蓮佛美沙子、初めての金沢ロケに「実家に帰ってきたかのような懐かしい気分」

蓮佛美沙子が主演ドラマ「ダイアリー」で初の金沢ロケ 菊池桃子、大塚寧々ら出演

記事まとめ

  • 女優の蓮佛美沙子がドラマ「ダイアリー」(NHK BSプレミアム)で主演を務める
  • 同作にそのほか、菊池桃子、大塚寧々、緒形直人、濱田マリ、西田尚美らが出演する
  • 同作は、植物状態となった母の「リビングウィル」をもとに真実を追う娘の姿を描く

蓮佛美沙子、初めての金沢ロケに「実家に帰ってきたかのような懐かしい気分」

蓮佛美沙子、初めての金沢ロケに「実家に帰ってきたかのような懐かしい気分」

彩加(蓮佛美沙子)は春海(菊池桃子)が秘め続けていた真実を追う

蓮佛美沙子が主演を務めるドラマ「ダイアリー」(毎週日曜夜10:00-10:50、NHK BSプレミアム)。

同作は、突然倒れ植物状態となってしまった母の記した「リビングウィル(尊厳死宣言書)」の存在を知り、母や自身の真実を追う娘の姿を描いている。

蓮佛が演じるのは不仲なシングルマザーの母・春海(菊池桃子)が倒れたことをきっかけに、母の隠し続けた秘密と向き合おうと奔走する娘・彩加。

そんな彩加を演じる蓮佛にインタビューを実施。「自分と似ている」という彩加を演じる上でのポイントや真実を追う中での心境の変化、リビングウィルについて思ったことなどを聞いた。

■ 役柄でもありながら同時に私でもあった

──演じている彩加とご自身に似ている部分があるとのことですが、似ているが故の演じにくさはありましたか?

もともと“自分と役が似ているな”というような考え方はしないので、やりにくさは感じませんでした。

今回は監督と「誇張した表現ではなく撮る方も演じる方もナチュラルにやろう」といったお話をしたんです。

この作品は彩加が母親の軌跡をたどっていく、いわばロードムービーのようなもの。そういう流れで生まれた感情をそのまま表現していったので、役柄でもありながら同時に私でもあったんですよね。

だから今回の作品では“作る”ということをしている感覚がなく、演じやすい、演じにくいというよりは、(彩加のことが)「ああ、分かるな」と思っていて…。

完成した映像を見た時も自然と彩加(の視点)に寄り添って作品を見ていた自分が居たし、演じている時から彼女のそばに居てあげたくなるような感覚もあったので、自分と彩加に“通じるもの”があったのではないかと思います。

──石川・金沢でのシーンが印象的でしたが、金沢ロケの感想を教えてください。

今回の撮影で初めて金沢に行ったのですが、すごく好きになりました!

10日くらい滞在したのかな? 私は自分のお家が大好きなので、結構すぐに「帰りたいなぁ」って思うことも多いんです(笑)。

でも、まずはご飯がおいしくて! 少しでも時間があれば食べに行っていましたし、どこのお店もおいしかったという印象がありますね。

あとは“母親のふるさとに来ている”という役と重なり私自身も実家に帰ってきたかのような懐かしい気分になりました。

人も温かったですし、周りの方にも「金沢いいよ!」とお薦めされてはいましたが、自分で行ってみて、「また行きたい!」と思っています。

──金沢では春海の友人たち“フォーシーズンズ”(大塚寧々、濱田マリ、西田尚美)の面々とのお芝居もありましたが、共演されてみていかがでしたか?

フォーシーズンズのお姉さまたち大好きです!!

