「BG」最終章直前!内山GP&三輪GPが語る「ボディーガードの職人ぶりを最初から最後まできちんと伝えたい」

「BG」最終章直前!内山GP&三輪GPが語る「ボディーガードの職人ぶりを最初から最後まできちんと伝えたい」

「BG〜身辺警護人〜」を担当する内山聖子GPと三輪祐見子GPも“誤差なし”!

丸腰でクライアントをあらゆる脅威から“護る”民間ボディーガードたちの姿を描く木村拓哉主演ドラマ「BG〜身辺警護人〜」(テレビ朝日系)。いよいよ最終章へ突入する同ドラマの放送を前に、内山聖子ゼネラルプロデューサー、三輪祐見子ゼネラルプロデューサーにインタビューを敢行。衝撃的なクライマックスを迎えた第7話から、今後どのようにストーリーが展開するのか、これまでの反響などを聞いた。

■ 井上由美子さんの脚本、木村さんとの友情でご出演いただけた(内山GP)

――先日放送された、第7話の反響についてはいかがですか?

内山:みなさんには章(木村)と仁美(山口智子)という元夫婦の機微を楽しんでいただけたようです。章が元嫁を守るというドラマチックなストーリーから、ラストは村田(上川隆也)が銃弾に倒れるという急展開だったので、「最後になんてことをしてくれるんだ!」というご意見も頂戴しています。

三輪:7話は内容がすごく濃い物語になっていましたし、山口智子さんが出演して下さったことも作品を盛り上げていただきました。そこで村田が撃たれてしまうという。こちらも自信を持ってお届けさせていただきました。

――章の離婚した妻として、山口智子さんをキャスティングされた経緯を教えてください。

内山:章のバツイチ、子どもがお母さんのところから来ているという設定はありましたが、本当に元奥さんの出演が必要なのかどうかもずっと話し合っていたんですね。本当にギリギリまで、決めてはいませんでした。木村さんからも、誰なのか質問されましたので、誰がいいのか聞いてみたら、「無茶ぶりです!」って言われてしまいました(笑)。

ただ、もし元奥さんが出てくることがあっても、シーンにパッと出てきたときに、別れたとしても“夫婦だったんだな”と見ている方にも感じられるの方にお願いしてほしいというお話はありました。

――また、萩原聖人さんの出演も話題でしたね。

三輪:萩原聖人さんもとても気持ちよく出ていただいて、昔の逸話も掘り起こされましたし、いい形で繋がったのではないかなと思っています。

内山:萩原さんもここに狙って…ということではなく、結果的に山口さんとゲスト出演が続いたことでとても反響をいただきました。井上由美子さんが脚本を手掛けられていることや、木村さんとの友情でご出演いただけた、そういうご縁が強かったと思います。

■ 章と愛子の関係はある程度は決着がついていきます(三輪GP)

――章たちの目の前で村田が発砲事件に巻き込まれ、衝撃的だったラストからの第8話となりますが、今後の展開はどうなっていくのでしょうか?

三輪:村田がどうなるかは、8話をご覧いただいて、一緒に感じ取っていただきたいなと思っています。ご覧いただくと、賛否両論あると思いますが、それも含めてボディーガードがどういうものなのか、ということを描いておりますので、ご容赦いただけたらなと思っています。

――愛子(石田ゆり子)が厚生労働大臣を辞めるという宣言をしていることも気になりますが…。また、章と愛子の関係性もどうなっていきますか?

