異色の街ブラ番組「秋山竜次音楽事務所」待望のDVD化! ロバートSPインタビュー

異色の街ブラ番組「秋山竜次音楽事務所」待望のDVD化! ロバートSPインタビュー

ろばーと=【写真左から】秋山竜次(1978年8月15日生まれ、福岡県出身)、山本博(1978年9月5日生まれ、群馬県出身)、馬場裕之(1979年3月22日生まれ、福岡県出身)。1998年にトリオ結成

秋山竜次が「秋山竜次音楽事務所」の社長に、山本博は同事務所の新人社員に、そして馬場裕之は秋山の親友にして手広く事業を展開する「有限会社ワールド・ハート」の社長に――。それぞれのキャラクターに扮した3人が埼玉の街へ赴き、才能ある人々をスカウトする街ブラ番組「ロバートの秋山竜次音楽事務所」(テレ玉)。現在シーズン2が放送中だが、今年1月から3月まで放送されたシーズン1が、ついにDVD化。同局・同スタッフの制作による「いろはに千鳥」同様、ローカル番組でありながら全国のお笑いファンの間で好評を博しているこの番組の見どころを、ロバートの3人に聞いた。

■ 素人さんをイジるんじゃなくて、月をイジってたっていう(笑) / 秋山

――埼玉の街の方々は、みなさんキャラが濃くて面白いですよね。

山本博「ほんと、ノリがいいんですよね」

秋山竜次「『テレビはちょっと…』みたいなことを言われたことないですもん。会う人会う人、快く乗っかってきてくれて。みなさん、タレントなんじゃないかと思うくらい。埼玉って、大きな芸能事務所なんじゃないですかね」

――(笑)。1日8本撮りで有名な「いろはに千鳥」と同じスタッフの制作ということで、この番組もやはり、1日で何本もまとめ撮りをしているんですか?

秋山「はい! 今回DVDが3巻出ましたけど、トータルで3日間しかロケしてないですからね。要するに、1日4本撮り。だから『まとめ撮りしすぎだろ!』って言いたいところなんですけど、千鳥が1日8本っていう、ものすごい前例を作っちゃってるんで、『まぁ、4本だったら…』って」

馬場裕之「そうですね、別に驚くこともなく(笑)」

山本「でも1日8本撮りって、どういうペースで撮ってるのか、逆に気になるけどね」

秋山「うちらの場合は、だいたい4本目は夜になるんですよ。この間は、住宅街を歩いてても誰もいないんで、月を見ながらトークしました。素人さんをイジるんじゃなくて、月をイジってたっていう」

馬場「でも、そんなに大変なロケじゃないよね。楽しい感じ。ご飯食べれるし」

山本「だいたい毎回、最後に行ったところで、ご飯食べながら終わるからね」

馬場「ただ、ご当地グルメみたいなものは食べてない。すごい有名な場所に来てるわけじゃないから、名物みたいなのが特にないんですよ。化粧品店から始まって3軒先のお茶屋さんで番組1本分が終わる、みたいな感じなんで」

秋山「前向きにとらえると、『撮れ高がいいロケだったね』ってことになるんでしょうけど、そんな実感は全くないです」

馬場「そうそう。OKが出ても不安で、何かしらイジっちゃうよね、月とか(笑)」

■ 馬場社長は、ちょっとうさん臭いけど、法に触れることはギリギリやってない(笑) / 馬場

――番組スタート時に、秋山社長は「完全フリーの番組」とおっしゃってましたね。

秋山「埼玉の方々と交流を深める街ブラ番組という企画だったんで、ただ普通に街をまわってしゃべるより、いろんな面白い人を見つけてスカウトする、という芸能事務所スタイルにしようかなと」

山本「番組のタイトルも秋山が考えたんですよ。なかなかそこまでやらせていただける番組ってないんで、すごくうれしかったですね」

――街ブラ番組は数あれど、キャラを演じながらの街ブラというのも珍しいのでは?

秋山「キャラを演じるっていっても、ヒゲ描いてるだけですけどね、僕は。なんか最近、ヒゲ描かないと落ち着かないんですよ。鏡を見て何か物足りないと思ったら、マイヒゲペンで描いちゃうんです。コントでも、必要ないのにヒゲ描いてますから。全部のネタのうち、7割くらいはヒゲで出てるんで。だからこの番組も、とにかくヒゲ描いてやりたかったっていう」

馬場「僕がやってる社長のキャラは、自分の中での人物像は何となく考えてますね。同時進行でいろんな仕事をやってるような、ちょっとうさん臭い、でも法に触れることはギリギリやってない感じの(笑)」

山本「馬場社長は、中古車販売から未来エネルギーまで、いろんな事業を展開してるんですよ(笑)。毎回、常に新しい事業をやってる」

馬場「ただ、カツラは失敗だったかなって。今まで生きてきて、ここ(顔の周り)に髪の毛があったことないんで、ほんとに邪魔で。だからもう、髪を縛ろうかなって。本当はいっそのこと、カツラ外したいんですけどね」

秋山「山本に関しては、何やっても山本なんで…」

山本「はい、普通の山本です(笑)。まぁ僕の場合、キャラを演じるっていうこと自体できないですし」

秋山「だけど俺も、特にキャラにこだわってるわけじゃないんですけど、そのままロケするのももったいないなと思って。テレビでふざけた格好のままロケに行くことってなかなかないので、それを毎回やれるのは楽しいですね」

――どの店に入るかといった行程も、3人が決めているんですか?