金沢で食事会があって、その時にフォーシーズンズの方々と同じテーブルで、すごく面白かったです。金沢パートに登場しないため、いらっしゃらなかった桃子さんも含めて皆さんB型という共通点もあるんです(笑)。

お酒を飲みながら女性としての生き方とか深いことまでお話しして…。お話を聞いていて、こういう一言で片付けるのはいけないかなと思うけど、本当に人生を楽しんでいらっしゃるんだなと思いました。それに皆さん優しいので、私と同じ目線でお話ししてくださいました。

そういう時間はお芝居にも影響される部分がありましたね。そうやって話してくださる人たちがいるってことが自分の中で大きかったですし、本当にかわいがっていただいてうれしかったです。

■ よりシンプルに、考えずに皆さんの芝居を受けよう

──そんな石川での撮影を通して新たに発見したことなどはありましたか?

先ほども“ロードムービー”と言いましたが、この物語は彩加がいろんなところに赴いて、その中で出会う人たちから話を聞いて、それを受けて母親とどう向き合っていくかにつながるんです。特に2話から最終話にかけてはその流れがとても重要になってきます。

私個人のお芝居の作り方ということでいうと、やっぱり受ける芝居って難しいなと。

例えば「父親は誰か知っていますか?」や「リビングウィルを持っていますか?」とフォーシーズンズの千夏(大塚)さん、明恵(濱田)さん、芙由子(西田)さんのそれぞれに同じ質問をする。

同じ質問ではあるけれど聞いている相手は違うし、それぞれに質問しているタイミングで彩加が経験してきていることも異なる。

だから当然同じ反応になってはいけないし、シンプルにナチュラルにお芝居を受けなくてはいけないんです。

撮影は物語の順序通りに進んでいる訳ではないので、「彩加は今どこまで知っているんだっけ?」と単純なことではありますが考えましたし、シンプルだからこそ相手の役者さんのお芝居とか気持ちを受けるっていうことは難しいなと石川パートでは特に感じました。

──最終話に向けて、彩加はどんどん母・春海の隠してきた真実に近づいていきますよね。

彩加は自分がお母さんについてや自分の父親について知りたい、向き合わなきゃいけないという一心で金沢に行って、いろんな人の過去を掘り起こしていきますが、それは本当はみんながふたをしておきたかったこと。それを無理やり開けてしまったことで、周囲に迷惑をかけたり、少なからず影響を与えてしまいます。果たして真実に近づくのはいいことだったのか、ってなりますよね。

そういった流れのある最終話での感情の動きは肝になると思ったので、よりシンプルに、考えずに皆さんの芝居を受けようと意識しました。

特に3話と最終話では、お芝居を受けてそして自分の中から出てくるものを信じようと思いながら演じましたね。

──この作品の鍵となる“リビングウィル”について、ドラマを通してどう思われましたか?

この作品をやるまでは名前を聞いたことがあるくらいで、内容やどういう効力があるかについては知らなかったです。

彩加を演じて、率直に自分が同じ立場になった場合にどうするかなと考えました。

自分だったら母親の交換日記を見つけてわざわざ金沢まで行くかなとか、リビングウィルがあったとして自分はどういう選択をするだろうとか…。

作中で彩加は一つの決断、選択をしましたが、それが必ずしも正解ではないと思っています。

周りにいる人たちの気持ちも含めて出した答えだし、撮影中にもたくさん考えましたが、はっきりとした答えは出ませんでした。

でもそういうものだろうなとも思うし、だからこうしてドラマが生まれるんですよね。

いろんな人と出会って、答えを導き出して、でも自分の出した答えが正しかったのかどうか分からず受け止めきれなかったりする。人間ってそういうものだよな、と出来上がった映像を見ても、撮影を終えた今でも思います。

ただ、“リビングウィル”は、答えは出せないけど、すごく意味のあるものだということに間違いはないと感じました。

■ 最終話(9月30日[日])あらすじ

彩加(蓮佛美沙子)は、春海(菊池桃子)の親友だった千夏(大塚寧々)の夫・誠(緒形直人)が自分の父親だと知る。誠は6年前に加賀友禅の展示会に来ていた春海と再会、成人式の時には彩加に自分が描いた友禅を着せてほしいと春海に頼んでいた。しかし、誠もリビングウィルのコピーは持ってはいなかった。(ザテレビジョン)

この記事の続きを読む

関連記事(外部サイト)