SHOWROOM前田裕二氏、新プロジェクトの核心語る「インターネットの双方向性をジャニーズにかけ合わせる」

SHOWROOM前田裕二氏、新プロジェクトの核心語る「インターネットの双方向性をジャニーズにかけ合わせる」

会見に出席した藤原丈一郎、大橋和也、前田裕二氏

ジャニーズ事務所と国内ライブ配信プラットフォーム・SHOWROOMがタッグを組んだ新プロジェクト「バーチャルジャニーズプロジェクト(VJP)」が2月19日、始動した。2018年以降、急激にネット進出に舵を切りつつあるジャニーズ事務所が、新たな一手を打ち出した。

■ なにわ男子藤原丈一郎&大橋和也が声を担当

ジャニーズ事務所の持つエンターテインメントのノウハウとSHOWROOMのライブ配信技術、最新CG技術を組み合わせ、インターネット上でバーチャルキャラクターの動画生配信を行うVJP。その第1弾として、アイドルになる夢を持った高校生キャラクター・海堂飛鳥(かいどう・あすか)と苺谷星空(いちごや・かなた)による生配信が19日から毎日行われている。

海堂の声を関西ジャニーズJr.ユニット・なにわ男子の藤原丈一郎が、苺谷の声を同じくなにわ男子の大橋和也が担当。人気クリエイターユニット・HoneyWorksのイラストレーター・ヤマコがデザインした2次元キャラクターが、VRアニメ制作ツール「AniCast」によって“演者”である藤原・大橋の動きに合わせて動き、ファンのコメントにリアルタイムで反応していく。

■ 公式YouTubeチャンネル、特設サイトも始動

2018年以降、ジャニーズのインターネット進出が急激に進んでいる。

ジャニーズタレントが出席した会見ニュース画像のインターネット掲載が解禁されたほか、ジャニーズタレントが表紙を飾る雑誌の画像をネット上で閲覧することも可能になった。

動画配信にも積極的で、すでに運用が始まっているジャニーズJr.公式YouTubeチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」に加え、3月1日からは、ジャニーズJr.のライブ映像や舞台裏、リハーサルの模様を配信する公式特設サイト「ISLAND TV」が本格始動する。

そんな流れの中、今回スタートしたVJP。初配信を前に19日に行われた記者会見では、SHOWROOM代表・前田裕二氏が今回の取り組みの“新しさ”について語った。

「インターネットの本質である“リアルタイムコミュニケーション”、双方向性をジャニーズのコンテンツに掛け合わせていくことが、今回すごく革新的で大きなことだと思っています」(前田氏)

誰かが発信したものに別の誰かが反応し跳ね返す“双方向性”こそ、インターネットが楽しさを生む本質のひとつだ、という前田氏。その“双方向性”をアイドルとファンの関係性に重ね合わせ、さらにインターネットならではのリアルタイムのコミュニケーションを生かし、より強いものにするのが今回のプロジェクトのポイントとされる。

■ 楽曲展開やライブ活動も構想

さらにもう一つ、前田氏によればこのプロジェクトはジャニーズとのタッグであるところに大きな意味があるという。

「今回はバーチャルアイドル領域でヒットを生んでいこうというだけでなく、ジャニーズ側にその盛り上がりを還流させることが大きな目的だと思っています」(前田氏)

VJPでは、ジャニーズ史上初のバーチャルアイドル・海堂と苺谷による楽曲展開や、リアルなライブ会場に2人が登場してのコンサートも想定しているという。

世界中どこにいても、ライブ会場やスマートフォンの画面を通してパフォーマンスを見ることができる――そんなバーチャルコンテンツの強みを生かして「ジャニーズのコンテンツの可能性を世界に向けて最大化していきたい」と前田氏は構想を語った。

■ 「新しい時代のアイドルスキルを学ぶ」

これまでインターネットの世界と明確に距離を置いてきたジャニーズ事務所は、SHOWROOMのタッグによって、インターネットの世界で新たな一歩を踏み出した。海堂と苺谷に与えられたミッションは「インターネット(SHOWROOM)での配信を通し、新しい時代のアイドルとしてのスキルを学ぶ」だが、それはそのままジャニーズ事務所の挑戦でもある。

インターネットの力を使い、アイドルとファンの双方向性に新たな可能性を模索するVJPが今後どのような展開を見せていくのか、興味は尽きない。(ザテレビジョン)

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