秋山「スタッフさんは、ある程度のコースは想定してるんでしょうけど、現場で俺たちがこの店に入りたいと思えば入っちゃう。この番組って、オープニングを撮る場所から、エンディングを撮る場所が目と鼻の先にあるんですよ(笑)。スタート地点からゴール地点が見えてる。普通にやってたら、30分番組が成立しないんで、そこまでは自由に広げちゃおうと」

山本「この感じでいったら、永遠にロケ先はあるよね。だから、“街”というよりも“人との出会い”を見ていただきたいなと思います」

■ オープニングの撮影場所が決まると、2人がどっかに行っちゃうんですよ(笑) / 山本

――オープニングは、山本さんが一人で始めて、秋山さんと馬場さんを探すというのが定番化してますよね。

山本「『山本さん、ここに行ってください』ってまずオープニングの撮影場所が決まった後に、2人がどっかに行っちゃうんですよ(笑)」

馬場「俺ら側にはカメラないからね。発見されるまで完全に何もない状態だから」

山本「何やってんだよ!」

馬場「だいたい、いつも秋山がトイレに行くんですよ」

秋山「俺、健康的なんで。朝集合して現地に着いて、そろそろ(便意が)来るぞっていうのが、1軒目の山本を待ってるお店なんですよ。ほとんどのお店でトイレ貸してもらってますね」

山本「シーズン2では、歯の治療してますからね」

秋山「小学生のときから歯医者さんに行ったことなくて、たまたまロケで行ったときに診てもらったら、虫歯が4本くらいありますと。じゃあ治療してもらおうってことになって、そのままオンエアしたんですよ。それからは毎回、地域ごとの歯医者さんに会うのが楽しみで」

馬場「見てるほうも意外と楽しいんです。自分が治療されてるときは見れない歯医者さんの作業が見れるんで。『歯の治療って、こういうことやってたんだ』って、ちょっと感動したりして」

――(笑)。本当に「完全フリーの番組」なんですね。

秋山「はい、もう本当に。だからこそロケが楽しくて仕方ないんですよ。スタッフからいろいろ注文があったら大変と思うのかもしれないけど」

――街で出会った方をスカウトしているわけですが、秋山竜次音楽事務所の所属タレントもかなり増えましたよね。

秋山「仕事が入ったときは呼ぶからって言ってるけど…」

山本「本当に芸能事務所に所属しちゃったって、勘違いしてる人もいるかもしれないよ」

秋山「でも理想を言うと、うちの音楽事務所のタレント名鑑を作るっていうのは実現させたいなと思ってて」

馬場「見たい!(笑)」

秋山「それを、本人たちにプレゼントしたら、みんな喜んでくれるんじゃないかなと」

■ 俺たちが今一番楽しいと思ってやってる番組。“タッチのゆるさ”を楽しんでもらいたいなと / 秋山

――そんな所属タレントの中で、イチ押しの人はいますか?

秋山「俺は、洋品店の口が悪いおじさん。毒舌漫談の。近所の学校の体操着だとか校区内指定の物を全部請け負ってるお店のご主人なんですけど、ご近所の文句を言いまくってるんですよ。隣のカフェのことも『遊びでやってんだよ』って。もう言いたい放題(笑)」

馬場「けっこう昔のことなのに、1週間以内の出来事のテンションで怒るんだよね」

秋山「面白かったなー。もう一回、あの人の毒舌を聞きたいですね。近所の最新ゴシップとか」

馬場「僕は、美容院の娘さんの新作DVDが見たいです」

山本「海外旅行でお父さんが娘さんのビデオを撮るのが恒例になってるんですけど、今、微妙な時期らしくって」

秋山「父親からカメラを向けられることに対して、『やめて』っていう空気が出始めてて。最後までカメラに笑顔を見せることもなく、日本に帰ってきちゃったりするらしいんですよ」

山本「シンガポール旅行で撮ってきたっていうビデオも、まず飛行機の中から始まって、現地でドリンク飲んでるところ、ご飯食べてるところがあって、その次がもう成田空港の映像だったからね(笑)。

僕のイチ押しは、“ISSY-U”というとんでもない怪物を生み出した博士ですね。トイレットペーパーの芯を溶かしてお面を作ってる人で、その発想がまずとんでもないし、すごく上手に作ってるんだけど、素材の問題でどうしてもヒビとか入るから、ものすごい恐ろしい顔になっちゃってるんですよ(笑)」

秋山「それを何十個と作って展示してる。最初見たとき、『何なんだここは!』って。異様な光景でしたね。ああいうのも路地に入ったからこそだよね」

――今年10月からシーズン2が放送されていますが、シーズン1のDVDを含め、番組を楽しみにしている視聴者の方々にメッセージをお願いします。

山本「シーズン2では、シーズン1で完成したノリがさらに展開しています。埼玉在住の方じゃなくても楽しめるので、興味があったら、ぜひごらんください」

馬場「番組で僕らが行った街に、みなさんにも聖地巡礼みたいな感じで行っていただきたいですね。こんな狭いエリアで番組1本作れちゃうんだって驚くかもしれませんけど(笑)」

秋山「キー局の番組ではなかなか出せない“タッチのゆるさ”を楽しんでもらいたいなと。とにかく、俺たちが今一番楽しいと思ってやってる番組なんで、ぜひ見てみてください」(ザテレビジョン)

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