内山:間違いなく、愛子は章を気にしていますよね。章を追いかけていますし。

三輪:とはいえ、大臣なんで…。そのもどかしさもありますね。女子アナ上がりと言われながらも戦っている大臣の女性らしさと、大臣の自分の仕事としての役割、いち女性として、人間としてこれからどうしていくのかというのを最後にちゃんと描いています。ですので、二人の関係はある程度は決着がついていきます。

内山:そうですね。自分の人生の覚悟、みたいなものを愛子も含めて、みんながそれぞれ探していく展開になっていきます。その覚悟を押してくれるお互いの存在として、愛子と章がいたんだろうなと思います。そういう意味では、これまで愛子は誰からも守られていなかったんでしょうね。誰かに守ってもらっているということを許されるとも思わずに生きてきた女性だと思うので、「あ、守られてる、守られるってこういうことなんだ、こういう安心感があるんだ」と愛子が初めて感じた相手が章で、それがとても心地良かったんでしょうね。

――これまで身辺警護課が敵対してきたSPや落合(江口洋介)との関係はどうなっていきますか?

内山:同じ守る仕事とはいえ、背負っているものや自分の過去、これまで積み上げてきたこと、なんとなく心についてしまったぜい肉などによって、やり方や考え方が違うんだと思います。落合も落合なりに悩みながら“護る”という仕事を考えたんだと思いますし、章が来たことで新たに考えたこともあるでしょうし、村田の一件でも考えたと思います。みんな同じ仕事をしていて、根幹はぶれていませんが、さざ波が立ったことで新たに覚悟を持っていく。心の中が見えにくい落合ですが、そういう姿が描いていけたら、と思っています。章には会うたびに嫌味を言っていますけどね(笑)。

三輪:章のことが気になるというか、好きなのかもしれないですね(笑)。

■ 井上さんの思いもよらない視点にすごいなと感じました(内山GP)

――脚本を井上さん、GPに内山さん、三輪さんと女性が手掛けられる男たちのドラマというのも興味深いのですが、女性の視点ならではという部分もあったりするのでしょうか?

内山: 裁判官とその妻のお話だった2話で、井上さんらしい脚本だなと感じたことがあるんですが、そこをそんなに描かなくてもって思う部分、女性がお腹の中に抱えているものをポンと出したシーンがあって。ドラマで描いているのは男たちの世界ですけど、物語として事件の裏側にあるものみたいな部分を描いていて、女性しか描けないのかもしれないなと思いました。

三輪:やっぱりちょっと視点が違うのかな、という気はします。例えば、「この人に守られたい!」というようなことは女性ならではの目線が入っているのかもしれません。前面に押し出すということではありませんが、男性が多かったらもっと硬質な作品になっていた可能性もありますね。

内山:井上さんと打ち合わせをしていて、元嫁の今の旦那さんから依頼があって守るというアイデアを出してくださったときに、思いもよらない視点ですごいなと感じました。幻となって消えてしまいましたが(笑)。

――もしそんなストーリーになっていたとしたら、章はものすごくモヤモヤしてしまいそうですね。

内山:そうですね(笑)。章的には、気持ちをどうしていけば…とヤキモキしていたかもしれませんね。それが事件を描くというより、ドラマなんだなというふうには感じました。

■ 裏方という影だからこそのかっこよさを描きたい(三輪GP)

――ボディーガードを描くことに決めたきっかけや、どんなことを伝えていきたいですか?

内山:私は自分がサラリーマンだからかもしれませんけれど、職人が好きなんですね。ボディーガードって名前はカッコいいけれど、本当に裏方。木村さんとか上川さんとか、みなさんカッコいいからスタイリッシュに見えるけど、ボディーガードは用心棒、ただのつっかえ棒なんですよね。華々しいものではなくて、あくまで華やかな人に脅威が及ばないようにつっかえ棒になる、その職人ぶりを最初から最後まできちんと伝えられるといいなと思っています。そういう苦労はきちんと描いていきたいです。

三輪:警察官とか消防士のように、仕事としてやっているのに、命を賭けなければいけない瞬間がある職業は、絶対に自分ではできないので、無条件に尊敬しています。そこにあるロマンみたいなものを出せたら、裏方という影だからこそのかっこよさみたいな部分は、みなさんうまくやっていただいていて、ありがたいです。

――ボディーガードは何も起こらずに任務完了することを理想とする職業で、そんな彼らをドラマチックに描く難しさはどんなところでしょうか?

