ロバート・秋山が考える「週刊ザテレビジョン」編集者のキャラとは?

ロバート・秋山が考える「週刊ザテレビジョン」編集者のキャラとは?

SPドラマ「黒い十人の秋山」で前代未聞!?1人10役に挑むロバート・秋山竜次に直撃インタビュー!

お笑いトリオ、ロバート・秋山竜次が初の単独主演を務めるSPドラマ「黒い十人の秋山」が、テレビ東京系で12月26日(火)に放送される。

同ドラマは、クリエイターズ・ファイルが大きな話題を呼び、普段から細かいキャラクターの作り込みと、その成り切りぶりに定評のある秋山が、おそらく日本ドラマ史上初となる1人10役に挑む本格ミステリードラマだ。

嵐の夜、離島のホテルで殺人事件が発生。容疑者として挙げられたのは、オペラ歌手、美人秘書、外国人画家、建設会社社長(全て演じるのは秋山!)といった個性豊かな面々だった。果たして誰が犯人なのか!? 事件の謎を解く鍵は過去の未解決時間にあり…といったストーリーに仕上がっている。

今回、主演の秋山にインタビューを敢行し、同企画を初めて聞いたときの感想や撮影秘話、見どころなどについて語ってもらった。

■ 10役演じていると…引いちゃいました(笑)

――1人10役というチャレンジングな企画ですが、初めて聞いたときの感想は?

「斬新過ぎないか?」って思いました(笑)。10人はさすがに(ドラマでは)やれないんじゃないかと。クリエイターズ・ファイルは月1ペースですし、イベントでも3役が精一杯だったので10役って…(苦笑)。面白い企画だし、「お話をいただけるならぜひ!」という気持ちではありましたけど、撮影が可能なのかという不安はありました。

――一番不安だったポイントは?

「10人をどうやってやるんだろう?」というのが一番大きかったですね。メークから衣装、カツラまで、とにかくこだわってやっているので、パパッと変わるというのができないのを知っているからこその不安ですね。

――やはり撮影は大変でしたか?

そうですね、引きました! やりながら、「引いちゃうんだな…」って思いましたもん(笑)。夜中の0時過ぎちゃってるのに、あと10シーン残ってたりとかして、「これ、どう考えても終わらないだろ…。物理的に無理な量だよ」って。実際、物理的に無理なところもあって、カットしたところもいくつもあるんです。

――本格ミステリードラマということですが、“笑い”の色が濃くなってしまうのでは?

そこは本当に大事なところなので、監督さんとよく相談をしながら作っていきました。普通に演じるところと自由に演じるところをちゃんと分けて、“笑い”の要素をどう除外していくか、という作業でしたね。ストーリーはすごくちゃんとしているんです。でも、それに扮装して出ちゃったら、「何を見せられてるんだ?」って感じになっちゃうでしょ?(笑)。だから、ちゃんと演じる部分とそうでないところを明確に分けたんです。あとは、ドラマとして成立させるために、プロの役者さんたちの力には本当に助けられました。脱線しても必ずドラマの路線に戻してくれて、さすがだなと。皆さんがいなかったら、ただただふざけてる一時間になっちゃってたと思いますから。

――演じる上で気を付けたポイントは?

やっぱり扮装した人間が出てきてしゃべるっていうのは、それだけで違和感がある。それでふざけ始めたらもう収集がつかなくなるので、話の筋に関わるところではちゃんとやるというのは心掛けていました。でも、つい悪い癖が出てきちゃうんですよね(笑)。自分的には“ドラマ7:コント3”くらいにしたつもりなんですけど、出来上がったら“コント7:ドラマ3”になってるかも! 編集の途中で監督が「ダメ! これ(ドラマとしては)無理!!」って言って、コント方面に路線変更していなければ(笑)

■ キャラ作りは思いつきやコスプレ願望からだったり…

――ちなみに秋山さんはどうやって多くのキャラクターを生み出しているのですか?

いろんなパターンがありまして、街で見て「こういう職種の方をやってみたいな」と思うこともありますし、思いつきで「あ、これやりたい!」というのもありますし。あとは、「こういう格好をしてみたい」というコスプレから入ることも。ただ、どのパターンでも“ウケそうなライン”であることが大前提です。「こんな人、いるいる」というだけではお笑いにはならないので。

――普段の生活からそういった物に対するアンテナは常に張っている感じでしょうか?

それはあるかもしれないです。普通の人だと引っ掛からないことも、ちょっと気になってたりはするかもしれません。それを糸口に、「こんな生活をしてるんじゃないか」と想像を膨らましていくんです。「あいつ本当に良い人そうだけど、逆に怖いよな…」みたいな(笑)

――「週刊ザテレビジョン」の編集者としてキャラを作るならどんなキャラになりますか?

職場の仲間での飲み会で、料理に添えられたレモンを見て、「あー、飲みにまで仕事持ち込みたくない〜!」とか言ってそうですね(笑)

――同ドラマは過去の“未解決事件”が謎を解く鍵となっていますが、秋山さんにとっての過去の“未解決事件”は?

最近解決したばかりのやつなのですが、幼稚園のときに玄関マットのところで転んだことがありまして、マットの表面がガタガタしていたから、転んでぶつけたところが歯型みたいな痕が付いちゃったんです。家に帰ったら、両親が「どうしたんだ、お前! 誰かに噛まれただろ!?」っていう感じになって、僕、とっさに「(相方の)馬場(裕之)に噛まれた」って嘘ついたんです。そうしたら、親が馬場ん家に電話し始めちゃって大事に…。馬場が家族で謝りに来たんですけど、馬場も訳が分からないまま謝りに来ていて(笑)。その光景がずっと忘れられなかったんです。それから長い間、馬場はずっとあのとき噛んだと思い込んでいたので、先日、「お前、あの時噛んでないんだよ」って真相を明かしました。どうでもいい事件ですけど(苦笑)

――だいぶ解決までに掛かりましたね(笑)。最後に視聴者の方にメッセージをお願いします!

容疑者全員が秋山ということで、ちょっと新しい角度のドラマになっていると思います。何カ所かフリーな場面もありまして、アドリブで俳優さんたちを笑わせようとしているところもありますので、ストーリーはもちろん、そういうところでも楽しんでいただければ。一つだけお願いしたいのは、細かいトリックの穴とかについては言いっこなしよ、と。だって10役とか大変なんだから!(笑)

取材・文=原田健(ザテレビジョン)

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