ニッチェ、5年ぶりDVDで見せる“大人になった”ネタ

「女芸人No.1決定戦 THE W」2年連続ファイナリストのニッチェがネタDVDをリリース

記事まとめ

  • 「女芸人No.1決定戦 THE W」2年連続ファイナリストのニッチェ、その腕は折り紙つきだ
  • 4月24日にはおよそ5年ぶりとなるネタDVD「プリンアラモード」をリリースする
  • 近藤くみこの"鬼エゴサーチ"で「こんなに面白いんだ」という声があり、DVD出すことに

ニッチェ、5年ぶりDVDで見せる“大人になった”ネタ

ニッチェ、5年ぶりDVDで見せる“大人になった”ネタ

およそ5年ぶりとなるネタDVD「プリンアラモード」をリリースするニッチェ

バラエティーから情報番組まで、幅広いジャンルの仕事に恵まれ、人気芸人となったニッチェ。「女芸人No.1決定戦 THE W」(日本テレビ系)では2年連続ファイナリストとなり、その腕は折り紙つきだ。

そんなニッチェが4月24日、およそ5年ぶりとなるネタDVD「プリンアラモード」をリリースする。ずば抜けた演技力とうなる設定は、感嘆せずにいられない。“生みの親”江上敬子&近藤くみこを直撃した。

■ 近藤くみこの“鬼エゴサーチ”

――お二人の芸をあまり知らない人がこのDVDを見ると、「こんなに芸達者だったんだ!」と驚きそうですね。

江上:そう思ってもらいたくて、DVDを出す運びとなりました。(販売元の)「コンテンツリーグ」さんの方から声を掛けていただいたんですけど、最初は「いや〜、どうなの?」と。私たちをテレビで見ている人たちは、ネタをやる人じゃないという意識だと思うので、興味を持っていただけるのかなって心配だったんです。

けど、逆に、“THE W”に2年連続で決勝に行かせていただいて、その時に近藤さんの“鬼エゴサーチ”で調べたところ(笑)、「こんなに面白いんだ!」という意見があったらしく。声を掛けていただけるうちが花だと思うので、「だったら、やらせてください」とお答えしたんですね。

近藤:我々って、2011年に「NHK新人演芸大賞」をいただいてから“THE W”まで、めっちゃ空いているんですよ。この間に、ネタをやっているイメージが薄れているわけです。

若手のころは“ネクストブレーク”的に、いろんなところに出させていただいたんですけど、仕事の幅が広がっていくと、若手のステージに呼ばれなくなる。それで、テレビでネタをやる機会もなければ、できる場自体がなくなってしまうんだなぁって、“鬼エゴサ”の結果分かりまして。

“THE W”を見て、「昔見ていたけど、今はこんな形になっているんだね」という意見と、「初めて見たけど面白かった」というのがあって、あれ以降、自信を持って「好きな芸人」で「ニッチェ」を挙げてくださる方が増えたんですね。

なので、大人になったニッチェのネタを見てもらいたいと思ったので、今回は最新のネタが多いです。

■ 年齢を重ねて見えた変化

――アラサーで、大人になったニッチェというのは、大きな変化なんでしょうか?

江上:「うわ〜、もうネタ、出ねぇよ」ってなったとき、強めのキャラクターを考えなきゃいけないっていう作り方をしていたんですよ、昔は。私が変なことをしたり、おかしな子になったりっていう方に陥りがちだったんですけど、年をとっていくごとに、自分たちの年齢に沿った設定の中でも作っていけるんだということを、去年の単独ライブで感じたんですよ。

キャラじゃなく、自分たちの思想をネタにできているんだって。今回収録されているもので言えば、「偏見」がまさにそう。息子の彼女が黒マスク、というものなんですけど。

近藤:私は「遺産相続」ですね。5年前だったら、仮に思いついたとしても、まだしっくりこなかったと思うんですよ。この問題って、10年後もできる設定じゃないですか。そういう域に入れたということが、うれしいですね。

昔、(江上が)やっていた子役とか園児とか、もうできないですもん、34歳にもなって(笑)。ババアが頑張っているって意味の笑いは広がるかもしれないけど。

私たちのように、大人の女のコンビ芸人がコントを作っているっていうのはあまりいないと思うので、「ここの位置、誰もいないや」って、自信を持ってやっています。

■ 江上敬子「年をとった時、どんなコントを…」

――お二人そろって本当に演技がうまいですが、最後に互いを女優さんとして評価してください。江上さんは近藤さんを、どう思いますか?

江上:今回で言うと「花嫁」なんかは、近藤さんは(演じている)花嫁のような性格ではないんですけど、本質のどこかでは変なところがあるんですよ。矛盾がありながらもコントが成立しているのは、きっと近藤さんの気持ちの悪さがあるからだと思う。

近藤:そうなん……でしょうね。

江上:ちょっと痛い女とか、酔っている女の芝居がすごいうまいんで、そういうコントは今後も作りたいと思っていますけどね。

近藤:(江上は)基本的に芝居が上手なので、せりふがなくてもせりふが見えるっていう、ここ(DVD)でいう「友達の妹」はそうですよね。せりふがなくても、何を言ってるか分かるんですよ。

過去にもそういうネタがあったんですけど、気付いたらこの人、せりふがなくて、楽じゃね?みたいな。話さなくても成立してしまうほど、お芝居が上手ですよね。

――次にネタDVDを出すときは、もしかしたら二人ともアラフォーかも…。

江上:それも面白そう。年をとった時、どんなコントをどれだけ作れるんだろうと考えると、楽しみですね。

近藤:江上さんに子どもが産まれていて、私はまだ一人かもしれないけど(笑)。

江上:その状況を我々が、どう面白くできるかどうか、ですね。(ザテレビジョン・文=伊藤雅奈子)

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