内山:そうなんです、本当はアクションやっちゃいけないんですよね(笑)。

三輪:アクションをする必要のない警護が合格ではありますが、きっと影ではいろいろ戦っていると思います。

内山:水面下で実はいろんなことを阻止していて、傷を負っていたとしても、表に出てきたときには何にもないっていう美学が伝わっていれば…という思いです。私や三輪さんは、台本の打ち合わせで、最初からアクションシーンは入れていません。監督や男性プロデューサーたちは“輩と戦う”というようなシーンを作ろうとするので、そこは多少男女の差は作り手にあるんだなと感じています。アクションシーンや、何かを守るために自分の身を捧げる瞬間ってカッコいいですから、入れたくなる気持ちも分かります。

三輪:でも、きっとそういう部分がメインにはならない作品だと思うので、そこのさじ加減はきちんと考えたほうがいいなと思っていますね。

内山:「何も起こらないのか!」って思っている男性プロデューサーとかもいますからね(笑)。打ち合わせでのこういう感じもおもしろいですよ。私たちは、“誤差なし”がピークですから。

■ 身辺警護課みんなの気持ちは「誤差なし!」です(内山GP)

――ドラマ公式LINEやTwitterでも、現場の雰囲気の良さが伝わってきますが、いかがですか?

内山:木村さんもジャンパーをみんなにプレゼントしてくれましたし、まさに同じ釜の飯を食い、傷だらけになりながら共に頑張っています。木村さんとは初めての方も多い現場ですが、チーム一丸となっていて、いい座長さんです。

三輪:撮影は最終回の放送ギリギリまで続いていきますので、今は追い込みに入っているところですね。

内山:毎回パターンになっていないドラマなので、7話から8話、9話と連続する物語となっていますので、気持ちが休まらないまま見ていただく感じになると思います。

――では、最後に読者へメッセージをお願いいたします。

内山:まさに、「誤差なし!」です。身辺警護課みんなの気持ちに、誤差がないというところを描いていきます。また、身辺警護課メンバーそれぞれの過去も明かされていき、なぜこの仕事に就いたのかということも分かっていきます。まゆ(菜々緒)と高梨(斎藤工)の関係もどうなんでしょうね?

三輪:一筋縄ではうまくいかなそうじゃないですか? でも、なんだかお似合いな感じもしますよね。

内山:なんだか二人ともこじらせていますけれど(笑)。似たもの同士なんでしょう。

三輪:今夜放送の8話からは、身辺警護課がチームとして、大切な人、その誇りや気持ちみたいなものまでを“護る”という、2話にわたるストーリーになっています。これまで以上にチーム感が増していって、本当にいい形でチームが出来上がってきているさまが見ることができますので、そこを楽しんでいただければと思います。

■ 第8話あらすじ(3月8日[木]放送)

厚生労働大臣の愛子(石田ゆり子)と民事党幹事長・五十嵐(堀内正美)の会食の場で起きた発砲事件により、撃たれた村田(上川隆也)。五十嵐が犯人を挑発したことにより起きた事件ではあるが…世論は、「出しゃばった民間のボディーガードが無謀な行動をして撃たれた」と否定的な目を向け、現場にいた愛子や五十嵐、そして警視庁のSPたちも、みずからの保身のために真実を語ろうとはしなかった。

なんとか村田の汚名をそそぎ、民間ボディーガードとしての名誉も回復したい章(木村拓哉)たち身辺警護課のメンバー。しかし、警察ですら真実を明かしてくれない現状に為す術もない。

これまで通りの業務を続けようとする章に対し、高梨(斎藤工)は「泣き寝入りするのか」と、反発する。さらに、沢口(間宮祥太朗)までもが「ボディーガードを辞めさせて欲しい」と言い出してしまい…?

そんな中、SPの落合(江口洋介)をともない、愛子が章を訪ねて日ノ出警備保障にやってきて…!?(ザテレビジョン)

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