<試写室>「ボイス 110緊急指令室」緊迫したシーンの中に“希望”が見える

<試写室>「ボイス 110緊急指令室」緊迫したシーンの中に“希望”が見える

「ボイス 110緊急指令室」第1話より

7月13日(土)にスタートする唐沢寿明主演ドラマ「ボイス 110緊急指令室」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)。

本作は、警察の緊急指令室を舞台に、妻を殺された敏腕刑事・樋口(唐沢寿明)と父を殺された声紋分析官・橘(真木よう子)が、通報による声を手掛かりに事件解決に挑む。「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」するべく、通報からの10分間が被害者の生死を分けるキーとなる“タイムリミットサスペンス”だ。

今回、WEBザテレビジョンでは「ボイス 110緊急指令室」を事前に視聴。オリジナルレビューで番組の魅力を紹介していく。

■ 第1話あらすじ

港東署の敏腕刑事・樋口彰吾の妻・未希(菊池桃子)が、鈍器で顔面を殴打されるという残虐な方法で殺害される。未希は殺害される直前、緊急指令室に電話で助けを求めたが、その際に指令室は機能しなかった。それどころか、妻にかけ直した電話の音で、犯人にその居場所を分からせてしまうという失態を犯した。

樋口はその頃、別の事件の逃亡犯を追いかけており、全てが終わった後にその絶望的な事実を知る。捜査の結果、逮捕された被告人・相良卓也に対する裁判が行われた。相良の家から被害者の服が見つかったため、犯人に間違いないと思われていた。

しかし、妻からの通報を受けた緊急指令室員・橘ひかりが証人として出廷すると、予想に反して「事件の時に聞こえた犯人の声が、相良とは違う」と証言。さらに、顎からカチカチと微かな音が漏れていたと言い、あくまでも犯人は別にいると主張した。結果、相良は保釈後に逃亡し、事件は未解決となる。

それから3年。妻を亡くして無気力になった樋口は、交番勤務をしていた。一方、橘ひかりは科捜研勤務を経て、緊急指令室の室長に着任した。それを知った樋口は、指令室に乗り込み、ひかりを問い詰める。

その時、緊急指令室へ一件の通報が入る。それは、拉致被害にあった若い女性から助けを求める電話だった。

■ 緊迫したシーンの連続

見終わった直後、「はー」と息をつきたくなるくらい、息を詰めて見入ってしまう第1話だった。

本作は、舞台が“緊急指令室”で、なおかつ“タイムリミットサスペンス”というだけあり、とにかくスピード感がすごい。息つく暇もないくらい、ハラハラドキドキさせられっぱなし。

冒頭で、唐沢さん演じる樋口が犯人をなぎ倒す爽快なアクションシーンがあるかと思えば、同時進行で樋口の妻・未希が殺人鬼に追われるスリリングな場面に。未希は必死で逃げるものの、捕まってしまい、残虐な殺され方をしてしまう…というシーンは思わず目を覆いたくなる。

そして、未希が殺されてしまったという事実を、樋口に伝えなければならない後輩・石川(増田貴久)の心苦しそうな表情や、現場に駆け付けた樋口のとる行動、ドラマの序盤から胸を締め付けられる展開が待っている。

■ 恐怖感の中に感じられる“希望”

また、既に情報解禁されているが、第1話の誘拐犯役は、ラッパーの般若さん。これがもうハマり役。カッと開いた目と、その眼力の強さが恐怖心を掻き立てる上、ニヤッと笑う不気味な表情もドラマのスパイスになっている。

そんな誘拐犯に追われている女子大生からの電話を応対するのが、真木さん演じるひかり。

本作のどの場面でも感じられるのだが、真木さんの低くて落ち着いた声で語られるせりふには、ものすごい安心感と説得力がある。「この人の言うことに従えば大丈夫だ」と信頼できる力強い声。緊迫した状況で助けを求めて電話をかけた被害者が、あの声を聞いたらとても心強く、希望が持てるはず。

ハラハラドキドキの展開で、冷静さを持った彼女の声は、視聴者の張り詰めた気持ちも少しばかり緩めてくれる存在になるだろう。(ザテレビジョン・文=あゆ)

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