

佐々木譲さんの本の魅力は“静かな時間”が流れているところですかね。ゆっくりと時間の流れにリアリティーを感じるというか、無理に埋めてない感じがすごくすてきな本だなと思いましたね。すごく“誠実な作品”だなと思いました。

■ 美紀はかわいそうな人「彼女の背負ってきた人生を解放してあげたい」

――作品中では悪女なのか、淑女なのか、見る者を翻弄(ほんろう)していく美紀ですが、永作さんは最初に美紀に対してどのような印象をお持ちになりましたか?

かわいそうな人だなと思いました。なぜかいろいろなことが周りで起きてしまう。その中で自分の運命を恨むでもなく、自分はそういう人なんだ、そういう境遇で生まれてきたんだと感じているような女性で、だから前に進みたくても進めないのだと思いましたね。

――演じていく中で、美紀への印象が変わっていく部分というのはありますか?

原作を読んだときもなんですけど、意思が感じられなかったというか、どうしたいのかが分からなかったので、実際に私が動いたり発したりするときも、どうしたらいいのか分からなかったんです。せりふが少ない分、言葉をどうやって発していいのか本当に分からなくて、一言が結構怖かったんです。

でも演じていくうちに、やはり美紀の中でも、本当は考えがあって、温かい血は流れているんだと感じています。本当は当たり前なんですけどね…。最後の最後まで、おそらくこの女よく分からないと思われると思うんですけど、最後にはいろいろなことも分かるので、それも楽しみに見ていただきたいですね。

――演じる上で難しさを感じたところは?

普通に喋ることがすごく難しかったです。とにかく取り調べで何度も何度も同じ質問をされて、事実だと言っていることを何度も何度も話していく過程で、それがどこか怪しく見えてくる…やったの、やってないのって疑問が生じる現象ってどういうことなんだろうと考えながら演じています。

■ 純愛を貫いた物語に胸キュン!?

――そうしたつらい状況の中、美紀のかつての恋人・高見沢弘志(市原隼人)は美紀をずっと信じ、いちずに思い続けていますが、弘志という役についてどのように思われますか?

すてきな役だなと思います。美紀にとって弘志との出会いはこの世にいながら天国を感じたと思います。こんな感情を揺さぶられて、こんな温かくなる気持ちがあるんだ、心が軽くなるんだとか。でもそこで、不運を背負っていろいろ余計なことを考えて、うまくいかないのが美紀なんですけど…。

――予告編では美紀と弘志の思わずキュンとなるような場面もありましたが…

今回は純愛を貫いているなあという感じがしていて、そこがすごくすてきだと思っています。どうしてもいろいろな要素が入ってきてしまうと、なかなかいちずな恋愛って描きにくいイメージがありますけど、今回はちょっと入り組んだ中での、ある種の純愛が描かれています。

――視聴者の方に向けてメッセージ、見てほしいポイントをお願いします。

刑事ドラマ・法廷ドラマってたくさんあると思うんですけど、その中でこの作品は新しいアプローチをしています。下手に話を大きくしているわけでもなく、本当にささいなことをくみ取りながら読み取りながら、最後に犯人が何を言うのかというころに迫っていくので、なかなか聞けないせりふもあるかと思います。久々に珍しい純愛の話で見どころも満載なので、ぜひご覧ください。

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