劇団ナイロン100℃の女優が留学経験を舞台化!

劇団ナイロン100℃の女優が留学経験を舞台化!

「前作今作も実話。実話から離れたいと思いつつ、難しいですね」と作・演出の木乃江祐希

映像、CM、舞台など多岐にわたって活動中の女優・木乃江祐希。劇団ナイロン100℃の劇団員でもあり、自身が2016年に立ち上げた劇団コノエノ!の作・演出家でもある。コノエノ!の第2回公演「スタディー・イン・ニュージーランド」が9月23日(土)から、下北沢にて上演される。

今回の内容は木乃江が実際にニュージーランド留学をした経験をベースにしているという。作品について語ってもらった。

「今作をニュージーランドの話にすることは、初めから決まっていました。いろんな人にお世話になった旗揚げ公演の直後に、ぽーんとニュージーランドに1年行くことになってしまったので、『ニュージーランドの芝居書いてきますから! 許して!』 と強制的に宣言させていただきました。

今回は伝説の身内受けユニット7%竹さんとの合同公演。私が本筋の芝居、7%竹の武藤心平さんに、幕間のコントをお願いします。武藤さんと知り合ったのは13年前なのですが、7%竹がとっても面白くて、大ファンでした。なのに、活動休止してしまったのが悔しくて悔しくて…。

武藤さんに会うたびに、復活して欲しいと何回も言っていました。前作の旗揚げの前にたまたま、飲み屋で再会し、『武藤さんが7%竹やってくれないから、私が一人で劇団やりだしたよ!』と伝えたところ、『じゃあ、一回旗揚げ出してよ。それで7%竹の復活考えるよ!』と言っていただけての合同公演です。本当にうれしかった! 

憧れの7%竹ですから! 今一緒にやって思う。やっぱり、続けてほしいです! 武藤さん!!」と熱いメッセージを武藤に送るが、劇団・7%竹は今回でまた無期限の活動休止とのこと。

コノエノ!は今回も昨年同様“客席参加型”。前回好評だったマジシャン・RYOTAがマジック監修だ。

「客席参加型の公演にしたいのは、私が演劇の良さって、作品の感動が、体験になるところだと思っているからです。演劇は、舞台が宇宙になったり海になったりする! 目の前にあるのに! そんな奇跡の一部を自分が作っていると感じることができます。その分、つまらなかったときは、そのシラけた空気の責任を取らされる感じがあるのですが、私はそれも含めて、大好きです。ドキドキする! 見たことないものが見たい! 

マジックが好きな理由も同じなので、一緒にできたらいいなと考えました。マジックの練習はどの瞬間も楽しいです。お客さんの驚く顔を想像するとニヤニヤする。苦労する点は、お金がかかるところだけです(笑)」。

さらに、音楽にも力をいれている。

「史上初の(たぶん!)留学促進音楽劇!と謳っているのですが、ニュージーランドの音楽というわけではありません。ニュージーランドのすてきなことを歌詞にして歌っています。

今回初出演のロックバンドLAID BACK OCEANのYAFUMIさんが、前作見ていただいた時に、『こんな劇団だったら入りたいわ!』と言ってくださっていたことを聞き逃さなかったので、ニュージーランドから、電話土下座させていただき、出演交渉をしました。

曲も書き下ろしていただけて、もう、本当に最高です。もちろん、お芝居もコントもがっつり挑戦していただきます。『俺を知らない世界に連れて行ってくれよ!』と熱いこと言ってもらえましたので(笑)」。

マジック、音楽など演出面の盛り上げと同時に当然キャスティングにも個性的なメンバーをそろえた。

「今回のキャスティングはとてもシンプルです。まず、小園茉奈! 私の最終的な野望は、劇団ナイロン100℃の同期で一公演やることなので、一番初めに声をかけさせていただきました。

彼女を10年、一番近くで観て面白さをたくさん知っているので、一緒に作品作りができて心強いです。長田奈麻さんは、前作の公演を見てくださった終演後に、『次回作やるなら出してね!』と言っていただけたんです! とってもうれしかった! 

私の劇団に先輩が出てくださるなんて…旗揚げして良かった。ブルー&スカイさんは、前作見ていただいた時にマジックにご興味があるとお見受けしたので、『ブルーさん、一緒にマジックやりましょうよ!』と、ずるい誘い方をしました。

なので、ブルーさんが主にマジックをします。ブルーさんとマジックの相性は抜群です。とっても上手なんですよ(意外ですが)」と木乃江自身が楽しみでたまらない様子。日替わりゲストも東京ダイナマイトの松田大輔、かもめんたるの岩崎う大、パンサーの菅良太郎らが名を連ねる。

「今回の見どころは、留学って実際は何を学ぶんだ?というところです。外国で、いろいろ国の人と暮らすことは、英語だけを学ぶことにはなりません。いろんな留学体験を見ますが、この芝居は1年間留学した人の心がどうなっていくかを忠実に描きました。

外に出ることは、同時に内を顧みること。私はぽーんと身構えずに留学したからこそ、東京の自分をニュージーランドから何度も顧みました。世界は確かに美しいけど、じゃあ、私は? 留学した人は必ず陥るポイントだと思います。

言語がつたないと心も幼児化して、ピュアになるのですが、ふとした時に子供の自分が、本当は大人である私を責めたりする。そんな体験は、異国で外国語を学ばないとできません。そんな体験の中で、私・木乃江は結局何を学んだのでしょうか?

みたいなことを、羊の着ぐるみで血を吐きながら、歌って踊ってマジックする、留学促進劇!『スタディー・イン・ニュージーランド』! ぜひ、劇場という名のニュージーランドへ遊びに来たくださいメェェェェェ!!」。

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