「サウナーマン―」主演・眞島秀和「まさか40代になっても初めての経験ができるなんて、本当にありがたいなって思います」

「サウナーマン―」主演・眞島秀和「まさか40代になっても初めての経験ができるなんて、本当にありがたいなって思います」

セットに入ってあいさつをすると「いらっしゃいませ」と眞島さん

個性的なキャラクターたちがサウナを舞台に“裸の付き合い”を繰り広げる異色ドラマ「サウナーマン〜汗か涙かわからない〜」が、8月25日(日)からABCテレビで放送スタート。10年間涙を流していない主人公・黒柳ヨシトモを中心に、サラリーマンや役者志望のイケメン、刑事ら客たちの悲喜こもごもをコメディータッチで描いていく。

今回、主人公のヨシトモを演じる眞島秀和に、“基本、ほぼ裸”という収録現場の思い出や、番組の見どころなどを語ってもらった。

■ “サウナー”ではないけどサウナにはよく行きます

――本作の主演が決まったときの感想から教えてください。

「最近、サウナが流行っているということは知っていたのですが、まさか自分が主人公でサウナのドラマをつくる、ということに驚きました。ただ、サウナの面白さとかサウナの魅力を伝えるドラマというより、登場人物の人間ドラマにスポットを当てたハートフルコメディーということを知り、それは面白いなと思いました」

――サウナ自体はよく行かれていたのですか?

「月に数回は行きますが、巷で言われている“サウナー”(サウナをこよなく愛する人々の名称)ってほどではないですね。リフレッシュにもなるしストレス解消にもなるので行くっていう程度です。行ったら、7.8分ほど入って、水風呂に浸かり、休憩する…。この基本形を3セット繰り返す。まぁ、そんなに特別なことをしていないですよ。常連が集まったら、彼らみたいに楽しそうに話し合ったりするのかもしれないですが、そこまで常連ではないですし(笑)。ほどほどに楽しんでいます」

■ 撮影現場は常に“裸”。体づくりをせずに素を見せます!

――今回の撮影現場は文字通り“裸の付き合い”ということで、撮影中はほぼ裸と聞いたのですが…。

「通常、ドラマに入る前に役柄で着る衣装を合わせる衣装合わせという工程があり、それは今回もあったのですが、行ったら、『今回は、衣装はありません!』って言われて(笑)。そりゃそうなんですよ。基本、裸しか出てこないから。なので、衣装合わせは、タオル合わせになり、タオルの丈の長さや色などベストなものを選びました(笑)」

――裸が衣装ということですね。今回のために“体づくり”など事前準備をされましたか?

「今回のヨシトモという役は、ほぼ実年齢。そして彼は40歳を過ぎているのに脚本家を目指している人。なのであえて体はつくらず、そのままの姿を見せようと思いました」

――以前はバランスボールなどして体力づくりをされていると聞いたことがあったのですが、そのような日々の運動もされてないのですか?

「はい。ちなみに最近はバランスボールに全く乗っていません。家の片隅にはあるんですが、今は、小さくしていて(笑)。それでもいつもは運動不足にならない程度に体力維持の運動をしていたのですが、今回はそれすらもやめています。もう素のままですよ(笑)」

■ 裸の付き合いだからか、みんなの心が一つになりました!

――眞島さんだけではなく、サラリーマン・シューイチを演じた山中崇さんなど共演者の方々も裸で出演。現場の雰囲気はどのような感じですか?

「(山中)崇とは久々なんですが、すごく楽しい現場ですね。サウナという一つのシチュエーションで行うドラマなので、みんなの息を合わせなければよくならないんですが、そんな心配もなく楽しく芝居ができています。裸だからこそ心の距離が近くなったのかな? なんか、みんなと分かり合えた気がするんですよ」

――裸の付き合いだからこそ生まれるチームワークですね! 裸だからこそ大変なことなどありますか?

