レッド・ウォーリアーズが魅せたWSWINGIN’ DAZEという名のマジカル・トリップ・ショーWオーディエンスの熱狂は、ラストの大合唱へ

レッド・ウォーリアーズが魅せたWSWINGIN’ DAZEという名のマジカル・トリップ・ショーWオーディエンスの熱狂は、ラストの大合唱へ

レッド・ウォーリアーズが魅せたWSWINGIN’ DAZEという名のマジカル・トリップ・ショーW

今年1月、突然の完全復活と同時に発表された『WSWINGIN’ DAZEW21st CENTURY リリース30周年完全版ライブ』が、6月15日、16日の2日間(3公演)、恵比寿のリキッドルームで開催。このライブは、1989年に発表されたアルバム『Swingin’ Daze』の再現ライブであり、ファンが永年待ち望んだ公演。今回、6月16日に開催された最終ステージの模様をレポートする!

『レッド・ウォーリアーズは、こんな凄いロックバンドだったのか…』というのがライブを観終えての率直な感想だった。これまで幾度となくRed’sのライブを観る機会はあったのだが、これほど壮大で壮麗で優雅な世界観を表現するRed’sに遭遇するのは初めての体験でもあり、とてつもない快楽ライブを堪能できた。良い意味で裏切られ、圧倒され、深く惹きこまれてゆく、まさにWマジカル・トリップWなショー。完全にノックアウトである。

会場に流れるビートルズのBGMがフェイドアウトすると、待ちに待ったショーが「Dolls」で幕を開ける。紗幕の向こうに、60年代サイケデリック風な衣装のメンバーが現れ演奏が始まると、会場に歓声の渦が巻き起こり、オーディエンスの期待感が一気に高まってゆく。ヴェネチアンマスクを着け、黒マントを纏ったダイアモンド?ユカイは、まるで「SYMPATHY FOR THE DEVIL」に登場するルシファーのようだ。

ビートルズのWサージェント・ペパーズWやストーンズのWサタニック・マジェスティーズWそしてWロックンロール・サーカスW。そうした世界観が漂うなか、アルバム『Swingin’ Daze』の楽曲が30年という時空を超え、鮮やかに再現されてゆく。本編の「Dolls」から「Golden Days」まで、ユカイはMCを一切挟まず、代わりにポエトリーリーディングによるブリッジで、楽曲それぞれの世界観をひとつの映画のように紡いでゆく。木暮WshakeW武彦のサイケデリック調でソリッドなギタープレイは、まるで"マジカル・トリップ・ショー"の指揮者のようでもあり、奏でる様々なギタープレイは、オーディエンスたちにある種のトランスを生み出しているように見える。そうしたプレイを支えるかのように、小川キヨシはショー全体に漂う鼓動、吐息にも似たベース音を刻み、大きなうねりを作り出してゆく。

そうしたコンセプチュアルな演奏が繰り広げられるなか、ショーをさらなるWマジカル・ワールドWへと誘ってくれたのはW色彩Wによる視覚的演出だろう。W光遊びクラブWがステージ袖やPA席といった四方から、楽曲のストーリーに呼応したかのような色彩で照明演出を加える一方、Wハラタアツシ氏Wによるリキッドライトが、演奏とシンクロした生き物のように、メンバーとステージ全体に絡みついてゆく。そんな色彩演出で酔わされたオーディエンスはWロック・オペラ的な世界Wへ、引きずり込まれてゆくように見える。

アルバム『Swingin’ Daze』が発売された当時は、バンドの解散が見え隠れしていた時期でもあり、ある意味、冷静にこの作品を受け止める事が難しかった。しかし、今回のライブで聴く楽曲、演奏には当時のような悲壮感は全く無く、完全復活を宣言したRed’sの未来を明るく照らすW期待感に満ちた空気Wが全体にたゆたい続け、ショーを締めくくるラストソング「Golden Days」が披露されると、本編“マジカル・トリップ・ショー“が幕を閉じた。

鳴りやまないアンコール、オーディエンスの歓声が続くなか、登場したメンバーは一転!いつものロックなRed’sの雰囲気に戻っている。本編でほぼMCのなかったユカイが、すでにヒートアップしたオーディエンスをブルースで煽ってゆくと、マディ・ウォーターズを彷彿とさせるshakeのギター、三国義貴のピアノがさらに会場を熱くしてゆく。ユカイのブルースハープが冴えまくる「Mr.Woman」、バラの花が会場を舞う「バラとワイン」、疾走感あふれる「Foolish Gambler」と続き、最強のロック&ライブバンド、レッド・ウォーリアーズの本領が発揮。

ダブルアンコールでは、最高潮に達したオーディエンス全員が間違いなく待ち望んでいたであろう「Shock Me」を披露した後、ユカイがメンバー全員を紹介。「今日はありがとう。30年が経って『Swingin’ Daze』をこうしてライブできると思わなかった。愛し続けてくれた皆のおかげです。」と感謝の気持ちを伝え、アンコールのラスト曲「Casino Drive」をオーディエンスとともに大合唱、会場にいる全員の熱狂はピークに到達する。全演奏終了後、オーディエンスの熱気に応えるかのように、木暮WshakeW武彦が「どうもありがとう。(Swingin’ Dazeが)解散の時期に重なって寂しい思いをさせたね。でも30年後にこうしてライブができて最高でした!」と感謝の気持ちを伝え、2部構成による壮大なロックンロール・ショーはその幕を閉じた。

『Sunday Sunshine』がBGMとして流れるなか、メンバーはステージ袖に消えてゆく。メンバーがステージから消えても、オーディエンスは誰一人帰る気配を見せず、自然発生的に『Sunday Sunshine』の大合唱が巻き起こる..そんな感動的なシーンにも圧倒されてしまう。Red’sとファン、この熱く深い絆、とても素敵じゃないか!(ザテレビジョン)

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