爆笑問題、芸能生活30年を振り返り「漫才は生活の中に入ってる」

爆笑問題の田中裕二と太田光、芸能生活30年を振り返る 2枚組DVDリリース

記事まとめ

  • 結成30周年を迎えた爆笑問題が2枚組DVDを発売し、ニュースを漫才で振り返る
  • 田中裕二と太田光が、漫才や、結成30周年の想いなどを語る
  • 「芸能生活30年は、北島三郎、五木ひろし、和田アキ子のような人のイメージ」と語る

爆笑問題、芸能生活30年を振り返り「漫才は生活の中に入ってる」

爆笑問題、芸能生活30年を振り返り「漫才は生活の中に入ってる」

DVD「爆笑問題のツーショット 2018 結成30周年記念Edition 〜爆笑問題が選ぶBest Selection〜」を発売する爆笑問題にインタビュー!

結成30周年を迎えた爆笑問題が12月19日(水)、2枚組のDVD「爆笑問題のツーショット 2018 結成30周年記念Edition 〜爆笑問題が選ぶBest Selection〜」をリリースする。

20周年記念の年にリリースした「2008 漫才 爆笑問題のツーショット」から「2017年度版 漫才 爆笑問題のツーショット」までの全9タイトルからベストネタをセレクション。芸能界、スポーツ界、政治や事件など、世間をにぎわせたニュースを漫才で振り返る。そんな田中裕二太田光に、漫才、30周年について語ってもらった。

■ 田中裕二「あんまり変わってない」

――2008年から2017年、爆笑問題の漫才は変わりましたか?

田中:あんまり変わってないと思うんですけどね。漫才は毎年やってるんで、「次はこうしよう」っていうマイナーチェンジは、設定、舞台づくりを変える中で、徐々にやりやすくはなってますよね。必死にバーッとやりながらも、強弱をつけたり。そういう余裕が。

太田:漫才はもう、生活の中に入ってるからね。「タイタンライブ」(事務所ライブ)が2カ月に1回あるから、そのたびに新ネタを作ってるから、自分じゃ変化は分からないね。たしかに、力を抜いていいところは抜けてるんじゃないかって気はするけど、それでも焦ると速くなるから、余裕が出たという実感はそんなにない。

■ 太田光「客前で初ネタは余裕がない」

――収録されているある年の漫才では、汗を流しながら動き回る太田さんの独壇場となるシーンがあって、胸を打たれたんですけど…。

田中:笑ってもらったほうがいいんですけどね(笑)。漫才で胸を打ちたくないんで。でも、「M-1グランプリ」もそうですけど、漫才って人を笑わそうとしてるのに、なんでこんなに緊張してんだってくらい必死なんですよ。間違っちゃいけない、タイミングはずしちゃいけない、忘れちゃいけない、噛んじゃいけない。

スポーツだったら、思いっきり練習して、野球だったらボールを投げて打ってっていう、ああいう感じのことを我々もやってるんだけど、人を笑わせないといけないから、なるべく必死さを出さないようにするという。たぶん、ベテランの先輩でも、ネタをやる状況は緊張すると思います。

――キャリア30年は関係ない、と?

田中:特に僕ら、初めてやるネタは直前まで作ってたりするんで、ビクビクしながら舞台に立ってますよ。ネタを飛ばさないか、ウケるかって。きっとね、同じネタをやっていたら「ここはこの程度でウケるだろう」って予想がつくから、緊張しないというのも分かるんですけど、新ネタをおろすってことに関していえば、ベテランであろうが、変わらない気がする。

太田:ドッシリ構えてやりたいと思うけど、なかなか練習不足だね。一個のネタをいろんな劇場でかけて(披露して)、ここを膨らまして、ここを捨てて、揉んで完成度を高めるってもんじゃないからね。客前で初ネタは、余裕がないですよ。その分、練習を増やしてはいるんだけど、ドッシリとやれる状況にはならないから、ある意味、素人ですよ。いつまでたってもね。

――DVD収録用の漫才と「タイタンライブ」の漫才には、違いがありますか?

太田:長いのになると、ちょっと遊びが出てくるよね。「絶対的にここはウケるだろう」っていうのがあると、冒険ができる。訳のわからない、シュールな方に発想を飛ばしてみるとか、そういう実験的なことは、長いネタに入ってきますよね。普段やってる(持ち尺が短い)漫才は、隙をなくすような感じだけど。

■ 爆笑問題の30年とは…?

――30周年を振り返っていかがですか?

田中:「芸能生活30年」なんて、北島三郎さんみたいな人っていうイメージが、子供の頃にはあったけど…。

太田:フッ(笑)。“3”だから“三郎”って思ったでしょ?

田中:まぁ、五木ひろしさんでも和田アキ子さんでもいいんだけど。芸歴30年っていうと「“紅白(歌合戦)”出場が何十回目です」みたいな感じだったから、自分がそうなったかと思うと、それはもうビックリしますよね。僕らが子供の頃に憧れてた歌手とか俳優さんが、芸歴10年で大賞を取っても、何の違和感もなく見てたわけだから。そう考えると、30年ってすごいけど、まったくその自覚がない。なぁ〜んも変わってないっ!

太田:進歩がないんだよ。

田中:そうだね。進歩がない。

――2019年、爆笑問題はどうなっていきたいですか?

田中:仕事に恵まれて、ネタがウケるってことですけど、2019年は平成が終わって、新しい元号になることを、僕たちは絶対ネタにするわけであって。「高輪ゲートウェイ」みたいな、ヘンな元号にならないかなぁとか(笑)。今分かってる段階で、もうネタはあるわけですよ。

太田:たしかに元号が変わるのは大きくて、そもそも俺らのはじまりは天皇陛下崩御(1989年)で、そのあとに阪神・淡路大震災とオウム事件があって(1995年)、印象深いことが起こった年を過ごしてるんですよ。おっきな出来事のときは、ほかのネタをやってもオウム真理教とかのインパクトが大きすぎて、ウケない。

だから、今後のことを考えると、元号が変わって、東京オリンピックがあって(2020年)、大阪万博がある(2025年)。俺ら、小さいときの思い出でかすかに覚えてる大阪万博(1970年)より、何もかもが進歩してるわけだから。そう考えると、この先の10年は大きなことが起こるわけだから、楽しみではあるよね。

失敗するにせよ、成功するにせよ、物事が大きく動いて、そこにどう漫才が絡んでいくのか。まだ分かんないけど、直で絶対に関わっていくから、楽しみですよね。(ザテレビジョン・取材・文=伊藤雅奈子)

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