大島丈の“イケボ”朗読会「表参道文學『大島丈の巻 其のニ』」特別インタビュー&イベントレポ

大島丈の“イケボ”朗読会「表参道文學『大島丈の巻 其のニ』」特別インタビュー&イベントレポ

セクシー男優・大島丈が色気あふれる朗読で女性ファンを魅了!

セクシー男優・大島丈による朗読会「表参道文學『大島丈の巻 其のニ』」が9月16日、東京・表参道のNOSE art garageで行われた。

■ セクシーな“イケボ”に女性ファンはメロメロ!

アダルト界きっての芝居のうまさと色気あふれる低音ボイスでも知られる大島が出演する同イベントは、今回で2回目の開催。第1回は2部構成だったが、第2回は3部構成と増やしたが3部とも完売する好評ぶり。

「表参道文學」の朗読は、語り手がステージに立ち観客席に向かって語り掛ける通常の朗読とは異なる。観客席の目の前のブースに設置された“ダミーヘッドマイク”と呼ばれる、人の頭をかたどった「ダミーヘッド」の耳の中、それも鼓膜に近い位置に埋め込まれている「マイク」に向かって、語り手の大島が語り掛ける。そして観客は、その声をヘッドフォンで聴くことで、大島のセクシーな声をとてもリアルに堪能することができるのである。

9月に開催された第2回の朗読会では、「よだかの星」(宮沢賢治)、「痴人の愛」(谷崎潤一郎)、「人妻いじめ」(森奈津子)などを披露。朗読を終えた大島がブースの中から出てくると、観客からは大きな拍手が送られる、それはイベントが成功したことを物語っていた。3部それぞれで衣装を変えたり、またイベント終了後にはサイン会、ハグをしながらのツーショット撮影も行うなど、会場を出るまで、大島のサービス精神が存分に発揮された朗読会だった。

イベント第1部終了後、大島に「表参道文學」や朗読に対する思いなどを聞いた。

■ 意識するのは「上手くなり過ぎないこと」

――前回の大好評を受けての第2回開催ですが、第1部を終えての手応えはいかがですか?

読んでいる時は、本に集中しちゃうんですよね。時々客席の方を見たりはしますが、お客さんのリアルな反応は、僕がいるブースの中からは実は分からないんです。

だからブースから出た時にみなさんの顔を見て初めて手応えを感じました。「やってよかった!」って素直に思える瞬間でしたね。

――イベントに備えて意識したことはありますか?

「上手くなり過ぎないようにする」ということです。僕はナレーターでも声優でもない、ただの“AV男優・大島丈”なので、プロっぽく上手く読むのは自分らしくないなと思って。

だから、事前に練習という練習はほとんどしませんでした。読み仮名を確認したり、時間を計ったりといった事前準備はしましたが、通して読んだのは1回くらいで、何回も読み込むことはしないんです。

その時の感情や、感性でいきたいなと常々思っているので、お客さんにもそういうところを感じてもらえていたらうれしいですね。

■ 「もう、出たとこ勝負だ!」

――文学作品から官能小説まで…読み分ける難しさはないですか?

僕は、楽しくやっていきたいという思いが一番強いので、あまり考えないようにしています。

文学作品は文学作品なりの、官能小説は官能小説なりのアプローチの仕方もあるし、各作品に対してのアプローチも変えたいなと思っています。

たとえば文学作品でも、第1回で読んだ作品は割と淡々と読んだんですね。でも今回の1発目の宮沢賢治の「よだかの星」、これは童話でもあるので、ちょっとづつ声色を変えて、細かく演じ分けたりしました。

一本調子だとお客さんが飽きちゃうじゃないですか。そして自分も飽きちゃう。だから、やり方をちょこっとずつ変えて。自分が楽しいと思えるようにしましたね。

――文学作品だと本に集中して、また別の作品ではダミーヘッドを登場人物の女性に見立てて、官能小説では客席に向かって語るといった感じで?

そう、やりましたやりました(笑)。あれ、実はあの場で考えたんです。違いは出したいなと思ってましたけど、全然プランを立てていなかったんです。「もう、出たとこ勝負だ!」と思って、それがあの結果になりました(笑)。

■ 「終わった時にハッピーになればいいな」

――それぞれ楽しめました(笑)。大島さんといえばウィスパーボイスですが…その生かし方も事前に考えていなかったのですが?

