赤澤燈、約2年ぶりチャクロ役で「お客さんの心に記録」 “クジ砂”再演に新キャストも揃って意気込み

赤澤燈、約2年ぶりチャクロ役で「お客さんの心に記録」 “クジ砂”再演に新キャストも揃って意気込み

初日あいさつに出席した(前列左から)伊万里有、前島亜美、赤澤燈、崎山つばさ、財木琢磨、(後列左から)大野未来、伊崎龍次郎、有澤樟太郎、高橋果鈴

『月刊ミステリーボニータ』(秋田書店)で連載中の、梅田阿比氏による同名コミックの再演舞台「クジラの子らは砂上に歌う」が、25日から東京渋谷のAiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕。先立って公開ゲネプロが前日の24日に公開され、主人公・チャクロ役の赤澤燈をはじめ、前島亜美、財木琢磨、伊万里有、有澤樟太郎、伊崎龍次郎、高橋果鈴、大野未来、崎山つばさがあいさつを行った。

原作は2013年6月から連載中の同名人気漫画で、舞台版は2016年4月に初演。今作は2017年10月のテレビアニメ化を記念したリバイバル上演となり、脚本・演出を前作に続き松崎史也氏が手がけた。

物語は砂がすべてを覆い尽くす世界・砂の海に浮かぶ巨船“泥クジラ”で暮らす人々の生き様を描く。チャクロと謎の少女リコス(前島)の出会いによって運命が変わっていく様子を通して、「感情とは?」「生きるとは?」といった人間のシンプルで根本的なテーマを問いかける。

泥クジラの真実が次々と明らかになっていく展開も魅力の一つ。“情念動(サイミア)”など原作のファンタジー性あふれる要素を表現する演劇ならではの演出も見どころとなっている。

赤澤が演じるのは、感情を発動源とする念力のような超能力「サイミア」を操る短命の種族の少年・チャクロで、島の“記録係”でサイミアの力の加減が苦手という役どころ。初演から座長を務める赤澤は「初演からアニメ放送、再演とこの作品が盛り上がっていて、すてきなキャストやスタッフさんとこの舞台を作れていることは奇跡的なこと。何より感謝しています」と思いを語った。

さらに「この舞台を初演から背負ってきた身として、初演のメンバーの思いやここにいる皆と新しく再演の”クジ砂”を作って、来てくれたお客さんの心の記録にずっと残るような舞台にしていきたい」と熱い意気込み。リコス役の前島は「(初演からの)皆の成長を持ち寄って、さらに新しいキャストの皆さんと新しくより深い"クジ砂”を届けようと稽古してきました」と振り返った。

同じくスオウ役の崎山、ネリ/エマ役の大野が前作から続投。大野は「再演は作品を愛して支えてくれる皆さんがいてこそ」とあらためて感謝を述べ、崎山は「人が人を思う気持ちを細かいところまで作って今日を迎えました。この作品にとって記録というのは大事なもの。心の記録として持って帰っていただけたら」とファンに呼びかけた。

また、新たなキャストとして財木(オウニ役)、伊万里(オルカ役)、有澤(シュアン役)、伊崎(リョダリ役)、高橋(サミ役)が今回からカンパニーに加わった。

険しい表情での登場となった財木は、ゲネプロ前にも通し稽古があったそうで「足がつっていまして」と笑いを誘っていたが、激しい舞台であることを伺わせた。続けて「けがなく千穐楽まで頑張っていきたい」と決意に似た意気込みをにじませ、有澤は「苦戦することがたくさんあったけど、皆からのアドバイスで今は120%の自信を持って本番に臨める」と信頼感。高橋は「本編ではサミのいろいろな表情を出していけたら」とアピールした。

初演を見ていたという伊万里は「本当に感動していい作品だと思っていたので、こうして再演の舞台に立つことが出来てうれしい」と喜びもひとしお。伊崎も「約2年前にこの劇場の客席から見ていた僕が今ここに立っている。不思議な気持ちと幸せな気持ちが両方混じり合って、役者をやっていてよかったと今とてつもなく思っています」としみじみ語っていた。

舞台は2018年1月25日(木)〜28日(日)にAiiA 2.5 Theater Tokyo、2月2日(金)〜4日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。(ザテレビジョン)

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