1月20日(土)開催!アキオカマサコら3人のシンガーソングライターによる“歌わない”新感覚ライブ

1月20日(土)開催!アキオカマサコら3人のシンガーソングライターによる“歌わない”新感覚ライブ

アキオカマサコ

■ 歌手が“歌わない”ライブって!?

シンガーソングライターの3人が出演する朗読イベント「#0 〜歌はない〜」が、1月20日(土)に東京・表参道のNOSE art garageで行われる。

出演するアキオカマサコ、リベットボタン、梅田有咲は、定期的に都内もしくは関東近郊などでライブ活動を行っているシンガーソングライターで、いずれも聴き心地の良い歌声の持ち主。

3人は歌を生業とする歌手だが、イベントタイトル通り、今回は歌は「歌わない」、物語やエッセイを「朗読する」、という新たなスタイルのイベントだ。ただ、ピアノの生演奏をBGMに届けられる彼女たちの美声は、きっと「朗読」よりも「歌」として耳に届くようなライブイベントになるだろう。

出演者の一人、北海道を拠点に活動し、東京でも毎月定期ライブを行うアキオカマサコにインタビューを敢行し、朗読への思いや今後の活動に迫る。

■ 「言葉」で「物語」が進んでいく面白さ

――朗読は初めてなんですよね。

初めてです。でも元々、ずっとやってみたかったんです。CMやPVでナレーションのお仕事をやらせてもらうようになって、「もっと読んでみたい」という気持ちが出てきて。

ドキュメンタリー番組のナレーションを聞いたりすると、「この人良い声だな〜」と思ったりもしていました。読み手の人の「言葉」で、「物語」が進んでいくことに面白いなって。

少し脱線するのですが、私北海道出身で。地元に帰って外を歩いていても誰もいないか、会っても知り合いくらいなんですね(笑)。でも東京にはたくさんの人がいて、この人たち全員に「物語」があるんだって考えるとワクワクするんです。

――自分の声は好きですか?

歌を歌っている時に、メロディーや歌詞にダメ出しをされることはあっても、声だけは絶対に良いねって言ってもらえるので…良い声なのかなとフンワリ思ってはいます(笑)。

――好きな声の方っていますか?

宮崎あおいさんのナレーションの声、好きなんです。自分の中にスッと言葉がしみこんでいくような静かなトーンの声が好きですね。

■ 小さい頃は朗読は大嫌いでした(笑)

――小学校なんかで本読みの時間があったと思うんですが、朗読って昔から好きでした?

そういえば…大嫌いでした(笑)。でも「言葉」が好きで、本を読むのがすごく好きなんです。

――どういう作品を読みますか?

女性の作家さんばかり、好きな方をとにかく掘り下げてしまいますね。たとえば、向田邦子さん、角田光代さん、吉本ばななさんの作品が好きですね。

状況の比喩や、感情の表現がすごいんです。一つの現象を、いろんな言葉で表現できることを知るのが楽しくて。

――歌詞って、いろんな言葉や表現を凝縮しているものですもんね。

本当に本当に、今そこが課題で…。スピッツさんとか、一見すると「なんだそれ?」って思うような言葉を、上手くつむいでイメージしやすく伝えているのがすごいなって思います。ニュアンスで伝わり方が変わっていく「言葉」って、難しいけど面白いです。

――歌と違って、ナレーションや朗読は難しいものなんでしょうか?

自分の「歌」は伝えたいことが自分の中にあるんですけど、「ナレーション」は伝えたい人たちの思いをどう伝えたら良いんだろう、って考えるのが難しいところです。

「小説」は「歌」よりも説明が多いので、「朗読」する時に私自身が想像しながら読むことができれば、皆さんにも伝わるんじゃないかなと思っています。

――自分の作品じゃない難しさがあるんですね。

自分が作っていない曲を歌うこともあるのですが、本当に苦労します…。伝えたいことって形がないから、毎日何も考えないで淡々と歌っていると、段々見えてくるんですよね。

だから今回の朗読も、練習で何度も読んでみて、何か見えてきたら良いな…。

■ 聞き手が考える「余白」を残す

――「歌い手が感情を乗せない方が、聞き手を感動させられる」と聞いたことがありますがそんな感じでしょうか?

それは本当にそう思います。自分の感情を「100」出してしまうと、その感情だけしか届けられないのですが、余白を残した「70」くらいの方が、聞き手が自分の状況に重ねられるんですよね。もちろん感情を「100」出すことが良いライブもあると思うんですけど。

――今回、角田光代さんの「Presents」を読むんですよね。

はい、その中での「名前」という短編を読みます。短編集の中の一番最初の作品なのですが、名前って皆が持っていて身近なもので、由来を考えたりしたこともあると思うんですよ。想像しやすいテーマだなと思って。

■ “ズドドドドッ”て加速していく作品です(笑)

――読んだ時の印象は?

クライマックスに向けて“ズドドドドッ”て加速していくなって思いました(笑)。あとはイベントの時に一緒に感じてもらえたら…。楽しみにしていてください!

――はい、楽しみにしています(笑)。少しプライベートな質問もさせてください。休みの日はどう過ごしていますか?

何にも考えないで、映画かドラマを見てるか…でも常に音楽につながるものを考えちゃったりします。すぐダメ人間になれるので(笑)、なるべく何かするようにしていますね。

――好きな食べ物は?

スイカです。あと、お酒のツマミが好きです。

――お酒は強い?

ビールと日本酒とワインは飲めますが、そんなに強くなくて。最初の1杯で酔っ払って、そのあとずっと楽しく飲み続けられますね(笑)。

■ 私の声でいろんな思いを届けたい!

――今後描いているシンガーソングライター像はありますか?

声を使う仕事についてここ何年か考えていて、実は「シンガーソングライター」という肩書きにはこだわっていません。「声が良い」って言ってもらえるので、私の声で、どんな「物語」を、どういう「言葉」で伝えたら、いろんな思いが届けられるんだろうって考えています。いろいろチャレンジしていきたいですね!

今後アキオカは、1月21日(日)「アキオカマサコワンマンライブ〜まさことお餅〜」(水道橋いわしくらぶ東京店)、2月12日(月)「第59回旭川冬まつり公開録音 AIR-G' Song for You」(旭橋石狩川河畔会場)、2月17日(土)「シモキタザンギリア♪」(下北沢CCO)に出演予定。(ザテレビジョン)

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