東京パフォーマンスドール、“オリジナルの未来”へ…夢は終わらない

東京パフォーマンスドール、“オリジナルの未来”へ…夢は終わらない

ワンマンライブでは初めて「SUPER DUPER」を披露した

ライブリポなんだから、簡潔にまとめようと思えばいくらでもまとめられる。(じゃあ、まとめろよ)

だがしかし、彼女たちが全身全霊の力を振り絞って、それこそ忙しくてなかなか全員集合できない中でリハ―サルをこなし、ファンとの交流を深めながら作り上げたこの舞台。たかだか5000文字程度で終わらせていいものなのか、というところだ。何より、今回に関しては見どころや新情報が多過ぎた。

6人組ガールズグループ・東京パフォーマンスドール(通称:TPD)が、6月16日に東京・渋谷ストリームホールで2019年上半期最後のワンマンライブ「The 6th Anniversary ダンスサミット」を開催。

今回もWEBザテレビジョン・TPD班が潜入し、主観に満ちあふれたライブリポートを公開する。アンコールを残してライブリポ後半へ突入だ。

「DREAMIN'」で美しく本編を終え、メンバーが袖にはけると、どこからともなく「TPDコール」が。いつもよりやや長めのTPDコールを経て、新グッズのトリッキーなTシャツに着替えたメンバーが登場。

脇あかりがいつの間にかショートボブから短めポニーテールになっていたけど、まさか長めのアンコールは脇のポニー待ちだったわけ…じゃないか。さすがに。

さておき、アンコール1曲目は「6周年ライブ最後まで楽しんでいってくださ〜い!」の掛け声から、畳み掛けソングの定番でもある「HEART WAVES」。

櫻井紗季と高嶋菜七がそれぞれ右サイド、左サイドに散って「こっちのみんな〜! 盛り上がっていくよ〜」「こっちのみんなももっともっとー!」とファンをあおり、アンコールのブレークタイムがなかったかのように、すぐさま盛り上がりを“取り戻す”会場。

続いて脇が「次に歌う曲は6月12日にリリースした新曲です。聴いてください『SUPER DUPER』」と前振りし、同曲をワンマンライブ初披露する。

イントロとともに高嶋の“橙色吐息”交じりの「SUPER DUPER…」から、夏のビーチで聴きたいダンサブルでポップなサウンド、脇と浜崎香帆が考案したかわいらしい振り付けが…。ペンギンにしろ、ハートを頭上で作ってバンバンにしろ、かわいいが止まらない。

宇宙最速で上西星来が出演中のラジオ「NEXT JAM」にて聞いたときは「ん? これTPDの曲?」と理解するまでにやや時間を要したが、聴けば聴くほど沁みるというか、ポップで乗りやすい曲調の良さだけではなく、生きる上で大切な言葉が詰まっている。この曲を聴いて育ったら優しい心の持ち主になるはずなので、知育の教材としてもオススメだ。た、たぶん。

何より、橘二葉の「キミの存在は ボクのヒカリだよ」の破壊力よ。最近特に無双モードに入っているふたぁさんにそんなこと言われたら…大抵の男は骨抜きよ。

それに“TPDにはなくてはならない”「デイバイデイ」が印象的に使われているのもGOOD。

■ MCタイムでいろいろ告知が!

アンコール2曲を終え、MCへ。大きな拍手に包まれる中、高嶋の「皆さま、あらためまして本日は東京パフォーマンスドール結成6周年ライブにお越しいただき、ありがとうございまーす!」から、メンバー全員で「ありがとうございます!」と深く頭を下げる。

満員の会場を見渡し、キャッキャ盛り上がる中、高嶋が急に冷静な顔になって「ちょっと謝罪させてもらっていいですか?」と切り出す。

これには序盤の“失態”に気付いたファンやメンバーがニヤニヤしながら高嶋を凝視し、高嶋が「訂正させていただきたい。『Shapeless』で歌詞を間違えてすいませんでした! 本当にごめんなさい。こんな大切な日に、リーダーがこんなことをしてはいけん!」ときっちり謝罪。