「それが意外と体力を削られるというか…。ここまで長いこと裸でいることって生まれて初めての出来事で。海に行ってもプールに行っても、せめて半日じゃないですか。それがほぼ1日中ですから(笑)。一応、ガウンがあるので食事休憩のときは着ますが、カメラチェックくらいだとそのままですし。まぁ新しい発見がたくさんあります。まさか40代になっても初めての経験ができるなんて、本当にありがたいなって思います」

■ 個性派のゲストがキャラの濃〜い人物を演じています――本作は、映画「箱入り息子の恋」や「台風家族」などの市井昌秀監督が脚本と演出を担当。1回につき3話オムニバスで放送されますが、かなり濃い内容になっていますね。

「もう何じゃこれ?っていう話も多くて(笑)。クスッと笑ったり、何とも言えない感じで終わっていったりするシュールな笑いの回もあったりと、バラエティーにあふれています。現場でも、市井さんが淡々といろいろ考えてくださるので、台本で読むよりも撮影現場の方が面白く、そしてヘンなことをやっているなって思うときがあります(笑)。現場で演出をつけていただくと、こんなヘンことがアリになって面白くなる、というか…。ぜひ見てそのおかしさに気づいていただきたいです」

――でんでんさんやブラザートムさん、六平直政さん、ラグビー選手の山田章仁さんなど個性派のゲストも気になるところですが…。

「みんな強烈ですよ! でんでんさんはかなり笑えます。ただ今回は、個性派俳優さん以外に猪塚健太くんらイケメン俳優さんもゲストできていただいているんです。そんな彼らが他の現場では決してやらされないようなことをやらされていて…。他人事だからいいんですが、ちょっと心配になりますね(笑)」

――そんな驚くようなキャラクターを目の前で見ているとき、眞島さんはどうされていたのですか?

「ヨシトモは感情を表に出さない設定なので、真顔でいなければいけないのがつらかったです。いつもはどちらかといえばリアクションをする側にいるので、本当にうずうずしました。なので、真顔でいる姿は見てもらいたいかも。あと崇が本当にイキイキと自由にやっているんですよ。それがうらやましかったです」

――では一人で出演しているオープニングシーンは心が休まった感じですか?

「オープニングを初日に撮ったんですよ。僕、どんな撮影でも撮影初日の前日は眠れなくて…。それは今回も同じでしたね。ただ、オープニングは面白いです! とてもアナログな撮影の方法なのですが、それが味になっていて…。まぁその後、毎日のようにキャラの濃いゲストとお芝居をしているため、それも遠い記憶ですが(笑)。でもかなり面白いと思います」

■ 僕は相談もされないししないかな。やっぱり人は人ですから

――演じるヨシトモは、涙することも笑うことも忘れてしまった男性です。眞島さんは普段泣くことはありますか?

「そりゃもちろん泣くことはありますよ。ただ、最近何で?と聞かれたら全く思い出せませんが(笑)。でも動物系のドキュメンタリーは見ていると泣けてきますね。ちなみに僕も昔、ヨシトモのように全然泣けなかったんですよ。でもやっぱり歳のせいですかね。年々涙もろくなっています」

――ヨシトモら登場人物はサウナの中で人生相談を繰り広げていますが、人から相談されたり相談したりするタイプですか?

「人に相談はされないですね。そして基本、相談もしないです。人に言ったところでどこまで分かってくれるんだろうって心のどこかで思っているところがあるんだと思います(笑)。そのあたりが見え隠れするからか、相談もされないのかな(笑)。でもそれでいいんです」

――では最後にドラマの見どころを教えてください。

「最初は人間ドラマの方が強いのかな?と思っていたら、とんでもない。ハチャメチャなキャラクターが次から次へと出てきます。もう、何でもアリの状態(笑)。でも本作は深夜に放送されるので、そこが逆にいいかな〜って思います。夜中にヘンなものがやっている…と目に留めてもらって、そこから面白い!と感じていただければ。あまり見たことがないドラマだと思うので、ぜひ楽しんでください!!」(ザテレビジョン・取材・文=玉置晴子)

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