<試写室>「イノセンス 冤罪弁護士」坂口健太郎の熱き瞳に引き込まれる最終話

<試写室>「イノセンス 冤罪弁護士」坂口健太郎の熱き瞳に引き込まれる最終話

3月23日(土)に最終回を迎える「イノセンス 冤罪弁護士」

3月23日(土)、「イノセンス 冤罪弁護士」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)がいよいよ最終回を迎えます。

本作は、坂口健太郎演じる少し変わり者だがすご腕の弁護士・黒川拓が情熱と科学を武器に、冤罪(えんざい)と闘う姿を描く“ヒューマン・リーガル・エンターテインメント”。

概要だけ見ると、普段はホンワカ系だが実は優秀な弁護士が逆転無罪を勝ち取り続けるリーガルドラマに思われそうですが、これまで、中盤で早くも負けてしまう展開や、弁護を依頼してきた本人が犯人であったりする予想外の展開に、驚かされてきました。

そして拓が数々の冤罪と向き合う中で、ずっと“嫌な思い出”として心に残っている、秋保(藤木直人)の妹が殺された11年前の事件。少しずつ全貌が明かされてきましたが、最終話では、急に「真犯人」を名乗る男が現れるという、またもや衝撃の展開が巻き起こります。

各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。今回は「イノセンス 冤罪弁護士」の最終話を取り上げます。

■ 衝撃の最終話は…

聡子(市川実日子)は、11年前の事件と今回起きている連続殺人事件の関係者たちのSNSの中に、共通して存在している“KooZ”というアカウント名の人物を気にしていた。

そんな中、楓(川口春奈)を刺した男・神津(武田真治)が自首して来る。拓が接見に行くと、神津は、なんと自分が11年前の事件と今回の連続殺人事件の真犯人だと拓だけに小声で明かす。

神津の悪びれる風もない態度に激高した拓。11年前の事件の証拠を探すため、当時の捜査員・草津(佐藤B作)の元を訪ねると、現場の遺留品だったたばこの吸い殻が、容疑者が喫煙者でなかったために証拠として採用されなかったことを知るのだった。

■ 独断と偏見のレビュー

最後までしっかり“人の心”を感じるドラマでした。毎話、ただ犯人捜しをすることが目的ではなく、ひたすら人と向き合い真実を探し続ける拓の姿に胸を打たれてきましたが、最終話はまさにそれが凝縮されていました。詳しく言えなくてもどかしいですが、法廷シーンでの終盤の拓の言葉が刺さります。

さらに印象的だったのは、拓を演じる坂口さんの目。最終話では、拓の人生を変えるほど影響を与え、長年追い続けてきた事件の真犯人が現れる衝撃の展開なのですが、そこからの目が一変。

拓の情熱、悲しみ、悔しさ、憎しみ、葛藤…拓の複雑な心境がすべて表現されている気がします。目を潤ませながら、力強く相手を見つめるその瞳に引き込まれました。キュ、キュン!

そして! 最終話のゲストで、真犯人・神津役の武田真治さんのお芝居がすごいです! 最近、明るい“筋肉マン”の印象が強かったので(笑)、かなりギャップにやられますよ。

そして人格がゆがんでしまったこの神津という人物に、拓が言葉を投げ掛ける法廷シーン、早く皆さんに見ていただきたいです。スカッと、そして、ハッとさせられる、この数分を感じて欲しいです。いろいろ考えさせられます…。

拓の身代わりになって刺された楓、少し心の溝ができてしまった秋保、ずっと敵対している拓の父・真(草刈正雄)、保駿堂法律事務所のメンバー。それぞれと拓の関係も、もちろんこの最終話でしっかり描かれます。

人を大切に描いてきた本作の集大成、静かに、テレビの正面を陣取って受け止めたい物語です。(ザテレビジョン・文=ゆ〜)

関連記事(外部サイト)