山崎樹範「バイプレーヤーをやろうと思ったことは一度もない」光る演技の裏側にあるもの

山崎樹範「バイプレーヤーをやろうと思ったことは一度もない」光る演技の裏側にあるもの

「トレース〜科捜研の男〜」(フジテレビ系)に出演中の山崎樹範

現在放送中の錦戸亮主演“月9”ドラマ「トレース〜科捜研の男〜」(毎週月曜夜9:00-9:54※最終回は夜9:00-10:24、フジテレビ系)。科捜研法医研究員・真野(錦戸)が背負った過去の傷と、その事件にまつわる真相へと徐々に近づいてきている。

そんな真野と同じ科捜研の法医研究員・相楽一臣役で出演中の山崎樹範へインタビューを実施。作品への思いや役者としてのスタンス、最終回へ向けての意気込みなどを語ってもらった。

■ 物語の邪魔になる演技はしない

――久しぶりの“月9”出演ですが、お気持ちはいかがですか?

やっぱりいいですね…。テレビの視聴率がどうこう言われている時代ですが、“月9”というのはドラマの中でも代表する枠だと思いますし、まさに見てきた世代なので。

トレースは「王道の月9じゃない」なんて言われていますが、それでいいと思うんです。変わっていく中で、何か新しいものが生まれればいいので。今回、良い作品に出合えました。

――第4話は、山崎さん演じる相楽は悲しいターニングポイントを迎えました。その前後では、芝居の差を意識されたのでしょうか?

最初に第4話でそうなると聞いていたので、「(真野を)なんか好きじゃない」と視聴者に伝えるために当たりを強くしていました。

そこで相楽の中では雪解けしたので、第5話以降は穏やかな気持ちで真野と接しています。もう敵意はないですね。見せても仕方がないし、それ以降は物語の邪魔になるだけなので。あとは、(真野が)本当に早く居酒屋に来いというだけです(笑)。

■ 年齢を重ねて変化してきた芝居へのスタンス

――さまざまな作品で活躍中の山崎さんですが、バイプレイヤーとして意識していることはありますか?

正直に言えば、僕は“バイプレイヤー”をやろうと思ったことは一度もないんですよ。やっぱり、お芝居を始めるときは誰でも主役を目指していると思うので。

演技としては、そんなに変わらないのかなと。どういったポジションでも、丁寧に考えているのは「何を伝えたいのか」。僕がどういう役やせりふで、どうやって人間性を出そうか…というよりも、「どうしたらこのシーンは、(焦点の当たる)この人がより際立って見えるか」を意識しています。それが結果として、バイプレイヤーとしての役割を果たしているんでしょうね。

――バイプレイヤーとして…というよりは、作品全体で何を伝えたいかを重視されているんですね。

そうですね。昔は「どうしたら自分の個性を出せるか」「爪痕を残せるのか」と考えて、芝居の流れの中でわざと逆の方向でやって目立とうとしたり…姑息(こそく)なことばかり考えていましたね(笑)。でも、年を重ねるにつれて、だんだん自分のことがどうでもよくなってきて。今は、作品を俯瞰(ふかん)で見て「この作品の大事なところはどこだろう」とバランスを考えています。

それができているかどうかは分からないですが…できていたとしたら、また月9のオファーがきますかね(笑)? お待ちしております!

■ 重いシーンが多いからこそ楽しくやるべき

――現場の様子はいかがですか?

空気がすごく良いです。スタッフさんとの距離も近くて、多分錦戸くんがとても意識しているんだろうなと思います。スタッフさんの名前も完璧に把握していますし、助監督も班ごとに変わるのでけっこうな人数がいますが、ちゃんとみんなを名前で呼んでいます。スタッフさんもテンション上がるだろうし、現場が一丸となるので「すごいな」と思いますね。

重いシーンが多いだけに、そうじゃないシーンこそ楽しくやった方がいいんです。力を抜くべきところはしっかりと抜く。それを錦戸くんが率先してやってくれています。本人は認めないと思いますけど、僕は意識していると思いますよ。

――最終回に向けて、メッセージをどうぞ!

気になることがたくさんあります。真野の事件について、「あいつ怪しいな」って人がいますよね。本当にあと1話で終わるのでしょうか!? 

最終回はいろんな伏線がどう回収されていくのか、ストーリーの結末も含めて、ぜひ楽しみにしていてください。(ザテレビジョン)

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