柾木玲弥、“好きなものが集まった”連ドラ初主演作で「出し切りました!」

柾木玲弥、“好きなものが集まった”連ドラ初主演作で「出し切りました!」

カメレオン俳優・柾木玲弥に話を聞いた

幅広い役柄を演じ分け、若手屈指の“カメレオン俳優”として注目を集める俳優・柾木玲弥にインタビューを行った。

12月26日(火)、27日(水)、28日(木)に福岡のRKBで、2018年1月7日(日)、14日(日)、21日(日)に台湾・民間全民電視公司で放送されるドラマ「忘れてしまう前に想い出してほしい」や、この秋配信されたHuluオリジナル連続ドラマ「雨が降ると君は優しい」などについてたっぷりと話を聞いた。

――あらためて連ドラ主演を務められ、ご自身の座長ぶりを振り返っていただけますか?

まず…台湾は暑かったです(笑)。そこまで“座長感”はなかったと思いますが…(笑)。ただ、出ていないシーンはないんじゃないかというくらいずっと出演していたので、貴重な経験ができました。

――共演者とのエピソードで一番印象に残っているのは?

一番多く絡むヒロイン・Teresaさんは台湾の方なので、日本語も多少は話せるのですが、意思疎通という点では苦労しました。

でも、だからこそ面白いお芝居になったかなと思います。むしろ日本人同士より、しっかり交流を深めようという意識が強かったので、「仲良くしよう」という気持ちで撮影ができました。

でも、ヒロインのTeresaさんに限らず、台湾に行ったら台湾人のキャストしかいなかったので、せりふの掛け合いも難しかったです。そういう面では“言葉の壁”というのを感じましたね。

――現地で感じた日本での撮影との違いは?

ほぼ日本のスタッフでやっているので、そこまで違いはありませんでした。でも、「テスト」「本番」「もう1回」というのは監督のご意向で台湾語でやっていました。監督は相手の国の言葉を使って交流しようとする方だったので。でも、台湾の言葉で何て言っていたのか…は忘れちゃいました(笑)。

――台湾語は覚えましたか?

ほんのちょっとだけですね。現場でTeresaさんにかける「お疲れ様」とか「頑張って」という言葉は教えてもらって、台湾語で話すようにしていました。

――オフの時間は何していましたか?

台湾では、日本にもある「鼎泰豊(ディンタイフォン)」という小籠包の名店に行きたいと思っていたので、撮影前乗りして初日に行きました。みんなよく本場の味は違うとかいうんですけど…そこまでは感じられなかったですが(笑)。

やはりお客さんも日本人の方が多かったですし、店員さんも日本語が喋れたので、そこまで台湾で食事をしているという感じがしなかったのかもしれません。

――もう1つの舞台である福岡も初めてだったとか?

そうなんです。福岡どころか九州は初めてでした。西日本は大阪近辺以外行ったことがなくて…。福岡に行く前までは好きな印象はなかったんですけど、帰る時には愛着が湧いてしまって、少し寂しかったです。

でも、やっぱり僕の地元・北海道の方がいいですね(笑)。地元愛じゃないですけど、北海道に敵う場所はないと思います。特に札幌はいい街ですから。旭川とか函館は行ったことがないので分からないんですけど…札幌は無敵です。実は北海道民でも札幌から出たことがないんです(笑)。

――特に札幌の何がいいのでしょうか?

札幌は住みやすいですし、第一にご飯がうまい! 福岡もおいしかったですけど、でも北海道のご飯のボキャブラリーには敵いませんよ。何を食べてもおいしいですし、北海道の回転すし屋さんは、東京の高級すし屋さんと同じくらいのクオリティーだと思っていますから!

ただ、正直悔しいんですけど、今では東京の方が暮らしやすい街です。便利さを考えると、札幌より東京ですね。最初は騒がしさとかがすごく嫌だったんですけど、実家に帰ると逆にそれがすごく恋しくて仕方なくなります。

――得意のヒューマンビートボックスを演技で披露されたそうですね。

それが、自分でも特技だと思っていましたし、いけると思っていたんですけど、ビートボックスを仕事にしている方々を前にすると、どうしても自分のショボさが際立ちました。カリスマの1人であるDaichiさんと共演させていただいたんですけど、僕の役がDaichiの役と実力が拮抗しているという設定だったので、そう見せるのが大変でした。

撮影の合間にDaichiさんに教えてもらって出るようになった音も何種類かありましたね。構成も全部Daichiさんが考えてくれて、本当にDaichiさんのおかげで無事に撮影ができました。

Daichiさんはパフォーマンスとしてビートボックスをやられている方なので、動きも自然に出来上がっているんです。でも、僕はビートボックスをやっている時に棒立ちになってしまっていて、芝居としてノリノリでやっているように見せるのが難しかったです。

どうしても変な感じになっちゃうんですよ。パフォーマーの方は自然ですし、まさか自分もそこで引っ掛かるとは思っていませんでした。それにまさか鏡の前でビートボックスの動きを練習するとも思いませんでした(笑)。

――本番はライブ会場でやられたんですか?