会場が和やかなムードになる中、高嶋は続けて「違うの。頑張って歌詞を作ろうとしたんだけど無理だった(笑)」と語ると、ファンもメンバーも爆笑する。

「すいません、すいません」と平謝りの高嶋に、浜崎や脇らが「大丈夫大丈夫」とフォローしていたら、突然高嶋の“妹”的存在の橘が「面白かったよ」とグサっと“上から”突き刺し、高嶋も思わず苦笑いを浮かべ、会場はさらなる盛り上がりを見せた。

リーダーいじりはこれくらいにして、1曲目から着ていた衣装の話題に。浜崎によると「結成して最初に着た衣装で、お披露目イベントで着たのかな。まだ入りました!」と言うと、会場は「おー!」と歓声が。

6年越しで着られ、今このタイミングで「ダイヤモンドは傷つかない」のパフォーマンスができるということに感慨深い思いのメンバーとファンたち。

その後「愛が爆発する曲」という「Starship Flight」の初披露の感想を述べるターンでは、上西も興奮気味に「足の動きが細かいんだよね〜」と言えば、櫻井も「6年間やってきて、初めて『あっ、これ覚えられない…』と思った」と吐露していた。

上半身だけでも大変そうだなと思っていたが、足の動きもやはり細かくあったのね。高嶋が「(足元まで見られる)最前列に来てください」と言っていたが、いやいや、もっと大きいステージでやりましょうよ!と、思ってしまった。それくらい動員できる勢いはあると思う。

さらに、この夏の取り組みについても告知が。「SUPER DUPER SUMMER 2019」と題し、ソロやユニットとしての活動を盛んにやっていくそう。

まず浜崎が8月4日(日)に恵比寿CreArtで初のソロイベント「かほと夏休み」を、同日同所で夜には脇あかりいわく「私と脇あかりが」…いや上西星来とのユニット・赤の流星が、ワンマンライブ「Into The Night〜夜に落ちて・再び〜」と題し、この春のワンマンの“再演”という形でライブを行う。

そして8月11日(日)には渋谷スターラウンジにて上西の生誕ソロイベント「じょにーのHAPPY BIRTHDAY PARTYやっちゃおう!!」を、同日夜には高嶋のソロライブ「Welcome to my world〜ドライブ編〜」を開催。

さらに翌12日(月)には同じく渋谷スターラウンジで、女子限定イベント「WILL SELECTION × 東京パフォーマンスドール GIRLS PARTY」を、同夜にはファンクラブ・NINE STARS プレミアムナイトと題した会員限定イベントを実施する。

また、9月7日(土)・8日(日)には常日頃SHOWROOM配信で言っていた脇のバスツアーも開催決定。「ツーリズム別府大使 脇あかりと行く別府バスツアー〜あかり地獄へようこそ〜」という何ともニクいタイトルのイベントが実現する。

■ リーダーが涙交じりに熱い思いを語る

これまでにないくらい多めなソロ・ユニットイベントの新情報に、会場がホットになる中、高嶋がおもむろにマイクを取り、「東京パフォーマンスドールは結成して6年、次に7年目に突入するところなんですけど、昨日夜にLINE LIVEをさせてもらった後、お風呂に漬かりながら『締めの言葉を何て言おう…』ってずっと考え、いろいろあったなって思い返したとき、記憶の大半がメンバーの笑顔とファンの皆さんの笑顔だったのね。これ幸せじゃんってめっちゃ思ったの!」と語りだす。

続けて「なんかね、結成当初、『あと3年後には武道館に行きたいね』とか、こんなことしたいねってメンバーと大きな夢を語っていたわけですよ。少女たちが東京に上京してきて語り合っていたわけですよ。で、2年、3年、4年、5年ってたってきて、現実はそう甘くないんですね。

