小室哲哉【引退会見全文4】「今後の日本の音楽シーンに向けて」ほか質疑応答と小室哲哉からのメッセージ

小室哲哉【引退会見全文4】「今後の日本の音楽シーンに向けて」ほか質疑応答と小室哲哉からのメッセージ

小室哲哉

19日小室哲哉が不倫疑惑報道を受け会見。150人もの報道陣が集まった。小室は疑惑は否定したものの、騒動のけじめとして引退を表明。以下1時間40分に及ぶ会見の全文を4回に分けて掲載する。

■ 記者との質疑応答

■ 【記者】どういったレベルで満足できる曲を作れなくなったのか

つい最近、テレビの収録があってブームという言葉が出てきまして。イメージとしては1993年94年から2000年くらいまでがブームかなと思うんですけど、今思うとその影響が凄すぎて、それが基準になりまして。それを超えることはもちろんできないですし、それを下回るとレベルが下がった、枯渇した、期待に応えられなかったという感覚ですね。

あの時はよかったという方がほとんどなので、あの時代の曲が素晴らしいと言ってくださる方が一番多いので、そのレベルというのは…時代の流れもありますが、やっぱりあれを基準にしてしまうというか、そこから上じゃないと。

先ほども言いましたように、期待をしていただいている制作に関しては、随時対応していこうと思っています。

■ 【記者】2010年代などで自分を上回る才能はいましたか?

現在、日本で考えるとそこまでは思わないです。

■ 【記者】波乱万丈の音楽生活で一番うれしかったこと、つらかったこと

一番というのは非常に難しいですけど、1990年代のいろいろな方が歌ってくれたヒット曲をみんなが楽しんでくれている姿を垣間見れたことが幸せだと思います。

一番つらいのは今日です。

■ 【記者】A子さんへの感情は愛情だった?

愛情…。作詞でもよく「愛」という言葉を使うことが多いですけど、あまりにも広すぎて。例えばですけどKEIKOへも最初は恋愛感情ではなかった。Globeのボーカリストとしての愛情だったと思いますし。結婚してからは恋愛感情というかそういったものも当然あったと思いますし。病気になった時は無償の愛と言っていいのかわからないですけど、何はどうあれ、愛という一文字の中に、一人の人でもそれだけの意味があるので、この短い時間でそれを表現するのは難しいです。ごめんなさい。

■ 【記者】安室奈美恵さんの引退は影響した?

安室の引退宣言は理解はすぐできました。美学というか。海外では他界という意味では違いますが、マイケルジャクソンであったりとか、プリンスであったりとか僕と同世代ですけど、そういう方たちの、他界とは全く違いますけど、美学を貫くという意味では、非常に素敵だなと思いました。自分もいずれステキな形で身を引けたらいいなというのは正直ありました。

■ 【記者】音楽活動を引退するが制作以外(インタビューやテレビ出演)の出演は?

まだ今回の判断をしてから、何一つ反応を聞いていないので個人的に何までが許されて何までが許されないのか、線引きが全く分かっていない。僕の勝手な公式というか「お騒がせした罪」と「それを償うため身を退く」。まだこれだけしかないです。

■ 【記者】KEIKOさんともに幸せになって過ごしていくという気力はお持ちですか?

この皆さんの前でお話しするという、このエネルギーだけで今は精一杯なのが正直なところで。これがふと一人になったりした瞬間で、涙があふれ出るのか、なんてことをしてしまったんだとか、なんてことを言ってしまったのかという悔いが出てくる可能性十分にあると思います、正直。「悔いなし」なんていう言葉は一言も出てこないです。

その代わりですけどただ、この日にちとこの環境だから悔いなしという言葉が出てこないだけであって、「誕生日」だったり「何日をもってライブをやって」とか皆さんで楽しく勇退みたいなことが出来る環境だったら、「悔いなし」という言葉を心から言えたのかなと思いますが。今は「遅かれ早かれ」という気持ちが精いっぱいですかね。

今の質問に関連して、ファンの皆様というか、僕はバンドをずっと続けて東京ドームをいっぱいにできたりとかそういった人間ではないので、すごく不特定多数というかどういう方が僕の曲を良いなと思ってくださっているのか、正直しっかりわからないのですが。そういう方たちの声はこのソーシャルの時代ですから目にみえますので、見させていただくというか聞かせていただくというか…声を聴きたいと思います。その中から答えが出てくるのかなぁという気もしています。

■ 【記者】これからもファンの方と何かしらの交流を持つということでしょうか?

世論の比率によるのかなと思います。よく51対49みたいなことがありますけれども、その割合が「なんでもいいから、生き恥晒してでもいいから音楽作れよ」という意見が何割あるのか。ファンというすごく不特定多数の微妙な表現よりは、この時代ですから数字が如実に全部出てきますので、その数字に従いたいかなと思っています。

■ 【記者】年末に気に入った楽曲ができたということですが、それは発表されますか?

完全な体調の状況ではないもののスタッフのおかげで非常にいい環境で年末制作出来たと思います。まだ発表されていませんが、発表していただける状況であるのであれば多少気に入っていただけると思います。自分の中で基準を超えた曲だと思います。

■ 【記者】これからの日本の若いミュージシャン、音楽業界に伝えたいことを

どうしても欧米が先に進んでいく環境だと思いますので、ネットの使い方など勉強されて。

今は欧米が音楽がV字型というか、盛り返しているニュースも聴いておりますので、それに沿った活動をしていくといいんじゃないかなと思っています。そういうことができるのは、例えばアメリカだったら20代のラッパーだったりとかが引っ張っているので、非常に参考になるのではないかと思います。

■ 小室哲哉からのメッセージ

最後に一言だけ。

僕たった一人の言動で日本が社会が動くとは思っていませんが、先ほども言いました通り、なんとなくですが、高齢化社会だったりとか介護の大変さだったりとか社会のこの時代のストレスであったりとか、少しずつこの10年で触れてきたのかなと思っているので。こういったことを発信することで、日本がいい方向に少しでも皆様がいい方向に動いていければなと思っています。微力ですが、少し何か響けばいいなと思っています。

本日はありがとうございました。(ザテレビジョン)

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