「二度とやりません」から20年! 岡村隆史が名物「オファーシリーズ」の裏事情を語る

「二度とやりません」から20年! 岡村隆史が名物「オファーシリーズ」の裏事情を語る

笑いと感動を生んだ“岡村オファーシリーズ”の歴史を振り返る

10月14日(土)今夜の「めちゃ×2イケてるッ! 岡村オファーSP(仮)」(夜6:30-8:54フジ系)の放送を前に、ナインティナイン・岡村隆史が“岡村オファーシリーズ”への思いを語った。

真面目で努力家、ここぞというときにキメる男。芸人・岡村隆史にそんなイメージを持つ人も多いだろう。人々がその印象を抱く大きな一因となっている番組企画が、フジ系「めちゃ×2イケてるッ!」で20年に渡り放送されてきた“岡村オファーシリーズ”である。

“岡村オファーシリーズ”は、ミュージシャンやアイドル、一流スポーツ選手などの各界からオファーを受けた岡村が、その依頼に応えるべくひたむきに挑戦、努力する姿をドキュメントタッチで描く“めちゃイケ”の看板企画。決められた大本番の日までの間に密着し、ダンスやスポーツなど自分の限界を超えるほどまで特訓する岡村の姿、そして本番で極上のエンターテイメントとして仕上げてくる姿を見せる。笑いあり感動ありの2時間程の特番が、1本のドラマチックな映画かのように思えて、観終わった後には必ずや岡村を見直し、脱帽させられるという魔法のようなシリーズだ。

■ 第1弾・SMAPコンサート後「二度とやりません」と宣言していた!

しかしシリーズは、初めから綺麗にまとまっていたわけではない。第1弾は岡村がSMAPのコンサートに飛び入り参加するという企画だった(’97年10月4日放送)。過去14回を振り返った岡村自身が、一番印象に残っているのは第1弾のときに抱いた、ある疑問のことだそう。

岡村隆史(以下、岡村)「このとき『SMAPの後ろでジャニーズJr.に交じって踊って、これ何がおもしろいんやろな?』って思ってしまって。ステージでは踊ってますけどモニタリングルームがどうなってるかもわからないし」と、不安なままの本番だったことを明かした。岡村は、相方の矢部浩之に「これおもろかったんか?」と、普段あまりしない質問をぶつけたという。

岡村「ほなら相方が『たぶん、今までで一番おもろかったと思うで』って言って。『そうかな〜?』と思って。それで僕は総合演出(スタッフ)にも、カメラ回ってるとこでも『もう二度とやりません!』てブチ切れて。皆で打ち上げ行ったんですけど、僕だけ帰るっていう」

しかし、OAを見た岡村は「あれ?これおもろいな」と思い直したという。4年が経ってやっと、第8弾のモーニング娘。のコンサート出演後(’01年10月13日放送)の打ち上げの場にて、自分が怒ったことを「『なんか、すんませんでした』と謝った」と話した。

■ ”めちゃイケ”に言われたら「やります」となるんです

困難な企画にもまずは挑んでみるという岡村の姿勢を信頼して、すべてを預けてくるスタッフへ苛立ちの感情を抱くこともあるが、番組への思いは強い。

岡村「“めちゃイケ”始まったのが26歳のときで。そんな若手だけで土曜8時務まるのかみたいな感じでしたけど、やっぱりめちゃイケに育ててもらったっていう思いは、たぶんめちゃイケメンバー全員あると思いますし。だから『やるんだ』って言われたら全員が『やります』って。僕だけじゃなくて加藤浩次とかもそうやと思いますけど。これがあったから今の自分らがあるって、たぶん思ってるやろうな。オファーシリーズなんかは逆に気持ちがいいんですけどね」。

■ 本当に「二度とやりたくない」のは具志堅用高とのボクシング

岡村が一周回って気持ちいいと感じるほどの無茶ブリ企画も、たくさんあった。例えば、年末年始の生放送中に、岡村が42.195kmのフルマラソンを走る挑戦(’99年12月31日〜1月1日放送)での話。

岡村「計算して『1kmを7分のペースでいけば生本番でゴールできるよ』って言われたんですけど、『いや待ってください、信号待ちはどうなってるんですか?』って聞いたら『あ!そうか。信号待つんだ』ってなって『何個信号あるんすか、ここまで』、『いや、わかんない…』って。もう7分じゃ行かれへんやん。最後、技術さんとかも『間に合わないぞ!』って怒って。『わかってるよ、そんなん!(怒)』って(笑)」。

また、“27時間テレビ”内で、具志堅用高とボクシング対決(’04年7月25日放送)をしたのは、「もう二度とやりたくない」と振り返る。

岡村「総合演出が家に来ることなんか滅多にないんですけど、来て焼酎飲みながら、『倒れても倒れても起き上がる岡村隆史をみたい』って。『それ漫画やし、あしたのジョーやないねんから。そんなんできませんよ』って。僕27時間、下手したら30時間以上起きてる中でボクシングやって、ほんで具志堅用高のボディくらうわけですよ。パン!って当てられただけで息できないんですよ、本当に。ウッてなって。無茶苦茶なんですよね、今考えたら。やっぱり、ボクサーの人ってグローブ付けてリング上がるとなんかテンションあがるんでしょうね。すごい怖い顔やったんです、具志堅さんも。もうやりたくないですね!」

■ 一番ツラかったのは松岡修造のアツすぎるテニス指導!

また、岡村が身も心もボロボロになった思い出としてあげたのが、‘08年10月4日放送の「心のエースをねらえ! 絶対無二のスペシャル!」で、杉山愛とテニス対決したときのこと。

岡村「もう愚痴言うてもしゃあないんですけど、めちゃくちゃしんどいテニスを杉山愛さんとやった後に松岡修造の振り回しっていうわけのわからんことを…。終わった後にまだ残ってさせられて。忘れもしないんですけど、『自分のテニスしろ!』って言われて(笑)。僕、テニスプレーヤーでもないのに、ものすごい怒られて。それで自分でも無意識に『ハイ!』って言うてるんですよ。よくわからなかったですね、松岡修造さんの熱さにも引っ張られたのか。ハードでヘルペスもできましたし、骨折もした」。

■ 最新作は一番得意なダンス! 三浦大知と最強コラボ

そして、今夜10月14日(土) 夜6:30-8:54フジ系で放送されるのは、’13年10月12日に放送した、EXILEのライブ出演回に続く岡村が得意とするダンス企画! 今回はダンス界のカリスマ・三浦大知と岡村のコラボを見せる。

岡村「今回のオファー、ブレークダンスもえげつないんですけど、47歳でこんだけ激しくやって本番前にパチ!って腱でも1本切れたら本番出来ないんですけど、どうお考えでしょうかっていう。ましてや40歳のとき私休んでますけど、こんだけ自分を追い込んでまた休むという危険性はお考えではないでしょうかっていう(笑)」

スタッフへの愚痴が止まらない岡村だが「めちゃイケに関しては、やるだけやるっていう気持ちでいつもやらしてもろうてますけどね」と言い切る。

岡村「僕の中で得意なのはダンスなので、今回もダンスやったらええのになってちょっと思ってて。それが決まり『よし!』って思ったんですけど、いざフタ開けたらめちゃくちゃ難しくて『えーこれか!』っていう。ま、でもそれなりのところまではもっていけたって風には思ってますけどね」と自信たっぷり。

オファーシリーズ最新作で、どれほど岡村が追い込まれていったかを見届けなくてはならない気持ちになってきたのではないだろうか。そんな人にはもう、すでに“めちゃイケ”の魔法はかかり始まっているのだ。

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