皆さんがいる世界も現実は甘くない中で生きている方はたくさんいると思うし、何かいっぱいそれぞれの人生はあると思うんですけど、夢を追い続けるって、こう『夢』って言葉がクサく感じちゃうかもしれないんだけど、諦めずにずっとやり続ける気持ちって大事だなって、TPDをやっていてすごく思います。

なので、諦めない気持ちがあるのは、来てくれているみんな一人一人が私たちのヒカリで、みんながいつも『頑張ってね』って言ってくれるささいな言葉が私たちの原動力になっています。みんなのライブに来たときの笑顔だったり、握手会で見る笑顔があるから私たちもそれぞれ頑張ろうって思うし、まだまだ私たちもやらなきゃって。みんなにもっと幸せを届けなきゃって。その分、私たちも自分たちのためにも頑張ろうって思って今こうやって6周年までたどり着けました」と涙交じりに明かす。

さらに「まだまだ目標だったり、夢を追い掛けている途中です。今ここに来てくれたみんなもいろいろな夢があって、それを追い掛けている人たちもたくさんいると思います。TPDもそれぞれの夢、そしてTPDとしての大きい夢も諦めずにずっと追い掛けているので、一緒に、みんなで目標だったり夢に向かって頑張っていきましょう。本当に今日はありがとうございます!」(※一部抜粋)と深々と頭を下げると、高嶋の思いに会場から大きな拍手が起こった。

真面目に語ったかと思えば、一転してどこのおばちゃんやねん!ってトーンで(※いい意味で)「もうね〜メンバーみんなも大好きだし〜、スタッフさんも大好きだし〜、TPDに関わってくれているみんな大好きなんで、だから仲良くしてね〜!」と語り掛け、爆笑とこの日一番の拍手が。

「もうさ〜セットリスト(※ヘアセット)もボロボロだしさ〜」と“オチ”を付け、浜崎に「セットリストはちゃんとしてたよ〜!」とツッコまれ、“らしい”MCの締めくくりを経て、アンコールラストの「One Day One Life」へ。

■ じょにーの目にも涙?

優しいイントロが流れだし、上西が「これからも、私たちにしかできない“オリジナルの未来”を作っていきます。聴いてください」とやや涙声で前振りし、ファンに語り掛けるような歌声が会場を包む。

これから始まる新しいストーリーを力強く突き進んでいく、という決意すら感じるメンバー全員のエモーショナルな歌が会場に響いた時、アンコールも幕を閉じた。

「本当に本当にありがとうございました!」とあいさつし、「BRAND NEW STORY」と観客の拍手&食い気味のTPDコールに見送られながら舞台袖へ。

そう、当然ここで終わるわけがなく、すぐさまダブルアンコールだ。

浜崎の「最後にもう1曲やってもいいですか〜!」の掛け声で、ダブルアンコールと言えば?のこの曲「Hey, Girls!」で本当のラストの時間が訪れる。

「笑顔で楽しく終わりたい」という浜崎の言葉通り、この空間に笑顔じゃない人は一人もいないんじゃないか、というほどファンもメンバーもスタッフも関係者も、筆者も笑顔のままに同曲のパフォーマンスをみんなで作り上げ、結成6周年ライブは今度こそ、幕を閉じた。

たぶん、メンバーも誰も覚えてないと思うが、TPDとのファーストコンタクトは4年前の「アイドルお宝くじ パーティーライヴ」へ向けた取材だ。

あの時は、4年後の今、ここまで“好きが止まらない”グループになるとは思いもよらなかったものだが、特にこの1年間はとても深く、彼女たちの内面にも迫る取材をすることができた。

いまだに夢を追い掛けている、というリーダーの言葉を信じ、その夢がかなうための一助になれば、という思いでこれからも追い掛け、彼女たちの魅力を発信していきたいところだ。

だって、あなた方の頑張りが、われわれを強くするのだから。

うん。ちょっとクサ過ぎるから、誰かさんによると「万能」で何にでも使えるというファブリーズを全身に浴びときますね。(ザテレビジョン・取材・文=蒼野星流)

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