そうですね。エキストラ200人くらいの前で、ビートボックスのライブ会場のような場所でやったので、練習以上に体が勝手に動いていました。それが、いい動きだったのかどうかは分からないですが、テンションは上がりましたよ。

お客さんも演技ではあるんですけど、盛り上がるべきタイミングで「わー!」と盛り上がってくれるので、Daichiさんも仰っていましたが、やっている側としてはすごくやりやすかったです。失敗しても盛り上がってくれるので、気持ち良かった〜。

Daichiさんは「自分のライブでもこれくらい盛り上がってくれたらいいのに」ってボソっと言っていました(笑)。

――撮影用の盛り上がりがすごいんですね(笑)。

はい。それと、僕はユーチューバーも好きなので、僕の好きなものが集まったドラマだと思いました。だからこそ、緊張もしましたけど。

YouTubeを撮るシーンもすごく楽しかったです。監督に「もうちょっとテンション抑え目でいいよ」って言われるくらいリハーサルの時にやっていたんですけど、結果、テンション高めのユーチューバーみたいになっちゃって、せりふもじゃんじゃん飛んでいたんですけど、「逆にそれがいい!」って言われました。

1日でYouTubeのシーンを撮影したのですが、せりふの量も多くて、テンションもずっと高かったので、あの日は人生で一番疲れた日だったかもしれません(笑)。

――実際にユーチューバーになってみたいと思いましたか?(笑)

やりたいんですよ〜! でも、僕がユーチューバーになる時は役者をやめる時だと思います。役者をやりながらだと絶対にできないですね。なるとしたら、“過激系ユーチューバー”になりたいので(笑)。小学校5年生くらいからYouTubeを見ていたので、ちょっと悔しいんです。こんなにユーチューバーがもてはやされる時代がくるなんて。

役者をやりながらでも、それこそ“覆面ユーチューバー”のような感じであればできるかもしれませんが…。僕の声は結構特徴的なので、すぐにバレちゃうでしょうね(笑)。

それに今はユーチューバーがあふれているので、一個でも何か飛び抜けるものがないと…。自信はあるんですけどちょっと今はできません。

――あらためて本作の見どころは?

とにかく異色のドラマです。脚本は辻仁成さんですし、ラブストーリーであり、コメディーであり、相手が台湾の方で日本語が話せないので、お芝居としても普段とは勝手が違いました。

福岡の良さも台湾の良さも詰まっていると思いますし、僕自身全部出し切った感情でいっぱいです。今は福岡と台湾だけの放送なので、今後どんな手段であれ全国の方に見てもらえたらいいなと思います。いろんな人に見てほしいです!

――そして現在全話配信中のHuluオリジナル連続ドラマ「雨が降ると君は優しい」についてもお聞かせください。 

この役は全話見ていただけると分かるんですが、特殊な役です。結構荒れていることが多くて、その分自由にやらせていただきました。

「忘れてしまう前に―」の辻さんもそうですし、「雨が降ると―」の野島伸司さんもそうですし、これまで日本の演劇界でメインを張ってこられた方が執筆された作品に役者として参加することができて、本当にありがたいお話だと思います。

めったに現場に来ないといわれる野島さんも現場に来てくださって、うれしかったですね。その日はもうガッチガチでしたけど(笑)。終わった後に特に何もお話されず、気付いたらいなくなっていたので、「あれ? 駄目だったのかな!?」って少し落ち込みました。

でも、打ち上げでいろいろとお話させていただいて、とても面白い方だなと思いました。終わった後に褒めていただいた部分もあれば「あそこは駄目」とご指摘いただくこともあって、全て正直に仰っていただけたので、すごく勉強になりました。

僕は出演シーンとしてはほとんどないので、打ち上げの場でも客観的に冷静に周囲を見回せたのですが、スタッフさんもキャストの皆さんも、お互いをすごくリスペクトされているなと感じました。この作品に携われたことが本当にうれしいです。

――これから見る方に向けて見どころをお願いします。

台本を読んだ時点で、僕は悲しくなりました。カロリーが高いと言いますか、本当に体力を使って台本を読むような感じになったので、これを映像化するのは大変だろうなと。でも、見事に映像化されて、玉山鉄二さんも佐々木希さんも、皆さんが見事に野島さんの作ったキャラクターを体現されています。

僕はちょっと“一線を超えている”役なので、この作品の1つのスパイスになってくれればいいなと思っています。僕もやりきりました! 本当にこの作品の1シーンに出られただけでもうれしいんです。

それくらい大好きな作品なので、皆さんにぜひ見ていただきたいです。野島さんの作品はすごいですよ!

――間もなく本格的な冬になりますが、この冬やってみたいことは?

スノーボード! 毎シーズン2回か3回は行けていたスノボに、昨シーズンは1回しか行けていなかったので、今シーズンの冬は毎日でも行きたいです(笑)。

男女何人かでスノボに行って、ゲレンデデートをしたいなあ…。これはずっと抱いている夢であり、憧れなんです。だってゲレンデで見る女性って本当にカワイイですよね!

仕事では味わえない、青春を取り戻したいです。それに対する思い半端じゃないですからね!(笑)

あ、でもデートするなら元から知り合いがいいですね。人見知りだからゲレンデで出会う人とは仲良くなれないので…。まあ、そもそも友達がいないので無理だと思うんですけど…。

――ちょっと切な過ぎます(笑)。オススメのスキー場もあるんですか?

北海道の2箇所しか行ったことないんですけど、誰もいない時間に滑れる所があるのですごく気持ちいいんですよ。雪質もとてもいいので、絶対にけがしないですから安心です。そこはお薦めです! ぜひ、またゆっくりとスノボに行きたいです!

――行けるといいですね!

はい! そのために仕事も頑張ります(笑)。(ザテレビジョン)

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