そうですね、読んでいる時に文章を目で追いながら、「あ、今ここでいきたいな」って感じた時に使いました。だからたぶん、同じ作品を読んでも二度同じことはしないと思います。

――となると第2部、第3部も違う雰囲気に?

官能小説は、“出たとこ勝負”になりそうです。だから、外す場合もあると思うんですよ、ぶっちゃけ(笑)。「あれ、ちょっと失敗したかな」とか…でも、そういうところも含めて楽しんでもらえたらうれしいです。今日も、みなさん良かったって言ってくださったので、終わった時にハッピーになればいいなって。失敗をおそれずに第2部、第3部もいきます!

■ 「いやらしい言葉をみんなの前で言う面白さがある」

――少し前に仰っていた、“AV男優・大島丈”ならではの朗読とは?

普段の男優としての仕事では、絡みの中で、いやらしい言葉を言うのは当たり前なんですけどね。それをみんながいるところで言うっていう面白さはありますよね。

いやらしい言葉を、いかに下品にならないように言うか、いわゆる「えっへっへっへ〜」みたいな品のない、いやらしさではなくてね(笑)。“いやらしい言葉を、文学的要素を残しつつ、さらっと言える”ってところかな。

――大島さんの官能小説の朗読には“リアル”が含まれてますよね。

そう、僕男優歴27年目だから、もう想像っていうことはなくて、リアルしかない。どうしても現場で培ってきちゃいますから(笑)。

■ 「余計いやらしいことを言いたくなります」

――ブースの中で読んでいる時はどんな気持ちで読んでいるんですか?

“無”ですね。ウケようとかヤマっけは全然ないです。客席も、前の方は見えますが後ろの方はほとんど見えないんです。だから読んでいる本に集中していて、あとは…やっぱり、出たとこ勝負でいかしてもらいました!

――お客さんはどんな表情でした?

なんか複雑な顔をしてましたね。で、僕が目を合わせようとすると目をそらされるんです。

きっと恥ずかしさや照れなんでしょうね、「あっ!こっち見られてる」って…たぶん“ドキッ”だと思うんです。“ドキッ”からの “サッ”と目をそらしちゃい。

僕が見ていない時はジーッと見てくれていると思うんですよ。でもいざ僕が目を合わせようとすると「あっ…」みたいな。それがまた面白いんですよね、余計いやらしいことを言いたくなってしまいます(笑)。

■ 「元々劣等生で、“勉強嫌いの本読み”なんです」

――元々、勉強や本が好きなんですか?

僕は学生時代、劣等生だったんです。特に中学時代は、道を外れたりして…勉強はほぼしてなかったんです。行く高校どうしようかなってくらいのレベルで。

でも、中3の夏休みから受験までの約4カ月間で、僕めちゃくちゃ勉強したんです。そしたら入試で500満点中400点くらいとれて合格できて。「なんだ、やりゃできるじゃん」って感じでした、勉強に対しては。

ただ、本を読むのは昔から好きで、いわゆる“勉強嫌いの本読み”。漫画から哲学書まで読んでました。それが、今になって役立つなんてね(笑)。

特に漢和辞典が好きでね。小学生のころ、トイレにまで漢和辞典を持って入ったりして。というのも、父親が読んでたスポーツ新聞の官能小説を盗み見ては、「“花弁”て何だろう?」って、いやらしい言葉を見つけては調べてたんですよ(笑)。

――好きな本は?

中学時代は筒井康隆さんの作品のファンでした。突拍子もない感じが好きで。でもジャンルを問わず読んでましたね。ドキュメント系も好きでしたし。漫画も大好物。最近は週刊でヤングジャンプ読んだりするくらいで。

――ちなみに“バイブル”的な漫画ってありました?

浦沢直樹さんの漫画が好きで、「MASTERキートン」とか「MONSTER」とか。あと外せないのは「ドラゴンボール」かな。でも漫画も全般的に読んでました。

■ 「絵本」や「歌詞」の朗読もアリかも!?

――11月4日(土)には3回目の開催も決まっていますが、今後への意気込みを教えてください。

イベントの名称が「表参道文學」、“文學”なので、読む作品のベースは変わらないと思うのですが、普通の小説とかだけではなく、たとえば今回の宮沢賢治の作品も童話じゃないですか、だから絵本とかもありだと思うんですよね。極論をいうと楽曲の歌詞だったりとか。許諾の問題はありますが、そういった広げ方も可能性としてはありだなと考えていますので、楽しみにしていてください。

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